楽天モバイルとpovoはどちらもおすすめの格安SIMで、特徴が全く異なるためおすすめできる人も異なります。
本記事では、様々な点から楽天モバイルとpovoを比較し、それぞれどういう方におすすめなのかを解説します。
ゴリラ
1台のスマホで楽天モバイルとpovoを利用するデュアルSIMについても解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
また、楽天モバイルでiPhone 15を使いたい!という方はこちらもご参照ください。
楽天モバイルを無料で運用する方法を紹介した記事もあるのであわせてご覧いただければと思います。
楽天モバイルのおすすめ機種を知りたい方は「楽天モバイルおすすめ機種」記事、楽天モバイルのデメリットが気になる方は「楽天モバイルデメリット」記事もご用意しています。
キャリア | 特徴 | 公式サイト |
---|---|---|
楽天モバイル | 月額3,278円(税込)でデータ無制限 多彩なキャンペーンでお得に利用 「Rakuten Link」の利用で通話料無料 | 楽天モバイル公式サイト |
povo | 月額基本料金0円 auの安定した回線を利用 事務手数料も基本的に無料 | povo公式サイト |
楽天モバイルとpovoの違いを徹底比較
楽天モバイルとpovoの違いを、以下の観点から徹底比較していきます。
- 楽天モバイルとpovoの料金プランを比較
- 楽天モバイルとpovoの通信速度を比較
- 楽天モバイルとpovoの両方で購入出来る機種を比較
- 楽天モバイルとpovoの事務手数料の比較
- 楽天モバイルとpovoのサポート・問い合わせ対応の比較
- 楽天モバイルとpovoのキャンペーンを比較
楽天モバイルとpovoの料金プランを比較
楽天モバイルの料金は使った分だけ費用がかかる従量制を採用しています。
楽天モバイル | povo |
---|---|
3GBまで:月額1,078円 20GBまで:月額2,178円 無制限:月額3,278円 | 基本料金0円データ使い放題:330円/24時間 データ追加1GB:390円/7日・1,260円/180日 データ追加3GB:990円/30日 データ追加20GB:2,700円/30日 データ追加60GB:6,490円/90日 データ追加120GB:21,600円/365日 データ追加150GB:12,980円/180日 データ追加300GB:9,834円/90日・24,800円/365日 データ使い放題:9,834円/7日×12回 DAZN使い放題パック:1,145円/7日 |
プランは3GBまでと20GBまで、データ無制限の3つがあり、どれだけ使っても月額3,278円(税込)しかかからずお得です。
一方、povoは月額基本料金が0円で、必要に応じてデータ容量を追加していく料金体系となっています。
1GB390円(税込)から、最大150GBまで追加可能です。
また、データ容量を追加しなければ料金を支払わなくて良いため、使用頻度が高くない2台目のスマホとしての利用もおすすめです。
楽天モバイルとpovoの通信速度を比較
回線速度 | 楽天モバイル | povo |
---|---|---|
平均アップロード速度 | 29.63Mbps | 13.64Mbps |
平均ダウンロード速度 | 101.77Mbps | 79.01Mbps |
通信速度の比較表からお分かりかと思いますが、povoはau回線を利用した格安SIMであるため、楽天モバイルよりも通信が安定しています。
また、「つながる取り組み | エリア:スマートフォン | au」によると、全国に基地局があるauは人口カバー率が99.9%を誇ります。
一方、楽天モバイルも基地局の整備を進めてはいますが、「楽天モバイル、楽天モバイルエリアの4G人口カバー率が96%に到達」によると、2022年2月時点では96%にとどまっています。
そのため、一部エリアでは楽天回線が利用できず、パートナー回線としてau回線につながる場合もあるのです。
ただし、au回線を利用していても、auやpovoに比べて通信速度が遅くなる場合がある点にはご注意ください。
とはいえ、楽天モバイルも著しく通信速度が遅いわけではないため、日常的に利用する分には大きな影響はないでしょう。
2つのキャリアを比較した料金シミュレーションについては「楽天モバイル シミュレーション」記事でもご紹介しています。
楽天モバイルとpovoの両方で購入出来る機種を比較
楽天モバイル | povo |
---|---|
