- 前半は今からプログラムに入ろうか迷っている人 向け
- 後半はすでに入っている人への最適な機種変更の方法
いつでもカエドキプログラムに入ってるんだけど、そろそろ機種変更したいと思ってる……!損しないためには、どうしたら良かったんだっけ?
新規受付が始まってから約3年経過した「いつでもカエドキプログラム」。
プログラムに加入したユーザーで次の機種変更を迎える人も増えています。
この記事では主にいつでもカエドキプログラムの加入者に向けて、次の機種変更でどうしたら損をせずに、最もお得な立ち回りができるのか、お伝えします。
- いつでもカエドキプログラムは前回の機種変更から23ヶ月目に端末を返却することで、24回目=残価の支払い免除を受けられる
- 特典を使った方がいいのは「23ヶ月目ジャストに機種変更する人」「簡単な手続きで済ませたい人」など
- 使わない方がいいのは「1年など短期で機種変更を繰り返す人」「端末に傷や故障がある場合」など
- 新型iPhone購入するならiPhone16を安く買う方法をチェック
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ドコモのiPhone過去モデルが買いやすくなりました!
いつでもカエドキプログラムを使用して23ヶ月目に端末を返却すれば、残価の支払いが不要です。
- iPhone 14(128GB)
124,465円(税込)→ 残価102,432円(税込)の支払いが不要 - iPhone SE(第3世代)
73,370円(税込)→ 残価51,216円(税込)の支払いが不要
【復習/これから入る人へ】いつでもカエドキプログラムとは
ドコモ公式サイトでは複雑な説明がされてますが、超ざっくり説明すると、購入時に2年後の下取り額を約束してくれるサービスです。
「購入時に2年後の下取り額を約束してくれる」とは?
いつでもカエドキプログラムの要点は以下のとおり。
- 24回目に残価(下取り額)が設定された24回払いで端末を購入
- 23回支払ったタイミングでドコモに端末を返す
→24回目分の支払いをしなくてよくなる
例えば105,500円のスマホがあったとして、ドコモは事前にこの端末の2年後の下取り額を48,000円に設定しておきますね!
といった感じで、24回目の支払額=残価を設定します。
- 1〜23回目:2,500円×23回(合計57,500円)
- 24回目:48,000円
→合計105,500円
23回払ったタイミング(2年後)でドコモに端末を返すことで、24回目の支払い(48,000円)が免除される、ということです。
出典(以下、同じ) 最新スマホをおトクに購入!いつでもカエドキプログラム – YouTube
購入時に残価が決まっている、ということはつまり、「購入時に2年後の下取り額を約束してくれる」ということですね。
ちまたでは「2年レンタル」なんて言われ方もします。確かに、2年間、割安な料金でレンタルするようなもの、とも見ることができます。
加入者は返しても返さなくてもいい
これはいつでもカエドキプログラムの重要なポイントです。
加入したからといって、必ずプログラムを使わなくていけないわけではありません。2年後になって、「まだ全然余裕で使えるから、返したくないなぁ」とか「返したときに免除される金額が微妙だから、他で売りたい!」
といったときは、
- 24回目の金額をさらに24回に分割して払い続ける
- 24回目の金額を一括で支払って買い取ってしまう
といったこともできます。
2年以内の機種変更では「早期利用特典」がある(でも使わない方がいいかも)
ってことは、プログラムに入ると、2年間は次の機種変更ができないのか?
