「ドコモに「smartあんしん補償」てのが登場したらしいな!?なにこれ?」
2022年9月、ドコモで新サービス「smartあんしん補償」が始まりました。
この記事では、smartあんしん補償の内容をシンプルに紹介し、どんな人に必要なのか?不要なのか?まで解説します。
- 「smartあんしん補償」は、これまで提供されていた「ケータイ補償サービス」の改良版
- 「イエナカ機器補償」「スマホ不正決済補償」などが追加され、月額料金は同じか少し下がった
- 必要であれば加入を検討しても良い
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ドコモの「smartあんしん補償」とは?
smartあんしん補償は、従来の「ケータイ補償サービス」に3つの特典が追加された「新しいケータイ補償サービス」です。
今までの補償サービスとどちらを選べばいいかとか、めんどくさくない?
その心配はありません。
今までのドコモの補償サービス「ケータイ補償サービス」と「smartあんしん補償」は、対象となる機種が分かれてます。
- 2022年8月31日以前に発売の機種:
ケータイ補償サービス - 2022年9月1日以降に発売の機種:
smartあんしん補償
2022年9月1日以降に発売された機種は、問答無用でsmartあんしん補償しか選べません。
smartあんしん補償に入るかどうかは考える必要がありますが、ケータイ補償サービスとどちらにするか?の判断は不要です。
smartあんしん補償の月額料金と対応機種は?
smartあんしん補償の月額料金は330〜990円で、機種によって異なります。
基本的に本体代金が高くなれば、月額料金も高くなります。
2022年10月時点でのsmartあんしん補償の月額料金の一例は以下の通り。
- iPhone 14:825円
- iPhone 14 Pro Max:990円
- Galaxy Z Flip4:825円
- Xperia 5 Ⅳ:825円
今後発売される機種はsmartあんしん補償の対象となります。
MEMO:月額が少し安くなった
今までの「ケータイ補償サービス」では、iPhone 13 ProやGalaxy Z Fold 3 5Gは月額1,100円でした。「smartあんしん補償」になり、最高でも月額は990円と、値下げされています。
smartあんしん補償の内容は?
先述のとおり、smartあんしん補償は「ケータイ補償サービスに3つの新しい特典が追加されたもの」と考えると分かりやすいです。
- ご利用機種の補償(=ケータイ補償サービス)
- イエナカ機器補償
- スマホ不正決済補償
- 携行品補償mini
追加された「イエナカ機器補償」「スマホ不正決済補償」「携行品補償mini」は、クレジットカードに付帯されている、海外旅行の保険に似ています。
ご利用機種の補償(リフレッシュ品との交換)
1つめの「ご利用機種の補償」は、これまでの「ケータイ補償サービス」の内容と同じだと考えてOKです。
- 交換電話機の提供(リフレッシュ品との交換)
- 故障時の修理代金サポート(負担上限が5,500円に)
- ケータイデータ復旧割引(通常8,800円→1,100円に)
- ケータイお探しサービス
このうちメインとなるのは、交換電話機の提供(リフレッシュ品との交換)です。
手持ちのスマホが水濡れ、全損、盗難などのトラブルに遭遇した際、以下の料金でほぼ新品(リフレッシュ品)と交換してもらえます。
- 月額330円の機種:5,500円
- 月額550円:8,250円
- 月額825円・990円:12,100円
- リフレッシュ品(B品)の場合:4,400円
最高でも12,100円で、同スペックのリフレッシュ品と交換してもらえる心強い補償サービスです。
その他、故障代金の割引、データ復旧サービスの割引など、トラブル時にかかる費用が割引されます。
イエナカ機器補償【最大7万円補償】
スマホだけでなく、自宅で使われているあらゆるデジタル機器が故障した際に、補償してくれます。
- 7万円
テレビ・パソコン - 5万円
パソコンのデータ復旧 - 4万円
タブレット - 3万円
ゲーム機、プリンター、ルーター、AIスピーカー
特に事前に登録をする必要はないので、smartあんしん補償ユーザーであればいつでも補償を申請できます。
ただし、以下のようにいくつかの条件があります。
- 補償を受けられるのは年に2回まで
- smartあんしん補償の契約開始から15日目に補償スタート
- 故障後60日以内に申請する必要がある
- 補償の申請には機器の購入証明等が必要
- 自然故障の場合は購入から6年までが対象
スマホ不正決済補償【最大100万円補償】