iPhone 16 Pro Max iPhone 16 Pro iPhone 16 Plus iPhone 16 iPhone 15 Pro Max iPhone 15 Pro iPhone 15 Plus iPhone 15 iPhone 14 Pro Max iPhone 14 Pro iPhone 14 Plus iPhone 14 iPhone 13 iPhone 13 mini iPhone SE(第3世代) Galaxy S23 Galaxy A23 5G Xperia 5 IV Galaxy Z Flip4 Xperia 10 IV OPPO Reno7 A Redmi Note 11 Pro 5G OPPO A55s 5G OPPO Reno5 A AQUOS sense7 AQUOS sense6 AQUOS sense6s AQUOS wish AQUOS zero6 | au Online Shopで購入 |
ご覧のように楽天モバイルでは選択肢が多く、iPhoneも Androidスマホ幅広い機種からスマホをお選びいただけます。
しかも楽天モバイルで販売されているスマホは大手キャリアよりも安く販売されていることが多い上、割引キャンペーンも充実しているため、お得に購入できるでしょう。
一方povoではスマホの取り扱いがないため、au Online Shopで購入する必要があります。
au Online Shopで購入する場合、少し手間がかかりますが、楽天モバイルよりも多くの機種が用意されているメリットがあります。
割引キャンペーンも充実しているので、楽天モバイル同様安価で購入できる場合も多いです。
楽天モバイルやau Online Shopで最新iPhoneの購入を検討されている方は、こちらも参考にご覧ください。
楽天モバイルとpovoの事務手数料の比較
楽天モバイル | povo |
---|---|
名義変更手数料:承継のみ3,300円(税込) 選べる電話番号サービス:1,100円(税込) 送料(アクセサリーのみの場合):900円(税込) 代金引換手数料:330円〜1,100円(税込) 口座振替手数料:110円(税込)/月 コンビニ支払い手数料:66円〜550円(税込) 電子決済サービス支払い手数料(ファミペイ請求書支払い):110円〜220円(税込) 電子決済サービス支払い手数料(楽天銀行コンビニ支払サービス):66円〜110円(税込) 請求書発行手数料:220円(税込) | 過去に1年以内に同一名義でpovo2.0を累計5回線以上申し込んだ方のみ、3,850円(税込)の契約事務手数料がかかる。 |
povoは、基本的に事務手数料がかからず、契約事務手数料や名義変更手数料などは不要です。
ただし、過去1年以内に同一名義で5回線以上申し込んだ方のみ、3,850円(税込)の契約事務手数料がかかります。
回線数は累計で計算されるので、キャンセルした回線も1つの回線としてカウントされるので注意してください。
一方の、楽天モバイルも多くの場合手数料は無料ですが、表にある通り、名義変更手数料や決済手数料など一部の手数料は有料です。
手数料はものによって66円〜3,300円(税込)と幅があるので、どの程度手数料がかかるかは事前に確認しておくとよいでしょう。
「楽天モバイル名義変更」についてもこちらで解説しているので気になる方は併せてご覧ください。
楽天モバイルとpovoのサポート・問い合わせ対応の比較
楽天モバイル | povo |
---|---|
お客様サポート チャット相談 カスタマーセンターへ電話 SIM利用停止・再開 専用窓口:0800-600-0500 他の電話番号は「メンバーズステーション」で確認トラブル解決ナビ スマホ操作遠隔サポート(月額550円(税込)) | お客さまサポート チャットサポート 料金相談 |
楽天モバイルにもpovoにも、よくある問い合わせ内容をまとめたページが用意されています。
そのため、お困りごとがある場合は、楽天モバイルはお客様サポート、povoはお客さまサポートを確認してみてください。
もしページを見ても解決できない場合はチャットでの相談も利用可能です。
楽天モバイルはチャット相談、povoはチャットサポートから相談できますので、気軽に利用してみてください。
また楽天モバイルには、電話窓口も用意されています。
SIM利用停止・再開に関する窓口の電話番号は「0800-600-0500」です。
他の窓口の電話番号については一般公開されていないため、「メンバーズステーション」でご確認ください。
一方、povoには料金相談を専用に扱うサポートがあります。
どのトッピングを付けるべきか相談に乗ってくれるため、povoの料金体系の中から適切なプランを選べます。
楽天モバイルとpovoのキャンペーンを比較
キャンペーン名 | 内容 | 終了日 |
---|---|---|
他社からお乗り換えでau PAY 残高還元キャンペーン! |
本キャンペーン期間中に他社からpovo2.0へ乗り換え(MNP)し、povoアカウントへau IDを連携のうえでSIMを有効化して7日後までに対象トッピングを購入すると、au PAY 残高に最大10,000円相当(不課税)が還元 | 未定 |
新規加入でデータボーナス5GB (3日間)プレゼント |
