2024年12月に総務省が発表した新たな通信サービス施策により、ワイモバイルでも「お試し割」が始まる予定です。
この新制度により、利用者は実際の通信環境を確認しながら、サービスの品質を検証できるようになります。
本記事では、ワイモバイルのお試し割の詳細や申し込み方法やメリット、注意点について解説します。
ワイモバイルお試し割の概要
ワイモバイルお試し割の概要をまとめました。
お試し割は、通信業者同士が過度な割引競争にならないように規制をかけつつ、利用者に各サービスを縛りなしで試してもらうために導入されました。
お試し割で継続縛りなしで各通信業者のサービスを試せるということは、どこの業者が最も自分に合うかどうかを試せるということ。
ワイモバイルに乗り換えたいものの通信環境や料金プランに漠然とした不安があるといった懸念点があるなら、お試し割を活用しましょう。
お試し割の割引額と期間
ワイモバイルのお試し割は、最大6ヶ月間で合計2万2000円までの割引を受けられる制度です。
スマホ代が高いと感じている人は、携帯料金の比較と合わせて利用したい制度です。
お試し割が適用されることで、利用者は実質的な負担を抑えながら、通信品質やサービスの使い勝手を体感できます。
割引額は月々の利用料金から自動的に適用され、6ヶ月間の利用期間中はスマホ代を削減できるのがメリット。
割引の適用方法は月額料金からの定額割引で、プランごとの月額料金に応じて割引額が設定されます。
利用者は実際の月額料金を長期的に体験できるため、ワイモバイルを検討していた場合、非常に嬉しい制度です。
お試し割の対象プラン
現時点でワイモバイルは対象プランの詳細を正式発表していないものの、主要な料金プランが対象になることが予想されます。
主な料金プランは下記のとおりです。
| プラン名 | 月額料金 | お試し割併用後の予想金額 |
|---|---|---|
| シンプル2 S 4GB | 2,365円 | 0円に近い金額 |
| シンプル2 M 20GB | 4,015円 | 348円 |
| シンプル2 L 30GB | 5,115円 | 1,448円 |
各プランは基本料金のみ掲載しているため、お家割 光セット(A)やPayPayカード割なども併用可能だった場合は、さらに安くなる可能性もあります。
あくまで予想金額なので、詳細はワイモバイルへ問い合わせて確認しましょう。
ワイモバイルでお試し割を適用して申し込む方法
お試し割の申し込み方法は、以下2つの方法に分かれます。
新規契約とMNP乗り換えの場合で、それぞれ手続き方法は異なります。
どちらも申し込みの際、本人確認書類の提出と月々の支払い方法を選択する必要があります。
- 運転免許証
- 日本国パスポート
- マイナンバーカード
- 身体障がい者手帳
- 療育手帳
- 精神障がい者手帳
- 在留カード＋外国パスポート
- 特別永住者証明書
- クレジットカード
- キャッシュカード
- 銀行口座
お試し割の申し込みでワイモバイルのキャンペーンを適用できる場合があります。
他社からの乗り換えで利用できるキャンペーンをチェックしましょう。
新規契約でお試し割を適用する場合
ワイモバイルで新規契約にてお試し割を申し込む場合は、下記の手順で行います。
SIMカードは、利用者の電話番号や個人データなどが記録されている小型のICカードのことです。
eSIMとはスマートフォン本体にあらかじめ搭載されている、一体型のSIMのことを言います。
SIMカードとeSIM、どちらを選択していいかわからない場合は、下記を参考にしてください。
- 申し込み後すぐに利用したい
- 紛失や破損のリスクを回避したい
- 利便性を重視したい
- どの機種でも対応できる安心感が欲しい
- 使用する機種がeSIMに対応していない
- 急ぎで使用する目的がない
自身が使用する機種がeSIM対応の場合は、申し込み後QRコードを読み取るだけで簡単に利用可能になるのでeSIMがおすすめです。
eSIM対応機種でなければSIMカードを選択しましょう。
ワイモバイルでeSIM対応しているかどうかは、こちらから検索してみてください。
eSIMだった場合は2つの内容を確認し、問題なければ「確認しました」にチェックを入れていきます。
その後、下記の流れで進んでいきましょう。
- eSIMについて2つの内容に問題なければ「確認しました」にチェックを入れる
- 利用予定端末を選択する
- 契約方法を「新しい電話番号で契約する」を選択する
- 料金プランを3つの中から選択する
- 家族割引サービス・ワイモバ親子割・PayPayカード割など利用する場合選択する
- 本人確認書類・口座情報を用意する
- 「次へ」をクリックする
