楽天モバイルのデメリットが気になり、乗り換えを渋る人は多いです。
この記事では、楽天モバイルのデメリット10個を正直に解説し、おすすめな人とおすすめしない人を紹介します。
- 最低利用料金が上がっている
- 通信速度が遅いという声が多数ある
- 地下や建物内で繋がりにくいという声が多数ある
- 従量課金制で支払いに無駄がない
- データ容量無制限で利用できる
- Rakuten Linkアプリ使用で国内通話が無料
プラチナバンドを獲得したこともあり、楽天モバイルの契約者数はどんどん増えています。
他社から楽天モバイルへ乗り換える場合、三木谷キャンペーンの確認方法を把握すれば、確実に14,000ポイントもらえます。
楽天経済圏で楽天ポイントを貯めている人は、楽天モバイルが圧倒的におすすめです。
楽天モバイルに乗り換えると後悔する?ユーザーの声を紹介
楽天モバイルの悪い評判を見かけると、楽天モバイルに乗り換えると後悔するかもしれないと不安になります。
結論からいうと、楽天モバイルは乗り換えても後悔するようなキャリアではありません。
データ無制限プランやiPhoneの新機種も他のキャリアより安く購入できるなど、メリットがたくさんあります。
しかし、楽天モバイルの評判として「ひどい」「めんどくさい」というような声があるのも事実です。
そこで以下の点から、楽天モバイルの口コミに対する事実を確認していきます。
- 楽天モバイルは「ひどい」というのは本当か?
- 楽天モバイルは「めんどくさい」と言われているのはなぜ?
楽天モバイルは「ひどい」というのは本当か?
楽天モバイルの通信状況について、「ひどい」という口コミを見かけることがありますが、楽天モバイル自体が「ひどい」キャリアというわけではありません。
悪い口コミの多くは、大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)と比べて通信速度が遅いことに対するものです。
楽天モバイルはプラチナバンドを利用しており、基地局は順次増設中なので、通信品質の改善が期待されます。
楽天モバイルは「めんどくさい」と言われているのはなぜ?
楽天モバイルの口コミで「めんどくさい」という声を見かけることがありますが、多くは楽天モバイルへの乗り換え手続きがめんどうだというもの。
楽天モバイルの利用自体が「めんどくさい」わけではありません。
例えば、楽天モバイルでiPhoneを使用する場合、国内通話が無料になるRakuten Linkアプリの一部機能に制限があります。
Rakuten Linkアプリ以外からかかってきた電話はiOSの標準アプリで受信され、Rakuten Linkアプリからかけ直さないと通話が無料になりません。
アプリを開いてかけ直すのが「めんどくさい」と感じますが、LINE通話を利用すればあまり影響がないといえます。
楽天モバイルのデメリット10選
楽天モバイルのデメリット10選は次のとおりです。
新プランにより最低利用料金が値上がりしている
楽天モバイルのデメリットは、新プランにより最低利用料金が値上がりしている点です。
Rakuten UN-LIMIT VIからRakuten最強プランに料金プランが移行しました。
以前は1GBまで無料だった利用料金が改定され、現行プランでは3GBまでの利用に対して、月額1,078円(税込)の通信料が発生します。
しかし、高速データ通信が月額3,278円(税込)でギガ使いたい放題になる点、楽天ポイントでの支払いに対応している点など、魅力的な特徴も多く備えています。
SNS上にて「通信速度が遅い」という口コミがある
SNS上にて「通信速度が遅い」という楽天モバイルの悪い評判がある点も、楽天モバイルのデメリットです。
利用者が多い時間帯(昼間や夕方)や、特定の場所での速度低下が指摘されています。
キャリア名 | 実測値 |
---|---|
楽天モバイル | 平均ダウンドーロ速度: 84.71Mbps 平均アップロード速度: 24.66Mbps |
ドコモ | 平均ダウンドーロ速度: 134.36Mbps 平均アップロード速度: 12.78Mbps |
au | 平均ダウンドーロ速度: 117.72Mbps 平均アップロード速度: 15.1Mbps |
ソフトバンク | 平均ダウンドーロ速度: 110.54Mbps 平均アップロード速度: 18.97Mbps |
mineo | 平均ダウンドーロ速度: 53.0Mbps 平均アップロード速度: 12.84Mbps |
2025/06/14時点 最新情報は引用元から確認できるが、当サイト記載の数値と違う場合あり
楽天モバイルは自社回線とau回線で運用されていますが、自社回線の基地局が少ない地域では、通信速度が落ちる可能性が高まります。
通信品質よりもコストパフォーマンスを重視したいユーザー向けのキャリアであるとの意見も。
どうしても通信速度が気になる人は、回線エリアが広いドコモ・au・ソフトバンクへの乗り換えを検討しましょう。
地下や建物内で繋がりにくいとの評判がある
楽天モバイルは、地下や建物内で繋がりにくいとの評判があります。
実際に筆者が楽天モバイルを利用したところ、屋外では5Gでしたが建物のなかでは4Gに変わり、繋がりにくさを感じました。
楽天モバイルは、障害物を回避する特性を持つプラチナバンド(700MHz〜900MHz)のサービスを開始しました。
今後は基地局を増設し、楽天モバイルのエリアや通信速度、通信品質は日々改善されます。
Webサポートに繋がりにくい場合がある
Webサポートに繋がりにくい場合があるのも、楽天モバイルのデメリットです。
楽天モバイルのカスタマーサポートは電話とAIチャットボットで提供されていますが、SNS上では「電話もチャットも繋がらない」といった口コミがありました。
オンラインでの手続きや問い合わせは、店舗スタッフに相談する場合と比べて、ストレスを感じることも。
スムーズに問題を解決したい人は、休日や昼間の時間帯を避けて、Webサポートを利用するのがおすすめです。
楽天回線に接続できないエリアがある
楽天モバイルのデメリットとして、楽天回線に接続できないエリアが存在することも挙げられます。