povo2.0へ新規加入(MNPも含む)&キャンペーンコード入力でデータボーナス5GB(3日間)プレゼント | 2024年10月31日 |
【ウェルカム】1GB(7日間)トッピング |
povo2.0へ新規加入(MNPも含む)かつ7日以内に「データ追加1GB(7日間)」トッピングを購入すると390円が100円! | 未定 |
対象トッピング購入でPontaポイントもらえる! |
povoアカウント&au ID連携で対象トッピング購入で販売価格の2%分のPontaポイントプレゼント | 未定 |
Pontaパス入会でギガゲット!キャンペーン |
Pontaパス(有料)に入会でデータ使い放題ボーナス(24時間)プレゼント | 未定 |
auスマートパスプレミアム入会でギガゲット!キャンペーン | 期間中にキャンペーンページの「auスマートパスプレミアムへ入会する」ボタンからauスマートパスプレミアムへ新規で入会すると、povo2.0で使えるデータ使い放題ボーナス(24時間)のプロモコードがもらえる | 未定 |
Google ストア限定 povo2.0 キャンペーン | キャンペーン期間中にGoogle ストアでスマートフォン、イヤホン、スマートウォッチ、スマートホーム等の対象商品の購入でpovoへの新規契約時に使えるキャンペーンコード【データ追加3GB(30日間)】をプレゼント | 未定 |
おともだち紹介キャンペーン |
紹介コードでおともだちに紹介&紹介された方が紹介コードからpovo2.0を新規契約でローソンお買い物券合計2,000円(500円×4回)がもらえる | 未定 |
povoおともだち紹介プログラム | povoの紹介で、紹介する方に最大30GB、紹介された方にデータボーナス100GB(3日間)とデータ使い放題(24時間)最大5回分プレゼント | 未定 |
楽天モバイルとpovoのキャンペーンを比較すると、楽天モバイルの方がより多くのキャンペーンを開催していることがわかります。
中には、楽天モバイルに申し込むだけで適用されるキャンペーンもあるため、かなりお得です。
とはいえ、povoも条件を満たせばお得に利用できるキャンペーンを複数開催しているので、適用条件に当てはまればお安く利用可能です。
特に楽天モバイルでは頻繁にキャンペーンが入れ替わるので、キャンペーン内容を逐一確認しておくと、よりお得に購入できるチャンスを得られるのではないでしょうか。
ぜひキャンペーンをうまく活用してくださいね。
楽天モバイルがおすすめな人
以下のような方には楽天モバイルがおすすめです。
- データ無制限を安いプランで利用したい人
- 国内通話料金を無料にしたい人
- 楽天経済圏で楽天ポイントを貯めてる人
データ無制限を安いプランで利用したい人
データ無制限を安いプランで利用したい方には楽天モバイルがおすすめです。
楽天回線エリアでは月額3,278円(税込)でデータ無制限を利用できるため、大手キャリアのデータ無制限より安く利用できます。
しかし、楽天回線エリアは日本全国をカバーできているわけではないので、楽天回線エリアが届かない場所ではau回線をパートナー回線として利用する形になります。
楽天回線エリアの対応エリアを知りたい方は「サービスエリアマップ」をご参照ください。
ちなみに2023年6月からはパートナー回線の制限が撤廃され、通信制限のストレスからは解放されました。
国内通話料金を無料にしたい人
国内通話料金を無料にしたい方には楽天モバイルがおすすめです。
通話料金は大手キャリアの場合22円(税込)/30秒もしくはかけ放題オプションなどを支払う必要があります。
楽天モバイルも通常の通話料金は22円(税込)/30秒ですが、「Rakuten Link」アプリを利用すれば、国内通話が無料になります。
「Rakuten Link」アプリは、LINE電話同様インターネット回線を通じた通話が可能なアプリです。
ただ、インターネット回線を通じた通話は、電話回線を利用した電話よりも通信品質が劣ったり途切れやすかったりするため、利用しづらいと感じる方もいらっしゃいますよね。
そういった電話回線を利用した通話をご希望の方は「15分(標準)通話かけ放題」のオプションをぜひご検討ください。
これは月額1,100円(税込)で15分以内の電話であれば追加料金なしで利用できるオプションで、今なら3ヶ月間無料で利用できます。
また、当然「Rakuten Link」アプリから発信しないと通話料がかかりますので、注意してください。
楽天経済圏で楽天ポイントを貯めてる人
楽天経済圏で楽天ポイントを貯めている方にも楽天モバイルがおすすめです。
楽天経済圏とは、日常生活で利用する様々なサービスを楽天グループで統一してポイントを貯めやすくするためのシステムです。
楽天モバイルユーザーは、楽天モバイルの料金支払でも楽天ポイントが貯まるほか、楽天市場でのポイント還元率が上がるなどの特典も受けられます。