利用プランは、シンプル S 4GB、シンプル M 20GB、シンプル L 30GBの3つから選択できます。
料金プランに悩んだら、下記を参考にしてください。
料金プランは、Wi-Fi環境が整った職場や自宅の滞在時間が長ければ「シンプル M」 20GBでも快適に利用可能です。
筆者はワイモバイルのシンプル Mプランを利用していますが、休日外出先でWi-Fi環境がなくても速度制限など通信トラブルになったことはありません。
ただし、Wi-Fi環境が整っていない場でスマートフォンを多く利用する場合は、シンプル Lプランを選択しても良いでしょう。
一度設定した後もプラン変更は可能なため、自身のライフスタイルに合わせて設定してください。
シンプル M、シンプル Lのどちらかを選択した場合、データ増量オプションの有無を選択します。
各プランの最大GBを超えた場合に6ヶ月間の間なら無料でデータを増量してくれる仕組みです。
無料期間が終了間近になった際に、通知メールが届くため安心して利用できます。
その後、下記の流れで進めていきましょう。
- 通話定額オプションを選択する
- 利用端末がiPhoneだった場合、iPhoneセキュリティパックプラスの可否を選択する
- 下取りプログラムの有無を選択する
- 問題なければ「本人確認」へ進む
通話定額オプションは、仕事やプライベートで電話を多く利用する場合は「スーパーだれとでも定額+(1,980円)」をつけた方がお得です。
5分〜10分程度で月に数回使用する程度であれば「だれとでも定額+(980円)」でも問題なく利用できます。
ワイモバイルは30秒ごとに22円の通話料が発生しますが、zoomやLINE電話などアプリでの通話を主に利用する場合は加入しなくても問題ないでしょう。
利用する以下の個人情報を入力していきます。
- 氏名
- 氏名(カナ)
- 連絡先電話番号
- 性別
- 生年月日
- 住所
- メールアドレス
- メールアドレス認証
- メール送信について(同意するにチェックする)
- 利用者情報(本人または家族か)
- ネットワーク暗証番号(4桁)
特に住所については、本人確認書類と相違があった場合申し込み不可になりますので注意してください。
全てが完了したら、お支払い情報入力に移ります。
支払名義人を選択した後は、支払い方法を選択しましょう。
ワイモバイルは、基本的にクレジットカードを推奨しています。
カードを所有してない場合は下へスクロールして「口座振替でお支払い」から設定してください。
今まで入力した契約内容や個人情報に相違がないかを確かめて、問題なければ「申し込みを完了する」をクリックして完了です。
申し込み完了後、ワイモバイルからeSIM利用可能の通知メールが届きます。
その後は「Y!mobile eSIMかんたん開通」のアプリから手続きをして完了です。
他社からMNP乗り換えでお試し割を適用する場合
auや楽天モバイルなどの他社から、MNP乗り換えでお試し割を適用する場合の手順を解説します。
ワイモバイルオンラインストアにアクセスします。
「製品を探す」から、契約方法はのりかえ(MNP)、製品をSIMカード／eSIMに設定してください。
その後、SIMカードかeSIMのどちらかを選択して次に進みましょう。
新規契約と同様、下取りプログラムなどのオプション設定が完了したら、本人確認書類と顔写真を撮影し、支払い情報を入力していきます。
全ての内容に問題がなければ、重要説明事項をチェックし、内容確認へ進んで申し込み完了です。
他社から乗り換えする場合は、eSIMだとよりスピーディーに利用できるようになります。
MNP予約番号の有効期限は通常15日間であり、この期間内に手続きを完了させる必要があるので注意しましょう。
ワイモバイルでお試し割を使うメリット
ワイモバイルでお試し割を使うと、下記のようなメリットがあります。
ワイモバイルの料金プランは最大5,115円と比較的安価なため、お試し割を使うと通信料が安くなるのが特徴です。
通信品質は、ソフトバンクの通信インフラを利用して提供されています。
通信速度やエリアは基本的にソフトバンクと同等なので、通信費用を抑えたい場合ワイモバイルのお試し割は非常にメリットです。
スマホ代が安くなる
お試し割の最大の利点は、6ヶ月間にわたる大幅な料金削減効果です。
最大2万2000円の割引により、実質的な月額料金負担を大きく軽減できます。
家族での利用を検討している場合はワイモバイルの家族割、ネット回線と一緒に使う場合はワイモバイルのソフトバンク光セット割を利用すればスマホ代を節約できるのがメリット。
試用期間終了後も、ワイモバイルの一般的な料金プランは大手キャリアと比較して月額料金が抑えられている点も、長期的なコスト削減につながります。
ネットの繋がりやすさを確認できる
