家でも出先でも工事不要でWiFiを使えるポケット型Wi-Fiで人気のWiMAX。
検討している方も多いのではないでしょうか。でも契約方法がイマイチ分からない…
申し込みにあたって不安に感じている方に、今回は、WiMAXの契約の流れや注意点について徹底調査しました。
またWiMAXでおすすめのプロバイダやお得に申し込む方法はあるのかについても分かりやすく説明いたします。
WiMAXの利用を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
※本記事は2024/3/1時点の情報です。詳細は各公式ページをご参照ください。
目次
WiMAXの主な契約方法とは?
WiMAXは実店舗でもネットでも簡単に契約でき、幅広い契約方法から自分の好きな方法を選べます。
どの契約方法を選んでも、通信速度・提供エリアなどは変わりません。
しかし、各契約窓口が実施しているキャンペーン内容はさまざま。
中には、節約したい方や押しに弱い方にはおすすめできないモノもあるので要注意です。
まずはWiMAX申し込み窓口それぞれのメリット・デメリットについて知っておきましょう。
実店舗で契約する
【メリット】
・店員に不明点をすぐ聞ける
・契約後、商品がすぐ手に入る
【デメリット】
・月額料金が高め
実店舗で契約するメリットは、店員が常駐している点・商品がすぐに手に入る点です。
よくわからないことがあればすぐに聞けるので、初めて契約する方にもおすすめ。
また、その日の内にWi-Fiが必要という方も、店舗に行って契約すればすぐにWiMAXを手に入れられます。
しかし、店員が常駐している点はデメリットにもなるので要注意。
特に押しに弱い方にはおすすめできません。
家電量販店
WiMAXは家電量販店にあるUQショップなどで契約・購入できます。
5万円キャッシュバックキャンペーンなどを実施しているケースもあり、買い物ついでに寄れるのが魅力です。
ただ、キャッシュバック額が高いと、月額料金を高めに設定しているおそれがあります。
契約プランによっては月額料金を1,000円以上高くしている場合もあるので要注意です。
auショップ
auユーザーの方は、auショップからでも手軽にWiMAXを契約できます。
機種変更などのついでに申し込みでき、商品を当日中に受け取れるのが魅力です。
ただ、基本的に定額での契約で、キャッシュバック額・特典も少ないのがネック。
加えて休日はショップが混みやすいので、契約が完了するまでに時間がかかります。
実店舗での契約にこだわる方・価格重視の方には、むしろ家電量販店の方がおすすめです。
また、auショップの店員は営業がきついことも多いので、押しに弱い方・営業されたくない方は避けてもよいでしょう。
CATVの店舗
WiMAXはケーブルテレビの実店舗からでも契約できます。
ケーブルテレビは、WiMAXとのセット割を実施しているのが魅力。
ただ、ケーブルテレビとのセット割は、トータルするとそれほど安くならないため注意しましょう。
セット割は、ケーブルテレビとWiMAXの請求を1つにまとめたい方におすすめです。
また、ケーブルテレビは契約後のサポート体制について評価が低く、機器の故障・トラブルなどを考えるとおすすめできません。
特にJ:COMのサポートの評価が低いので、ケーブルテレビからの契約を検討中の方は、解約手順・トラブル時のサポート・故障時の補償などについて今一度確認しておきましょう。
ネットから契約する
【メリット】
・好きな時間にどこからでも契約できる
・実店舗より安く契約できるケースが多い
【デメリット】
・商品が手に入るまでに時間がかかる
WiMAXは、スマホやPCが1台あれば時間・場所に関係なく契約できます。
店員の目や営業トークを気にせず、マイペースに必要な情報を調べて契約したい方におすすめ。
また、実店舗よりお得なキャンペーンを実施しているケースが多いので、より安く契約したい方にもおすすめです。
ただ、ネットで契約した場合は、商品が手元に届くまでに時間がかかります。
料金は高くなるものの、今すぐ端末を手に入れる必要がある場合は実店舗で契約する方がおすすめです。
公式サイト
サポート重視の方には、UQ公式サイトからWiMAXを契約するのがおすすめです。
UQサポートセンターは専用の窓口を設けており、9:00~21:00の間ならいつでも問い合わせられます。
フリーダイヤルなので、携帯電話の方も通話料がかかりません。
ただ、公式サイトは安くならないのが難点。
基本的にキャンペーンはなく定額で販売しているので、できるだけ安く契約したい方は各プロバイダなどの窓口を検討しましょう。
各プロバイダ
価格重視の方には各プロバイダ経由で契約するのがおすすめです。
プロバイダはキャンペーンを実施する頻度が高く、キャッシュバック額も比較的高いため費用を抑えて契約できます。
ただ、どのプロバイダを選ぶかによって価格が大きく変わるので要注意。
また、キャッシュバックのハードルが高い場合も多く、契約前によく吟味する必要があります。
価格.com
WiMAXは、大手比較サイトの価格.comからでも契約できます。
価格.comでは実店舗よりも安く契約できるのがメリット。
ただ、各プロバイダ経由で契約した方がさらに費用を抑えられます。
また、価格.comから申し込んだ場合、最大10,000円近く解約金が高くなるのがデメリットです。
さらに、選択できるプロバイダが限定されていたりキャンペーンが少なかったりもするので、価格重視でネットからの申し込みを検討中の方にはおすすめできません。
一番お得に申し込む方法はプロバイダ経由!