例えば、楽天モバイルを毎月3GBまでしか利用しない場合、楽天ポイントを楽天市場などの利用で毎月1,078ポイントを貯めれば楽天モバイルを実質無料で使えるのです。
さらに楽天モバイルでは楽天カードと同時申込で適用できるキャンペーンも開催されているため、楽天のサービスを組み合わせることでよりポイントを貯めることが可能です。
このように、楽天モバイルは楽天経済圏で楽天ポイントを貯めている方にとって大変魅力的なキャリアです。
povoがおすすめな人
一方、以下のような方にはpovoがおすすめです。
- 月々のデータ通信容量を自分でカスタマイズしたい人
- インターネットなどWEBサイトの手続きができる人
- スマホ料金を安くしたいauユーザー
月々のデータ通信容量を自分でカスタマイズしたい人
月々のデータ通信容量を自分でカスタマイズしたい方にはpovoがおすすめです。
povoは一般的なキャリアのようなデータ容量に応じた料金体系ではありません。
基本料は0円で必要なトッピングに応じてプランを契約する料金体系が取られています。
トッピングには具体的に以下の種類があります。
GB数 | 金額 |
---|---|
使い放題(24時間)・7日間×12回 | 330円・9,834円 |
データ追加1GB(7日)・(180日間) | 390円・1,260円 |
データ追加3GB(30日間) | 990円 |
データ追加20GB(3日間) | 2,700円 |
データ追加60GB(90日間) | 6,490円 |
データ追加120GB(365日間) | 21,600円 |
データ追加150GB(180日間) | 12,980円 |
データ追加300GB(90日間)・(365日間) | 9,834円・24,800円 |
トッピングごとにデータ容量だけでなく有効期間も異なるため、ご自身の利用状況を確認した上で適切なデータ通信容量を選択してください。
インターネットなどWEBサイトの手続きができる人
インターネットなどWEBサイトの手続きができる方にもpovoはおすすめです。
povoはオンラインで申し込むプランなので、パソコンやスマホがあれば24時間いつでもどこからでも申し込みが可能です。
申し込みだけでなく、利用中のサポートもオンライン上のチャットで行われるため、WEBの利用に慣れている方には使いやすいキャリアです。
スマホ料金を安くしたいauユーザー
スマホ料金を安くしたいauユーザーにもpovoはおすすめです。
povoはauのサブブランドなので、au回線を利用した安定した通信が可能です。
しかも以下の表からわかるように、auよりも料金が安いので、スマホ料金を安くしたいと思っているauユーザーの方にぴったりなのです。
料金プラン | au | povo |
---|---|---|
1GB | 月額2,178円(税込) | 390円(税込)/7日 |
2GB | 月額3,278円(税込) | 990円(税込)/30日 |
3GB | 月額4,378円(税込) | 990円(税込)/30日 |
20GB | 月額4,928円(税込) | 2,700円(税込)/30日 |
povoの新規・MNPのお申し込みは「povo2.0アプリ」で簡単にお手続き!
- 下記の「povo|新規・MNPの方はこちら!」のボタンをクリックしてインストール
- 「利用契約・プライバシーポリシー」を読み「初めての方はこちら」をクリック
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- 「SIMタイプ」と「契約タイプ」を選択して申し込みを確認して申し込み完了
- \ 7日間データ使い放題キャンペーン開催中 /
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楽天モバイルとpovoをデュアルSIMで併用するお得な理由
楽天モバイルとpovoはデュアルSIMで併用することができます。
この項では、楽天モバイルとpovoをデュアルSIMで併用するとお得な理由を解説します。
- デュアルSIMとは
- 楽天モバイルとpovoをデュアルSIMで併用するデメリット
- 楽天モバイルとpovoをデュアルSIMで併用するメリット
- 楽天モバイルとpovoをデュアルSIMにした時の料金
デュアルSIMとは
デュアルSIMとは、1台のスマホに2つのSIMを挿入できる機能です。
デュアルSIMによって、SIMカードを2枚挿入できるタイプもあれば、SIMカードとeSIMを1つずつ利用できるタイプもあります。
デュアルSIMを利用することで1台のスマホで2つの電話番号を使えるため、LINEアカウントやSNSアカウントを複数持てます。
また、仕事用のスマホと私生活用のスマホを1台にまとめられるのもメリットで、便利な機能です。
楽天モバイルとpovoをデュアルSIMで併用するデメリット
まず楽天モバイルとpovoをデュアルSIMで併用するデメリットを3つご説明します。
