2024年のいま、iPhoneを安く買うならどこがいい？iPhone 15、端末だけ購入も解説

という人は多いはず。

ただどこが安いかは、モデルや契約しているキャリア、どれくらいの期間使うつもりかなど、色んな要素が絡んでくるので、一律に「ココだ！」とはお伝えできません。

そこでiPhoneを安く買える場所、方法をお伝えした上で、「こんな人にはココがおすすめ！」という、正直スマホ的最適解をまとめておきます。

100点は取れなくても、読者のみなさんに損をさせてしまう情報はお伝えしないので、安心してください。

スマホの機種変更・契約は、頭金なし、来店なし、待ち時間なし、勧誘なしのオンラインショップがお得で便利です。

• auオンラインショップを見てみる
• ドコモオンラインショップをみる
• ソフトバンクオンラインショップをみる
• 楽天公式サイトをみる

「安いiPhone」の目安

正直スマホ的には「1年間、いくらの負担で利用できるか」で考えることをおすすめします。

以下はざっくりとした目安。

この考え方をすれば、目先の「価格」に惑わされることがなくなります。例えば、

• iPhone 14 Proを2年間、6万円の負担で使う場合
• iPhone 15 Proを18万円で買って、6年間使う場合

で、負担が同じ（3万円 / 年）ということになります。

最新のiPhoneの価格

キャリア・Apple公式の最新のiPhoneの価格は以下のとおり。カッコ内の金額は各社のプログラムを使ったときの、2年間の負担額です。

いずれの機種も大手4キャリアでは楽天モバイルが最安、旧モデルならAppleと1,100円程度しか変わりません。

どこで買うべきか。iPhoneを安く買う方法

以下ではシンプルにiPhoneが安く買える場所を紹介した上で、どんな人におすすめなのか、また、それぞれの購入先のワンポイントアドバイスをお伝えします。

① Apple公式｜今のところiPhone 15の価格は一番安い

先述のとおり、端末の一括価格はApple公式が最も安いです。

特に最新のiPhone 15シリーズは、次点の楽天モバイルより1、2万円安く（2024年5月現在）、最新のiPhoneを5年、6年と長く使うつもりであれば、Apple公式で購入するのが良いでしょう。

ただし、旧モデルとなると、楽天モバイルなど、他社で購入した方が安いことが多いです。

また、2年で買い替えていくつもりの人も、キャリアの購入プログラムに入った方が楽でお得に使える可能性が高いです。

 正直なアドバイス

• Apple公式はユーザー都合でも14日間の返品に対応
• AppleStore（実店舗）でドコモ・au・ソフトバンクを契約すると、Apple公式の価格から、さらに8,800円割引あり。ソフトバンク版のみweb契約も可能
• 事前に楽天市場でギフトカードを購入しておくと、楽天ポイント分がお得
• Apple 認定整備済製品（新古品）は、中古販売店の「未使用品」より、少し安いことも

↑ 購入先一覧に戻る

② 楽天モバイル｜4キャリ最安。2年の負担額も安い

楽天モバイルのiPhoneの「価格」は大手4キャリアの中では最安です。

以下、価格の再掲。

また、楽天モバイルはここからさらに、以下のキャンペーンによる還元を受けられます。

2024年5月現在、例えば新規契約でも最大で2.8万円の還元があります。

楽天モバイルのiPhoneを見てみる 

 正直なアドバイス

• 仮に新規で半年くらい契約しても（1,078円×6ヶ月=6,468円）、ポイント還元が上回る可能性大
• 2024年2月にiPhone 15シリーズが値下げされ、他キャリアとの差額はさらに広がった
• すでに楽天モバイルを契約しているなら、家族名義の契約がおすすめ。楽天モバイルは契約年齢に下限がない

↑ 購入先一覧に戻る

③ 他の大手キャリアオンラインショップ（au、ドコモ、ソフトバンク）｜楽＆ふつうにお得になってきた

以前までなら「安く買うこと」が目的の人に、「盛り盛り価格」の3キャリアのiPhoneはおすすめできませんでした。

以下、価格の再掲。

しかし、近年は状況が変わりつつあります。各社の購入プログラムが使いやすくなったからです。

• 2年後は返却のみで「再購入」は不要
• 端末のみの購入でもプログラムに加入できる

▼各社最新のプログラム▼

• ドコモ
  いつでもカエドキプログラム＋
  いつでもカエドキプログラム
• au
  スマホトクするプログラム
• ソフトバンク
  新トクするサポート スタンダード 
  新トクするサポート バリュー ※1年で返却

さらに大手キャリアのオンラインショップならではの強みがあります。

• ドコモ、ソフトバンクは事務手数料が無料
• 頭金がかからない
• 乗り換えで最大4.4万円の割引あり
• 学割期間なら若者はさらにお得

3キャリアのiPhoneが盛り盛り価格なことに変わりはありませんが、

• 今後も2年で買い替えていくつもり
• 2年後の下取り価格が分かっていた方が安心
• シンプルに契約中のキャリアで機種変更したい
• 若い（概ね22歳以下）

これらに該当するなら、大手キャリアのオンラインショップを使うのも、普通におすすめです。

auオンラインショップを見てみる 

ドコモオンラインショップを見てみる 

ソフトバンクオンラインショップを見てみる 

 正直なアドバイス

• 2年以上使うと割高になる。長期で使うと決めているなら、他での購入を推奨
• 各社オンラインショップでも白ロムが買えるようになってる
• 認定中古品（ドコモ、au、ソフトバンク）なら、「中古価格」&「乗り換え特典」を両取りできる