QRコード決済やクレジットカード決済などを不正に利用された場合に、最大で100万円まで補償してくれるサービスです。
ちなみに、補償の対象とならないケースもあります。
- 決済事業者等から不正使用の認定を受けなかった場合
- 国外で不正利用された場合
- 利用するQRコード決済サービス等がセキュリティ基準を満たさなかった場合
不正利用が必ず認められるわけではないので100%安心はできませんが、いざというときの助けになるかもしれません。
ちなみに、一般的な不正利用に対する決済事業者の補償は最大10万円程度、被害にあってから60〜90日までが受付期間です。
smartあんしん補償は最大100万円の補償、発生から365日以内の申請を受け付けてくれます。
携行品補償mini【最大1万円補償】
外出中に持ち物が破損したり紛失した場合に、最大で1万円の補償が受けられます。
ただし、1万円の補償を受けるには、自己負担金として最低でも3,000円は支払う必要があります。
補償の対象が「持ち物」ということで、かなり大雑把です。逆に、以下は「対象とならないもの」の一例です。
- 自動車、船舶、原動機付き自転車など
- 自転車
- ラジコン模型
- ノートPC
- ゴルフ用品
- 釣具
- 商品・商材など
- 1個または1組30万円を超える貴金属、宝石など
- 動物・植物
1万円以上の補償にしたい場合や、補償対象を広げたい場合は、月額110円〜の「持ち物保険」に加入することもできます。
正直、「携行品補償mini」は補償対象がボンヤリしているので「smartあんしん補償」の中のオマケ的に考えておけばよいかと思います。
注意:14日以内の申し込みが必要
「携行品補償mini」は、事前に申し込みをしないと加入できません。
執筆時点では、1年分の保険料が無料になります。
ドコモの「smartあんしん補償」はどんな人におすすめ?
「smartあんしん補償」は「ケータイ補償サービス」の改良版なので、いままでケータイ補償サービスに入っていた人は、引き続き利用を検討してもよいでしょう。
その他、smartあんしん補償をおすすめするのは、以下のような人です。
- スマホを壊すことが多い人
- 高価なスマホを使っている人
- 他の保険に入っていない人
スマホを壊すことが多い人
このような補償サービスは、保険と同じで、スマホが壊れなければサービス料は掛け捨てになります。
壊れなかった場合でも、加入することで安心感を得られるのであれば、入る意味はあると言えます。
直近1〜2年でスマホをバキバキに壊したことがある人など、smartあんしん補償への加入を検討しても良いかもしれません。
逆に、ここ数年でスマホを落としたり、壊した記憶がない人は、加入する必要はなさそうです。
高価なスマホを使っている人【10万円以上が基準】
例えば、smartあんしん補償に加入し、2年に1回、リフレッシュ品と交換した場合は以下の料金がかかります。
- 990円×24ヶ月+12,100=35,860円
35,860円で新品に近いリフレッシュ品と交換できるので、例えば10万円近くするスマホを使っている人にはメリットがあります。
一方、いまは2〜4万円程度で購入できるスマホも多いため、「故障したら新品を買えば良い」という考え方もできます。
いろんなパターンがあるので一概には言えませんが、
- iPhone 14シリーズなど、10万円を超えるようなスマホを使っていて
- ここ1、2年でスマホを落としてしまったことがある
人などは、加入を検討しても良いかと思います。
他の保険に入っていない人
smartあんしん補償は、ケータイ補償サービスと比べて「イエナカ機器補償」などの海外旅行保険のような補償がセットになりました。
もし他社で同様の保険に入っておらず、これらに対する補償がないと不安な方は加入をおすすめします。
smartあんしん補償は無理に入る必要はない
ここまで説明しておいて申し訳ないですが、決して無理に入る必要はありません。
特に以下のような人は、入らない方が良いかと思います。
- 毎月の固定費を少しでも減らしたい人
- スマホを壊さない自信がある人(ケースをつけてる、外出が少ないなど)
- 低価格のスマホを使っている人
まとめ:「smartあんしん補償」は「ケータイ補償サービス」の改良版!
2022年9月からドコモで始まった「smartあんしん補償」は純粋にケータイ補償サービスの改良版でした。
2022年9月1日以降に発売された機種は全てsmartあんしん補償の対象となり、ケータイ補償サービスと迷うこともありません。
「イエナカ機器補償」「スマホ不正決済補償」など、今までよりも幅広い補償がついているので、補償が必要な方は検討しても良いでしょう。