- 楽天モバイル(楽天回線+au回線)とau回線で使用するエリアによっては両方とも通信障害を避けられない
- デュアルSIMに対応してない機種があるので確認が必要
- 楽天モバイルをメイン回線で使用する場合、povoで180日間トッピングを利用しないと利用停止になる
楽天モバイル(楽天回線+au回線)とau回線で使用するエリアによっては両方とも通信障害を避けられない
通信障害対策はデュアルSIMを利用する大きな目的の1つです。
異なる携帯電話会社のSIMカードを挿入することで、どちらかのキャリアで通信障害が起きてももう一方の携帯電話会社のSIMを利用できるため、通信障害時の影響が少なく済むのです。
しかし、楽天モバイルとau回線のデュアルSIMでは、使用するエリアによってはどちらも利用できない可能性があります。
これは楽天回線がカバーできていない場所でau回線をパートナー回線として利用しているためです。
つまりau回線で通信障害が起きると、楽天回線を利用しようと思っても、エリアによっては楽天回線がつながらず、楽天回線もau回線も利用できない可能性があります。
ですから、通信障害対策で楽天モバイルとau回線を利用するキャリアをデュアルSIMで利用するのは、楽天回線が利用できるエリアが広がるまではおすすめできません。
デュアルSIMに対応してない機種があるので確認が必要
デュアルSIMに対応していない機種があるので、ご自身の機種は対応しているかきちんと確認しましょう。
楽天モバイルとpovoはデュアルSIMで利用できますが、そもそもスマホがデュアルSIMに対応していない場合があります。
2つのキャリアを契約した後にSIMカードを2枚挿入できないことに気づくと、機種変更やキャリアを解約したりする必要が出てくるため、面倒です。
新規機種を使う場合はスマホを購入する時点で、今までと同じスマホを利用する場合はキャリアを契約する前に必ずデュアルSIM対応機種であることを確認するようにしてください。
楽天モバイルをメイン回線で使用する場合、povoで180日間トッピングを利用しないと利用停止になる
povoのトッピングを180日間利用しないと利用停止になる点にも注意してください。
povoは基本料金が0円で、必要に応じてトッピングを追加する料金体系となっていますが、180日間連続してトッピングを追加しないと、利用停止の措置が取られます。
楽天モバイルをメイン回線で、povoをサブ回線で利用する場合、povoのトッピングを180日間追加せずに放置してしまうこともありえますよね。
その場合、手続きをして利用停止を解除するまでpovoが利用できなくなってしまうので、定期的にトッピングを追加して、利用停止にならないよう気をつけてください。
楽天モバイルとpovoをデュアルSIMで併用するメリット
次に、楽天モバイルとpovoをデュアルSIMで併用するメリットも3つご紹介します。
- 月額料金が最安で1,078円(税込)で利用出来る※povoトッピングしない場合
- 「Rakuten Link」アプリ利用で通話料を無料にできる
- 楽天回線が圏内の場合、povoのau回線で補える※通信障害以外
月額料金が最安で1,078円(税込)で利用出来る
楽天モバイルとpovoのデュアルSIMは、最安月額1,078円(税込)で利用できます。
楽天モバイルを3GBまでしか利用せず、povoのトッピングを追加しない場合、月額料金が1,078円(税込)になります。
ただし、povoのトッピングは180日間追加しないと利用停止になりますし、楽天モバイルは従量制なので気づいたら3GBを超えている可能性もあるため、常に月額1,078円(税込)で利用できるわけではありません。
「Rakuten Link」アプリ利用で通話料を無料にできる
楽天モバイルもpovoも、通話料金は22円(税込)/30秒かかりますが、楽天モバイルで「Rakuten Link」アプリを利用すれば通話料金は無料です。
「Rakuten Link」アプリの通話は、電話回線を使った通話と比べて通話品質が劣る場合がありますが、そこまで大きく劣るわけではありません。
通話品質を重要視していないのであれば利用に問題はないでしょう。
楽天回線が圏外の場合、povoのau回線で補える
楽天回線が圏外の場合に、povoのau回線で補えるのもメリットです。
楽天回線エリアは日本全国をカバーしているわけではなく、場所によっては楽天回線を利用できない場合があります。
povoとデュアルSIMにしていればその際に、povoのau回線で補えるので、楽天回線が通じないエリアでも問題なく利用できます。
楽天モバイルのパートナー回線としてもau回線を利用できるのですが、追加料金無しでは月5GBまでしか利用できないため、povoも契約しておくと安心です。
楽天モバイルとpovoをデュアルSIMにした時の料金
実際の利用ケースに基づいて、楽天モバイルとpovoをデュアルSIMにした時の料金を見ていきましょう。