楽天モバイルは自社回線とauのパートナー回線で運用されています。
しかし、楽天モバイルの自社回線は都市部を中心に拡大しているため、地方では接続が不安定なエリアが多い現状です。
楽天モバイルを検討している人は、自分の居住地や利用予定エリアでの電波状況を事前に確認しておきましょう。
Androidの取扱端末数が少ない
Android端末の取り扱い機種が少ないことも、楽天モバイルのデメリットといえます。
楽天モバイルと大手キャリアのAndroid取扱端末数は、それぞれ次のとおりです。
キャリア名 | Android取扱端末数 |
---|---|
楽天モバイル | 10機種 |
ドコモ | 42機種 |
au | 29機種 |
ソフトバンク | 39機種 |
楽天モバイルでAndroidの取扱端末数が少ないのは、端末の多様性よりも料金プランやサービスのシンプルさを重視していることが理由といわれています。
契約前に自分が希望するAndroid端末が販売されているかどうかを確認しておきましょう。
Rakuten Linkを使わないと通話が無料にならない
楽天モバイルでは、Rakuten Linkを使わないと通話が無料になりません。
標準の電話アプリを使用した場合、30秒ごとに22円(税込)の通話料が発生します。
Rakuten Linkを使用したとしても、すべての通話が無料になるわけではなく、特定の番号や海外への通話は有料です。
頻繁に通話する人や通話品質にこだわりたい人は、月額1,100円(税込)の「15分かけ放題オプション」の利用を検討しましょう。
iOS版のRakuten Linkが仕様変更されている
iOS版のRakuten Linkが仕様変更された点も、楽天モバイルのデメリットです。
楽天モバイルでは音声通話の着信とSMSの送受信に関する仕様が変更されました。
- Rakuten Linkを使用していない相手からの通話は、iOS標準の電話アプリで受電する
- SMSの送受信もiOS標準のメッセージアプリを使用しなければならない
- Rakuten Linkユーザー以外へのSMS送信には料金が発生する
折り返しの電話をRakuten Linkアプリで行えば、従来通り通話料無料で利用可能です。
他社キャリアで購入したスマホは楽天モバイルに対応していない場合がある
他社キャリアで購入したスマホは、楽天モバイルに対応していない場合があります。
楽天モバイルでは、楽天回線対応製品以外の製品は動作保証の対象外であり、アフターサービスも提供されていません。
楽天モバイルで利用できる端末かどうかは、公式サイトの「対応機種リスト」に情報が掲載されています。
楽天回線動作保証外の製品を利用したい場合は、APN設定を行うことで利用できるケースもあります。
大手キャリアと比較して実店舗が少ない傾向にある
大手キャリアと比較して、楽天モバイルは実店舗が少ない傾向にあります。
楽天モバイルと大手キャリアの実店舗数は、以下のとおりです。
キャリア名 | 実店舗数 |
---|---|
楽天モバイル | 約1,000店舗 |
ドコモ | 約2,000店舗 |
au | 約2,000店舗(UQスポット含む) |
ソフトバンク | 約2,000店舗 |
楽天モバイルの実店舗は都市部に集中しており、地方や郊外に住むユーザーは、サポートを受けるために遠方まで出向かなければならない場合も。
対面でのサポートを重視したい人は、あらかじめ楽天モバイルの実店舗が近場にあるかどうかを確認しておきましょう。
楽天モバイルをおすすめしない人・おすすめする人
楽天モバイルのデメリットやメリットからわかる、利用をおすすめしない方とおすすめする方の特徴は以下のとおりです。
- 地下や郊外、山間部でも通信品質重視の人
- 楽天市場や楽天カードなど楽天グループのサービスを利用しない人
- データ通信量をあまり必要としない人
- データ量無制限で利用したい人
- 楽天市場など楽天グループのサービスを利用している人
- 国内通話をよくかける人
- 新型iPhoneを安く利用したい人
楽天モバイルをおすすめしない人
楽天モバイルをおすすめしない人の特徴は以下のとおりです。
- 地下や郊外、山間部でも通信品質重視の人
- 楽天市場や楽天カードなど楽天グループのサービスを利用しない人
- データ通信量をあまり必要としない人
一部の地域ではパートナー回線が補っていますが、大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)などの通信品質と比べると、安定しない場合もあります。
楽天モバイルのキャンペーンは、特典として楽天ポイントの還元が多いです。
楽天ポイントは楽天モバイルの支払いに利用できますが、楽天グループのサービスをあまり利用しない場合はお得ではありません。
楽天モバイルのデータ量無制限プランは、インターネットの閲覧やメッセージのやり取りが主なライトユーザーには必要ない場合が多いです。
データ容量が必要ない人は、低容量プランのキャリアや格安SIMを比較しましょう。
楽天モバイルをおすすめする人
楽天モバイルをおすすめする人の特徴は以下のとおりです。
- データ量無制限で利用したい人
- 国内通話をよくかける人
- 楽天市場など楽天グループのサービスを利用している人
- 新型iPhoneを安く利用したい人
楽天モバイルは、大手キャリアの半額以下の料金でデータ無制限プランを利用できることです。
Rakuten Linkアプリを使用すると国内通話料金が無料になるのもメリット。
楽天モバイル利用者はSPUが+4倍なので、楽天市場での買い物がお得です。
楽天カードと楽天モバイルを組み合わせると+5倍になり、通常より多くのポイントが還元されます。
iPhoneの購入に関連するキャンペーンもあるため、iPhoneをどこで買うか迷っている人も楽天モバイルがおすすめです。
楽天モバイルのデメリットが気になる人におすすめの格安SIM
楽天モバイルと併せて、乗り換えを検討したい格安SIMを6つ紹介します。
- ワイモバイル
- ahamo
- LINEMO
- UQモバイル
- mineo
- IIJmio
ワイモバイル