実際の利用環境下で通信品質を確認できることは、お試し割の重要なメリットです。
通勤経路や自宅、職場など、日常的に利用する場所での電波状況や通信速度を体感できます。
特にテレワークやオンライン会議の増加により、安定した通信環境が求められる時代です。
試用期間中に実際の業務での使用感を確認できることは、契約継続の判断において大きな利点といえます。
プランによっては半年無料で使える
一部のプランでは、お試し割の適用により実質的に半年間無料で利用できるかもしれません。
月額料金が低めに設定されているプランでは、割引額が月額料金を上回る場合があるからです。
この期間を活用することで、リスクを最小限に抑えながらサービスの品質を確認することが可能となり、長期的な契約の判断材料になるでしょう。
現時点でお試しプランを併用後の金額が掲載されていないため、詳細は店舗へ問い合わせて確認してください。
ワイモバイルでお試し割を使うときの注意点
ワイモバイルでお試し割を使うとき、以下2つの注意点があります。
お試し割を申し込むと同時に、スマートフォン本体の同時購入はできないので注意が必要です。
割引額は最大2.2万円と記載されているだけで、選択したプランによっては2.2万円以下の割引額になる可能性もあります。
お試し割を適用するためSIMのみ申し込む
お試し割は、SIMカードのみの契約を対象としています。
端末とのセット購入の場合、お試し割の適用対象外になるので、注意しましょう。
端末購入に関する別途の割引制度との重複を避けるための措置だからです。
SIMカードのみの契約では、既存の端末を継続利用するか、別途端末を自身で用意する必要があります。
制限により、端末代金に左右されることなく純粋な通信サービスの品質を評価できる点は大きなメリットです。
プランによっては割引額が2.2万円を下回る
お試し割による最大割引額は2万2000円と設定されているが、選択するプランによっては実際の割引総額がこれを下回る場合があります。
月額料金が低めに設定されているプランでは、割引可能な金額に上限があるからです。
特に低価格帯のプランを選択する場合は、実際の割引額と期待する料金削減効果を事前に確認することをおすすめします。
ワイモバイルのお試し割に関してよくある質問
お試し割に関する一般的な疑問点について、主要な質問とその回答をまとめました。
継続契約といった縛りなしで、最大6ヶ月間ワイモバイルの通信環境や使い心地などと体感できるのが、お試し割の最大のメリットです。
適用条件や解約時の違約金など、気になる点は多いでしょう。
順番に回答していくので、これからワイモバイルのお試し割を検討している場合はぜひ最後まで読んでみてください。
ワイモバイルお試し割の割引適用条件は？
ワイモバイルお試し割の割引適用条件は、SIMカードのみの新規契約、または他社からの乗り換えの場合に適用されます。
同一業者は一度限りになるので、2回以上ワイモバイルでお試し割の利用はできないため注意してください。
ワイモバイルお試し割の適用期間は？
ワイモバイルお試し割の適用期間は契約してから最大6ヶ月間ですが、具体的な日時は現時点では不明です。
お試し割の制度自体は2024年12月26日から導入されていますが、現時点でワイモバイルのお試し割はまだ開始されていません。
公式サイトの最新情報を随時チェックする必要があります。
ワイモバイルお試し割を解約する時違約金はかかる？
ワイモバイルお試し割を解約した際に、違約金が発生するかは現時点で記載がありません。
お試し割は、基本的に違約金や反則金はかからないとされています。
解約する可能性がある場合は、申し込む前に確認することをおすすめします。
ワイモバイルお試し割の割引期間終了後の料金体系は？
ワイモバイルお試し割の割引終了後は、契約済みキャリアの通信料金に戻ります。
もしワイモバイルを継続する場合は、切り替え前に手続きが必要です。
ワイモバイルお試し割は他のキャンペーンと併用可能？
ワイモバイルお試し割は、他のキャンペーンと併用できない可能性が高いです。
ワイモバイルの公式サイトでは明確な情報は開示されていないため、随時チェックしていきましょう。
お試し割でワイモバイルを利用してみよう
お試し割は、通信サービスの選択においてリスクを最小限に抑えながら、実際の利用感を確認できる画期的な制度です。
特に、コストパフォーマンスを重視する利用者にとって、この制度は通信事業者の選択において有効な判断材料を提供できます。
実際の申し込みに際しては、自身の利用パターンや必要とする通信容量を考慮し、最適なプランを選ぶことをおすすめします。
試用期間中は積極的に通信品質や使い勝手を確認し、長期的な利用の判断材料として積極的に活用していきましょう。