楽天モバイルとpovoのデュアルSIMで考えられる利用ケースごとに、以下の表の料金がかかります。
利用ケース | 楽天モバイルの料金 | povoの料金 | 支払い料金 |
---|---|---|---|
楽天モバイル3GBまで+povo1GB | 月額1,078円(税込) | 390円(税込)/7日 | 月額1,468円(税込) |
楽天モバイル20GB+povo1GB | 月額2,178円(税込) | 390円(税込)/30日 | 月額2,568円(税込) |
楽天モバイル20GB+povo3GB | 月額2,178円(税込) | 990円(税込)/30日 | 月額3,168円(税込) |
ここでは、楽天モバイルをメイン回線にして、povoをサブ回線として契約するケースを3種類想定して計算しました。
楽天モバイルは3GBと20GBで料金が切り替わるため、3GB・20GBをわずかにオーバーすると、割高になってしまいます。
そこで、データ容量が足りなくなったときpovoの1GBや3GBを追加すれば、有効期間も気にすることなく利用できるでしょう。
しかも、「Rakuten Link」アプリを使用すれば通話料も無料になるため、かなりお得です。
楽天モバイルとpovoをデュアルSIMの設定方法
この項では楽天モバイルとpovoをデュアルSIMで利用するための方法についてご説明します。
スマホのOSごとに設定方法が異なるため、それぞれの設定方法を解説しますね。
- iPhoneの設定方法
- Androidの設定方法
iPhoneの設定方法
SIMカードとeSIMの組み合わせでデュアルSIMを利用する場合、まずSIMカードが届くのを待って、SIMカードを挿入してください。
SIMカードが挿入できたら、次にeSIMの設定をします。
設定画面にある「モバイル通信」から「モバイル通信プランを追加」をタップしてください。
続いて、別の端末で表示したeSIMのプロファイルのQRコードをeSIMを利用する端末で読み取ることで、追加できます。
その後各プランの名称や、デフォルト回線やiMessage・FaceTime・モバイルデータ通信をどちらで利用するのかなどを決めれば設定完了です。
Androidの設定方法
Androidでは、iPhoneよりも簡単に設定が可能です。
まず、設定から「ネットワークとインターネット」をタップし「モバイルネットワーク」をタップしてください。
すると、SIMの選択画面が出てくるため、設定したいものをタップし、SIMを選択します。
最後に、デュアルSIMの設定ができていることを確認して、設定完了です。
楽天モバイルへ乗り換え(MNP)手順と準備するもの
楽天モバイルにMNPで乗り換える際の手順と準備するものについてご案内します。
- 手順1:お手続きの前に確認!楽天モバイルの対応端末の確認
- 手順2:契約中の携帯会社で「MNP予約番号」を取得
- 手順3:乗り換えに必要なものを準備
- 手順4:楽天モバイルに申し込み
- 手順5:SIM開通手続き
- 手順6:スマホのデータを移行する
手順1:お手続きの前に確認!楽天モバイルの対応端末の確認
楽天モバイルの申し込み手続きをする前に、楽天モバイルの対応端末を確認しましょう。
以前から使用しているスマホをそのまま使用したり、ご自身でSIMフリースマホを購入したりする場合、スマホが楽天モバイルに対応していない場合があります。
そのため、楽天モバイルで使おうとしているスマホが対応しているかを「楽天回線対応製品」で確認する必要があるのです。
ほとんどのスマホが対応していますが、一部の対応していないスマホではデータ通信や音声通話が利用できなくなってしまい、新しくスマホを買わなければならなくなります。
そのため、申し込み手続きの前に楽天モバイルに対応しているのかを今一度確認しておいた方が良いでしょう。
もちろんこの工程は、楽天モバイルでスマホを購入する場合は必要ありません。
手順2:契約中の携帯会社で「MNP予約番号」を取得
現在利用中の電話番号を引き続き利用するには、契約中の携帯会社で「MNP予約番号」を取得する必要があります。
MNP予約番号は15日の有効期限が設けられているため、新しい携帯会社での回線切り替え手続きはMNP予約番号の発行から15日以内に完了させなければなりません。
もし有効期限が1日や2日しか残っていない状態で申し込んでしまうと、有効期間内に手続きが終わらない可能性があります。
楽天モバイルではWebの申し込み時にMNP予約番号の有効期間が7日以上残っていることを条件にしていますが、MNP予約番号を早く取得しすぎて有効期限が切れてしまうことのないように自分でも注意しておきましょう。
手順3:乗り換えに必要なものを準備
MNP予約番号を発行したら、楽天モバイルに乗り換えるために必要なものを準備しましょう。
- 本人確認書類
- 楽天会員ユーザID/パスワード
- クレジットカード/銀行口座
- MNP予約番号