画像出典:ワイモバイル公式サイト
料金プラン(税込) |
ギガマシマシ新プラン
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国内通話料金(税込) | 22円/30秒 |
オプション(税込) |
|
通信回線 |
ソフトバンク回線 |
通信速度 |
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支払い方法 |
|
eSIM対応 | 対応あり |
詳細をチェック | 公式サイト |
ワイモバイルは、ソフトバンクのサブブランドとして展開されている格安SIMです。
ワイモバイルの家族割は、家族で複数の回線を契約すると、2回線目以降は毎月1,100円(税込)割引されます。
例えば4人家族の場合、年間で最大39,600円(税込)も節約できるので、家族で同じキャリアを利用するならワイモバイルがおすすめです。

スマゴリ
対象のインターネットサービスとのセット利用でスマホ料金が割引になる「おうち割 光セット(A)」も提供されています。
ahamo

画像出典:ahamo公式サイト
料金プラン(税込) |
|
国内通話料金(税込) | 22円/30秒(5分以内の通話は無料) |
オプション(税込) |
|
通信回線 |
ドコモ回線 |
通信速度 |
|
支払い方法 |
|
eSIM対応 | 対応あり |
詳細をチェック | 公式サイト |
ahamoは、ドコモの料金プランの1つです。
ドコモ回線を利用することで、エリアや通信品質は他のドコモのプランと同様に安定しています。
データ容量は30GB、月額料金は2,970円(税込)と、大容量かつリーズナブルな料金プランが人気の秘密です。
LINEMO