WiMAXの契約方法は実店舗とネットの2通りあり、契約窓口は大きく以下の6種類に分けられます。
・家電量販店
・auショップ
・CATVの店舗
・公式サイト
・価格.com
・各プロバイダ
中でもできるだけ安くWiMAXを契約したい方には、各プロバイダ経由の契約がおすすめです。
ネット上で契約するため商品が手元に届くまで時間がかかりますが、実店舗や公式サイトよりも安く契約できます。
WiMAX契約までの流れとは?
WiMAXは以下のような流れで契約します。
①契約プランの決定
②WiMAXルーターの選定
③プロバイダ契約に申し込む
④利用開始
どこのプロバイダを選ぶ場合も、この流れで申し込むのが一般的です。
どれも簡単な手続きなので、細かい文字を読みたくない方も安心。
それぞれについて詳しくご紹介します。
契約プランの決定
WiMAXには2つの契約プランがあります。
【通常プラン】
1か月間でデータ量が7GBを超えると128kbpsの通信速度制限がかかるプラン。
【ギガ放題プラン】
1か月間のデータ容量に制限がないプラン。
ちなみに、7GBをメール数・サイト閲覧数などで例えた数字は以下の通りです。
・メール:268万通
・サイト閲覧:7,200ページ
・動画視聴時間:4.5時間
・音楽ダウンロード:255曲
メール・電話・簡単な調べモノなど、必要最低限しか使わない方には『通常プラン』がおすすめ。
一方、よく動画を観る方やオンラインゲームをする方には『ギガ放題プラン』がおすすめです。
それぞれのライフスタイルに合わせて選びましょう。
WiMAXルーターの選定
契約プランを決めた後は実際に利用する機種を決めましょう。
WiMAXではモバイルタイプの『W05』『W06』と、ホームタイプの『HOME01』を取り扱っています。
自宅や店舗に常設する場合は『HOME01』がおすすめですが、持ち歩く場合は『W06』『W05』の2つから選びましょう。
それぞれのスペックは以下の通りです。
W06 | W05 | |
発売日 | 2019年1月25日 | 2018年11月1日 |
下り最大通信速度 | 558Mbps LTE利用時867Mbps | 440Mbps |
上り最大通信速度 | 75Mbps | 30Mbps |
最長連続使用時間 | 11時間40分 | 14時間 |
おすすめは下り最大558Mbps・上り最大75Mbpsの『W06』です。
通信速度が速いのでより快適にネットを利用できます。
上り最大通信速度も速くなっているため、動画などのアップロードも快適です。
ただ、W05の方がバッテリー持ちに優れているので、長時間持ち歩く方はW05も検討しましょう。
フリマアプリやオークションなどでは中古のWiMAXを安く入手できますが、あまりおすすめできません。
中古品は保証が効かないため、万が一故障した場合は捨てるか高額な修理代を払う必要があるからです。
今すぐ必要な場合や、すぐに壊れることを承知の上で購入する場合は中古品でもよいですが、2~3年以上使う場合はバッテリー持ちがよく保証も付いている新品をおすすめします。
プロバイダと契約する
プラン・機種を決めたら、最後に申し込み窓口となるプロバイダを決めましょう。
各プロバイダは月額料金・実施キャンペーン・キャッシュバック額・サービス・解約金などが異なります。
なお、どのプロバイダと契約してもルーター自体の性能や通信速度などは変わりません。
契約先のプロバイダを選ぶ際は、主に料金に注目して選びましょう。
利用開始
プロバイダとの契約後に端末が届き、説明書に従って接続すればすぐに利用できます。
端末の保証書が同封されている場合もあるので保管しておきましょう。
また、キャッシュバックキャンペーンに申し込んだ場合、利用開始後に手続きが必要になるケースもあります。
キャンペーンに申し込む際は必ず適用条件を確認し、必要な手続きを忘れないようにしましょう。
WiMAXでおすすめのプロバイダとは?徹底比較!
WiMAXはプロバイダから契約するのが最もおすすめですが、各プロバイダが実施しているキャンペーンはさまざま。
最も安い窓口を選べば数万円も節約できる可能性があります。
そこで、WiMAXを取り扱っているプロバイダを徹底比較!