本人確認書類は以下のものが利用可能です。
本人確認書類 | 利用可能場面 | 補助書類の要/不要 |
---|---|---|
運転免許証 | 来店時に確認 書類画像のアップロード AIかんたん本人確認(eKYC) 受け取り時に自宅での確認 | 不要 |
運転経歴証明書 | 来店時 書類画像のアップロード | 不要 |
マイナンバーカード(個人番号カード) | 来店時 書類画像のアップロード AIかんたん本人確認(eKYC) 受け取り時に自宅での確認 | 不要 |
精神障がい者保健福祉手帳 | 来店時 書類画像のアップロード | 不要 |
療育手帳 | 来店時 書類画像のアップロード | 不要 |
身体障がい者手帳 | 来店時 書類画像のアップロード | 要 |
健康保険証 | 来店時 書類画像のアップロード | 要 |
日本国パスポート | 来店時 書類画像のアップロード 受け取り時に自宅での確認 | 要 |
住民基本台帳カード | 来店時 書類画像のアップロード | 要 |
在留カード(外国籍の方) | 来店時 書類画像のアップロード | 不要 |
特別永住者証明書(外国籍の方) | 来店時 書類画像のアップロード | 不要 |
外交官身分証明書(外国籍の方) | 来店時 書類画像のアップロード | 不要※住居証明書必要 |
なお、楽天モバイルで利用できる補助書類は以下の3つです。
- 公共料金の請求書・領収書(電気・ガス・水道のいずれか/新電力、LPガス、プロパンガスも可)
- 住民票
- 届出避難場所証明書
いずれも発行から3ヶ月以内のものである必要があるため、発行時期にご注意ください。
手順4:楽天モバイルに申し込み
楽天モバイルの申し込み方法は、Webページと楽天モバイルショップの2種類があります。
楽天モバイルショップで申し込む場合は、先ほどご紹介した必要書類を持って楽天モバイルショップに足を運んでください。
一方、Webから申し込む場合は、公式ホームページから申し込みページに移動できます。
公式サイトの「お申し込み」から手続きを始めてください。
楽天モバイルにはプランは1つしかないため、製品を購入しないのであればすぐに申し込み手続きが完了します。
また製品を申し込む場合も「製品を購入する」をタップし、カラーやメモリ、製品保証などを選択するだけで購入できますよ。
プラン「Rakuten 最強プラン」を選択し、製品が間違いなく選択できていることを確認して「この内容で申し込む」をタップすれば、申し込み手続きは完了です。
手順5:SIM開通手続き
続いて、SIM開通手続きを行いましょう。
「my 楽天モバイル」アプリをダウンロードし、ホームに表示されている申し込み番号をタップしてください。
下部に「転入を開始する」ボタンがあるので、画面の内容を確認してからタップしてください。
次に、注意事項やスケジュールが表示されるため、よく内容を確認し、問題なければ「MNP転入に関する注意事項を読み理解しました」にチェックを入れ「MNP転入を開始する」をタップします。
手順6:スマホのデータを移行する
最後に、スマホのデータを移行します。
Androidの場合は、元の端末のGoogleドライブでメニューを開いて、バックアップを選択してください。
それから移行後のスマホでGoogleアカウントにログインした状態で、設定から同期に進みます。移行したいデータがオンになっていればデータが移行されます。
一方、iPhoneの場合は、Appleが提供しているクイックスタートを利用して簡単にデータ移行できます。
両方の端末をWi-Fiに接続しBluetoothが有効な状態にすれば案内が表示されるので、画面の案内に従って操作を進めましょう。
難しい操作はほとんどないため、スムーズに乗り換えられますよ。
povoへ乗り換え(MNP)手順と準備するもの
povoにMNPで乗り換える際の手順と準備するものについてご案内します。
- 手順1:お手続きの前に確認!povoの対応端末の確認
- 手順2:契約中の携帯会社で「MNP予約番号」を取得
- 手順3:乗り換えに必要なものを準備
- 手順4:povoに申し込み
- 手順5:SIM開通手続き
- 手順6:スマホのデータを移行する
手順1:お手続きの前に確認!povoの対応端末の確認
まず、楽天モバイルに乗り換える際と同様、povoの対応端末を確認しましょう。
「au Online Shop」で購入した端末なら確実に対応していますが、それ以外で入手した端末は、念のため「対応機種・端末」から確認することをおすすめします。
もし利用できない端末だった場合、もう一度スマホを買ったり別のキャリアに乗り換えなければいけなくなるため、ご注意ください。
手順2:契約中の携帯会社で「MNP予約番号」を取得
次に、契約中の携帯会社で「MNP予約番号」を取得します。
楽天モバイルの項でも解説したとおり、MNP予約番号の有効期限は15日間なのですが、povoに申し込む際には有効期限が13日以上ある必要があります。