↑ 購入先一覧に戻る

④ 中古販売店｜抵抗がないならコスパは高い

中古販売店のメリットは

• キャリアの認定中古品よりも種類が豊富
• 予算に合わせてランクが選べる
• 端末だけ購入できる
• 1ヶ月程度の初期保証、赤ロム保証がある

など。

中古販売店の有名どころは、イオシス、じゃんぱら、ゲオなど。

これらの大手であれば大失敗することはありませ。欲しい端末の価格を見比べて、安いところで購入すればOK。

 正直なアドバイス

• 上記で紹介した販売店はすべて「赤ロム永年保証」がある。あえて数千円安い、ネットワーク利用制限が▲のものを狙うのもアリ

↑ 購入先一覧に戻る

⑤ 家電量販店（ドコモ、au、ソフトバンク）｜規制で魅力が激減

ビックカメラ、ヨドバシカメラ、エディオン、ヤマダデンキ……。

少し前までは、週末の家電量販店に足を運べば、「一括1万円」「実質24円」などの圧倒的な価格で買えるiPhoneがありました。

しかし2023年12月27日に施行された割引規制によって、家電量販店は大幅な割引ができなくなりました（4.4万円割引が上限に）。

参考 総務省｜報道資料｜「日々の生活をより豊かにするためのモバイル市場競争促進プラン」の公表

結果、キャリア公式オンラインショップと同程度の割引しか展開されておらず、逆にデメリットだけが残されてしまった感じ。

これだったらわざわざ足を運ぶまでもないかな……というのが、本音。

これまで正直スマホでは「リテラシーが高い人であれば、ワンチャンあり」とおすすめしていました。

しかし現状は逆に「スタッフに相談しながら契約したい」といった人にしか、おすすめできなくなりました。

 正直なアドバイス

• 光回線などの不要な営業は、すべて断る覚悟を持って乗り込むべし
• 事務手数料まで考えると、シンプルに各キャリアオンラインショップが一番安い可能性もある

↑ 購入先一覧に戻る

秘密にしておきたい、iPhoneを安く買うためのヒント

以下はiPhoneを10年以上、さまざまな方法で買ってきた筆者が、普段からお得に買うために意識していることをお伝えします。

なにか一つでも参考になるものがあれば、幸いです。

「本体だけ購入」にデメリットはないが、必ずしも安いわけではない

確かにそうかもしれません。80点は取れます。

ただ、例えば楽天モバイルの旧モデルのように、価格が安く、さらにポイント還元があり、そして維持費が安いものもあります。

「でも、乗り換えはできないから」

と最初から諦めるのではなく、新規契約（回線増設）を含めて、選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

1年遅れで追っていくのがコスパが良い

個人的によく狙うのは「1年古いiPhone」です。

新作が出れば、1年前のiPhoneの価格はほぼ必ず下がります。

2023年のiPhone 14→15のような大きなアップデートがあったときは、この限りではありませんが、安くコスパよく買いたいなら、最初から最新作を選択肢に入れないことも重要。

自分だったら2年で買い替えていく

• 1、2年型落ちを2年で買い替えていく
• 最新モデルを6、7年と長く使う

どちらが良いかに正解はなく、個人の価値観によります。僕だったら、前者を取ります。

一見、1台を長く使う方がお得なように感じるかもしれません。しかし、実際のところは、1年あたりの負担額がめちゃくちゃ大きくなる、というわけでもありません。

▼例）楽天モバイルでiPhone 14（128GB）▼

• 2年で返却：60,432円（30,216円/年）
• 6年使い倒す：120,910円（20,151円/年）

上記の例では、長期利用の方が1年あたり1万円以上安いですが、途中でバッテリー交換などの「維持コスト」もかかります。

また、2024年現在、各キャリアが展開するプログラムは、2年で買い替えるユーザーを最も優遇しています。

お得に使える制度は使わなければ損、というのが個人的な考え方です。

関連記事

• スマホの買い換えは今も2年ごとが正解なの？に対する答えを考えました
• 【全部使ってみた】スマホ2年返却の正直なデメリット。どんな人がお得なのか

格安SIMは「維持費は安いがiPhoneは安くない」

正直、格安SIMのiPhoneは安くありません。

大手MNOよりも資金力で劣るMVNOは、iPhoneのようなメジャーな端末の価格面では、どうしても不利な戦いにならざるを得ません。

「格安スマホ」という言葉もあり、MVNOのiPhoneは安そうなイメージがあるかもですが、冷静に価格を比較してみてください。

iPhoneが安く買える時期は12月〜翌年3月

• 家電量販店では年末、年度末商戦がある
• 9月のiPhone発売から一段落し、落ち着くタイミング
• キャリアでは学割施策が行われる

これらの要素が重なる12月〜翌年3月の時期は、比較的iPhoneを安く買えることが多いです。

2年で買い替えるなら、この時期にハマるようにローテーションを組むのが良さそうです。

2024年現在、iPhoneをタダで手に入れるチート技はない

先述した2023年12月からの割引規制により、iPhoneをタダ、1円で購入できる可能性は限りなく低くなりました。

強いて挙げるなら、ワイモバイルの「ソフトバンク認定中古品」なら、可能性があるかもしれません……。

関連記事：今しか買えない1円スマホまとめ。狙い目は楽天モバイル、ワイモバイル、UQモバイル

まとめ

この記事で紹介したiPhoneを安く買う方法を、再度、まとめておきます。

iPhoneを安く買うためには「今後、何年使うつもりか」「最新・新品にこだわるか」といった基準に基づいて判断すると、きっと良い選択ができるはずです。