各プロバイダの特徴・価格・キャンペーンについてまとめているので、WiMAXの契約先を選ぶ際の参考にしてください。
特徴 | 価格 | キャンペーン | |
Broad WiMAX | おすすめNo.1!違約金の負担をしてほしい方におすすめ。月々の料金を安く抑えたい人におすすめ | 3,931円 | Web購入&クレカ払いで初期費用18,857円割引。端末代全種0円 |
@nifty WiMAX | @nifty会員は別途プロバイダ料がかからないため、固定回線などで@niftyを利用している方・利用予定の方におすすめ。※新規受付を終了しています。 | 4,610円 | なし |
UQ WiMAX | 公式サイトの安心感があり、サポートが手厚い。 | 4,268円 | ・1,105円の「au 4G LTE通信」が永年無料 |
BIGLOBE WiMAX | 口座振替でもキャッシュバックや月額割引が適用される。 | 4,378円 | 月額料金割引 |
So-net WiMAX | 大手ソニーが運営している安心感があり、月額料金が安く端末も実質無料。 | 4,444円 | 月額最大1,515円割引キャンペーン |
BIC WiMAX | ビックカメラが運営するプロバイダで、ビックカメラの店舗で契約したい方におすすめ。 | 4,268円 | なし |
※『価格』項目は3年間利用した場合の月額平均です。キャッシュバック額などは考慮していません。
WiMAX契約時の注意点
WiMAXを契約する際は以下の点に注意しましょう。
・サービスエリア
・解約時の違約金・手数料
・キャッシュバックの適用条件
サービスエリアを確認する
WiMAXを使用できるサービスエリアは広く、拡大を続けています。
しかし、山間部などは通じにくいケースが多いので要注意です。
WiMAXを契約する前に、使用場所がサービスエリア内か確認しておきましょう。
サービスエリアマップはUQの公式サイトから確認できます。
カフェや仕事先など、自宅以外で使用する可能性が高い場所もチェックしておくと安心です。
なお、集合住宅・地下鉄など障壁が多い場所では、サービスエリア内でも通信しにくくなるおそれがある点に留意しておきましょう。
地下鉄を利用することが多い方は、よりつながりやすい「au 4G LTE通信」の利用がおすすめ。
集合住宅で使用する場合は小型基地局の利用も検討しましょう。
解約時に違約金や手数料がかかるか確認する
WiMAXは2~3年の契約プランがほとんどで、長期間使用することが前提となっています。
1年や数か月など短期間で解約すると、高い解約料が必要となることも多いので注意しましょう。
WiMAXの解約金は各申し込み窓口ごとに異なっており、大抵の場合10,000円前後かかります。
1年以内に解約:20,900~27,280円
更新月の翌月以降に解約:5,500~10,450円
解約金・違約金を支払わずに解約するためには、契約更新月に解約する必要があります。
なお、契約更新月の定義は各申し込み窓口で異なるので必ず確認しておきましょう。
契約更新月を忘れてしまった方は、サポートセンターへ連絡するか、マイページで確認するのがおすすめです。
キャッシュバックの受け取り方を確認する
WiMAXの各申し込み窓口は、集客のためにさまざまなキャンペーンを実施しています。
しかし、一見お得に見えても実際はあまりお得でないケースも多いため注意しましょう。
例えばキャッシュバックを受け取るまでのハードルが著しく高いケースです。
有料オプション加入・アンケート記入・メールへの返信・11か月以上の使用・指定期限内の申し込みなど、さまざまな条件を課している場合があります。
高額なキャッシュバックでも、受け取るための適用条件が簡単なモノの方が確実に受け取れます。
キャッシュバックを受け取る際は以下のポイントに注目しておきましょう。
・自分が契約するプランに適用されるキャッシュバック額
・キャッシュバックの振り込み時期
・キャッシュバック手続きの期間に余裕があるか
・有料オプションへ加入する必要がないか
特に『最大』という言葉が付く場合は、プラン内容や契約端末によってキャッシュバック額が大幅に下がるため要注意です。
まとめ
WiMAXはほとんど全国で使える便利な端末です。
契約窓口も多く、実店舗・ネットなどさまざまな窓口から選べます。
中でもおすすめなのはネット上で各プロバイダを通して契約する方法。
各プロバイダはお得なキャンペーンを実施していることが多く、より節約したい方におすすめです。
ただ、プロバイダによっては解約金・違約金を高くしているケースやキャッシュバック条件が難しいケースがあるので要注意。
WiMAXは大抵の場合、2~3年間利用することになるサービスです。
契約前に月額料金の安さ・サポート体制・スタッフ対応などを十分吟味しておきましょう。