取得してから2日以内に申し込まなければならないので、MNP予約番号を取得したらすぐ申し込みましょう。
MNP予約番号の取得自体はあまり時間を要しないので、乗り換える当日の朝に申し込んでも十分間に合いますよ。
手順3:乗り換えに必要なものを準備
MNP予約番号を取得したら、乗り換えに必要なものを準備しましょう。
以下の3つがpovoの乗り換えに必要なものです。
- 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード・在留カードのいずれか)
- クレジットカード(支払い方法はクレジットカードもしくはペイディ)
- 利用端末
なお、povoの利用端末はSIMフリースマホかSIMロック解除されたスマホである必要があるため、SIMロックがかかっている場合はSIMロック解除をしておきましょう。
手順4:povoに申し込み
必要なものを準備したら、povoに申し込みましょう。
povoに申し込むためには「povo2.0アプリ」をダウンロードする必要があります。
「povo2.0アプリ」をダウンロードしてから、画面に従って必要事項を入力してください。
手続きを進めていくと、 eKYC(電子本人認証)の画面が出てくるため、ここにも必要事項を入力します。
すると、登録したアドレス宛にメールが来るので、メールを確認して手続きを進めましょう。
画面の指示に従えば手続きが完了するので、スムーズに進められるでしょう。
手順5:SIM開通手続き
手続きが終わったら、SIM開通手続きをします。
「povo2.0アプリ」でSIM有効化手続きをしたあと、SIMカードであればSIMカードの挿し込み、eSIMであればeSIMの設定手続きをすることになります。
それぞれSIMの設定ができたら通信利用設定をし、発信テスト用番号(111)に電話をかけてください。
電話をかけて問題がなければこれで設定完了です。
手順6:スマホのデータを移行する
最後に、スマホのデータを移行します。
データ移行の方法は楽天モバイルの際と同様です。Androidを利用する場合はGoogleドライブの動機を、iPhone同士の移行の場合はクイックスタートを利用します。
どちらの方法も手続きは簡単で、データの紛失や欠けの心配もほとんどありませんから、安心して手続きできます。
povoの新規・MNPのお申し込みは「povo2.0アプリ」で簡単にお手続き!
povo2.0アプリの申し込み手順
- 下記の「povo|新規・MNPの方はこちら!」のボタンをクリックしてインストール
- 「利用契約・プライバシーポリシー」を読み「初めての方はこちら」をクリック
- メールアドレスでアカウント登録
- 「SIMタイプ」と「契約タイプ」を選択して申し込みを確認して申し込み完了
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楽天モバイルとpovoの比較に関するよくある質問
最後に、楽天モバイルとpovoの比較に関するよくある質問をご紹介します。
- 楽天ハンドは他社キャリアで使える?
- 楽天モバイル0円は廃止した?
- 楽天モバイルルーターはpovoの回線でも使用できる?
楽天ハンドは他社キャリアで使える?
楽天オリジナル端末として開発された「Rakuten Hand 5G」はpovoでも利用可能です。
以前は利用できなかったのですが、2022年5月20日から対応端末に追加され、利用できるようになりました。
楽天モバイルとpovoのデュアルSIMでも、「Rakuten Hand 5G」は利用できます。
なお、「Rakuten Hand 5G」は2023年11月24日に販売を終了しております。
楽天モバイル0円は廃止した?
2022年5月に楽天モバイルの0円プランは廃止されました。
以前は1GBまで0円で利用できていたので、無料で利用できなくなることを理由に、楽天モバイルから他回線へ乗り換えた人も多いです。
けれど無料プランの提供は楽天モバイルの経営にプラスがないため、致し方ないでしょう。
楽天モバイルルーターはpovoの回線でも使用できる?
楽天モバイルルーターはpovoの回線では使用できません。
「Rakuten Hand 5G」が追加されたことから、今後対象機種に追加される可能性もありますが、現在は利用できないため、他の端末の利用をご検討ください。
楽天モバイルとpovoの比較のまとめ
楽天モバイルはデータ無制限が利用できることと、通話料を無料にできることが特徴です。
一方、povoは安定した通信と、トッピングにより細かくプランを組めることが特徴として挙げられます。
お互い、性格の異なる格安SIMなので、デュアルSIMで併用するメリットも大きいです。
ゴリラ
どちらにしようか悩んでいて、かつデュアルSIMの利用を検討している方は、ぜひ楽天モバイルとpovoをデュアルSIMで併用することも視野に入れてみてくださいね。