画像出典:LINEMO公式サイト
料金プラン(税込) |
※時間帯により速度制御の場合あり ※通話料別(ベストプランのみ) ※オンライン専用 ※5分超過の国内通話料は従量制、一部対象外の通話あり(ベストプランVのみ) ※表記は基本料金 |
国内通話料金(税込) | 22円/30秒 |
オプション(税込) |
※一部対象外通話あり。5分超過の通話料は従量制(22円/30秒)。
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通信回線 |
ソフトバンク回線 |
通信速度 |
|
支払い方法 |
|
eSIM対応 | 対応あり |
詳細をチェック | 公式サイト |
LINEMOは、ソフトバンクがサービス提供をする格安プランです。
LINEギガフリーでLINEのトークや通話などのデータ消費量がゼロなので、LINEをよく利用する人におすすめ。
料金プランは3GB・990円(税込)から利用できるため、楽天モバイルより安いです。
UQモバイル

画像出典:UQモバイル公式サイト
料金プラン(税込) |
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国内通話料金(税込) | 22円/30秒 |
オプション(税込) |
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通信回線 |
au回線 |
通信速度 |
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支払い方法 |
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eSIM対応 | 対応あり |
詳細をチェック | 公式サイト |
※最新の情報は必ず公式サイトでご確認ください
UQモバイルはauのサブブランドで、大手キャリア並の通信品質を半分程度の料金で利用できます。
auひかりなどの対象インターネットサービスとスマホをセットで利用すると、「自宅セット割」が適用されます。
スマホ料金が毎月最大1,100円(税込)割引され、さらにUQモバイルのクーポンを適用すれば他社からの乗り換えが圧倒的にお得です。
mineo

画像出典:mineo公式サイト
料金プラン(税込) |
マイピタ【音声通話+データ通信】
マイそく【音声通話+データ通信】
※データ通信のみは別料金 |
国内通話料金(税込) | 22円/30秒 |
オプション(税込) |
(デュアルタイプ3回線目以降は−165円)
|
通信回線 |
ドコモ・au・ソフトバンク回線 |
通信速度 |
|
支払い方法 | クレジットカード |
eSIM対応 | 対応あり |
詳細をチェック | 公式サイト |
mineoは、ドコモ・au・ソフトバンクの3回線に対応している格安SIMです。
大容量プランはありませんが、データ容量から選ぶ「マイピタ」と通信速度から選ぶ「マイそく」があります。
余ったデータ量をシェアする「ゆずるね」をはじめ、独自のサービスを展開しています。
IIJmio

画像出典:IIjmio公式サイト
料金プラン(税込) |
※データプランのみは別料金 |
国内通話料金(税込) | 11円/30秒 |
オプション(税込) |
|
通信回線 |
ドコモ・au回線 |
通信速度 |
|
支払い方法 |
クレジットカード |
eSIM対応 | 対応あり |
詳細をチェック | 公式サイト |
IIJmioは、ドコモとauの2回線に対応している格安SIMです。
2GBプランが850円/月(税込)から利用でき、5G通信にも対応しています。
格安SIMのなかでは取り扱い端末の種類が豊富で、SIMと端末をセット購入したい人におすすめです。
楽天モバイルのデメリットまとめ
楽天モバイルの主なデメリットは以下のとおりです。
- 新プランにより最低利用料金が値上がりしている→パートナー回線も無制限になるなどメリットもあり
- 通信速度が遅い・地下などで繋がりにくい→近いうちにプラチナバンド利用可能になることが決定
- 楽天回線に接続できないエリアがある→パートナー回線で補填&基地局順次増設
- 楽天サポートに繋がらない→どこのサポートも同じ・混雑時間帯を避ける
楽天モバイルのデメリットは、今後改善が予想されるものが多いです。
楽天モバイルは、キャンペーンが豊富でデータ容量無制限プランを安く利用できるなど、メリットも多くあります。
今後は通信品質の向上が予想されるので、無制限プランを利用したい人や端末を安く購入したい人は、楽天モバイルを利用しましょう。