結論、できます。
前提として、2年以内に機種変更したとしても、免除される金額は24回目の支払額(残価)のみです。
ただ早めに返すということは、そのスマホには残価以上の価値が残っています。
そこで「早めに端末を返してくれたから、23回目までの支払いから毎月割引しておくわ!」といった感じで、残りの支払いもオマケしてもらえます(早期利用特典)。対象機種と早期利用特典の金額(2024年5月現在)
ただ、後述しますが、個人的には早期利用特典の金額がしょぼいので、23ヶ月目以前に機種変更するなら、一括で買い取ってしまうことをおすすめします。
「罠だ!」という評判。故障、傷があると2.2万円かかるが……
いつでもカエドキプログラムでは端末の返却時に破損、傷などの不具合があると、別途2.2万円の手数料がかかります(故障時利用料)。
上記に対して憤っている人を見ることがあります。ただ、冷静に考えれば、傷ありや故障している端末は、他社であっても買取額は減額されますよね。
なんで個人的には、プログラムの加入の有無に関わらず、スマホはケースやフィルムを利用して、常に「借りているもの」として使うことをおすすめします。
結論。ユーザーにはノーリスク。入って損なし
これはあくまで正直スマホとしての考えなんですが……。
プログラムのポイントは主に以下の2点でした。
- 購入時に将来の下取り額を約束してもらえる
- ユーザーは端末を返しても返さなくてもOK
例えば2年後になって、端末の価値が当初の予想よりもドカッとと下がっていたとしても、ドコモはユーザーから当初の残価で回収しなければなりません。
逆にユーザーは、プログラムを使うよりも他で売却した方が条件がいいなら、プログラムを使わずにドコモから買い取ってしまえばOK。
つまりユーザー側に主導権があるため、ドコモでスマホを買うなら、入っておいて損はないと言えます。
強いて挙げるリアルなデメリット
僕が実際にプログラムを利用して感じたデメリットは、1年くらいの早期で機種変更するときに、若干面倒だったことくらいです。
「早期利用特典」は微妙なので、ドコモから買い取って→他社(買取店など)で売却したほうが条件が良いことが多いです。
一括で購入していれば、ドコモから買い取る手続きをしなくても良く、スムーズに売却できます。
なんで、概ね1年くらいで機種変更を繰り返していくつもりなら、プログラムには入らずに一括で購入する方が楽だと思います。
【加入者向け】いつでもカエドキプログラムで最も損をしない機種変更の方法
以下では、すでにプログラムに加入しているユーザーがどのような選択をすべきなのか、機種変更のタイミングごとにお伝えしていきます。
◯ヶ月目の定義
ドコモではプログラムに加入した翌月を1ヶ月目とし、1ヶ月目の支払いが1回目としてカウントされます。
例えば2021年10月に機種変更した人の「23ヶ月目」は、2023年9月です(機種変更の2年後同月の前月)
① 23ヶ月目に機種変更をする場合
- 大きな傷や故障がない
- 他社で買い取りに出すよりも免除額が大きい
- 下取りプログラムの下取り額よりも免除額が大きい
- 機種変更後に古い端末を使う予定はない
上記の場合、基本的にはプログラムの特典を使うことをおすすめします。
23ヶ月目に端末を返却することで、24回目=残価の支払いが免除されます。
プログラムを使う場合は、ドコモオンラインショップ、店舗いずれの場合も、機種変更の際に「プログラムの特典を利用する」申し出をします。
② 22ヶ月目よりも前に機種変更する場合
1年など早めに機種変更する場合は、プログラム特典の利用はおすすめしません。先述のとおり、「早期利用特典」よりも、他で売却した方がお得なことが多いからです。
例えば22年9月に購入したiPhone 14 Pro(512GB)を12ヶ月目に機種変更する場合、
- プログラム利用
早期利用特典 1,500円×11ヶ月 + 残価 118,080円
=134,580円 - イオシスで売却
141,000円(2023年8月現在)
買取店に出した方が数千円お得です。
少し面倒ですが、「早期利用特典の総額+残価」と現時点での他社の買取額を調べた上で、特典を使うか判断することをおすすめします。
特典を使わずに機種変更する方法
ドコモオンラインショップの場合は「特典を使う」の項目にチェックを入れなければOK。店舗ではその旨をスタッフさんに伝えます。
ドコモからの買い取りはドコモショップでのみ受け付けています。
③ 23ヶ月目以降に機種変更する場合
23ヶ月目に機種変更しなかった人は、特別な手続きをしていない限り、24回目の残価がさらに24分割されて、支払いが続いています。
端末を返したタイミングで、それ以降の支払いが免除されます。
- 現時点で端末を返却した場合の免除額(残債はいくらか)
- 他社の買い取り相場
この2点をチェックした上で、「ドコモへ返す」 or 「ドコモから買い取り、他社で売却」、お得な方を選びましょう。
ただしドコモからの買い取りはドコモショップへの来店が必要です。面倒ならサクッとプログラム特典を利用しても良いでしょう。
④ そもそも機種変更をしない
現時点で機種変更をしない場合、特にすることはありません。
残債額が少なくなってきたし、一括で買い取りたい、という人はドコモショップで手続きできます。
機種変更ユーザーまとめ
- 23ヶ月目ジャストに機種変更する
- 他社で買い取りに出すよりも、免除額が大きい
- 機種変更後に古い端末を使う予定はない
- 簡単な手続きで済ませたい
- 22ヶ月目よりもかなり前に機種変更する
- 他社の方が買取額が明らかに大きい
- 端末に傷がある・故障している
- 多少面倒な手続きも厭わない
プログラム加入者が他者へ乗り換え・解約する場合
いつでもカエドキプログラムの特典を利用する条件は「ドコモへの端末の返却」のみです。
そのため、ドコモから他社へ乗り換えたり、ドコモを解約した後でも、ドコモへの端末の分割払いを続ければ、将来、返却することで特典を利用できます。
プログラムを解約したい場合
いつでもカエドキプログラムには「解約」という概念がありません。「分割払いの残債を一括精算したとき」「分割払いを最後まで支払い終えたとき(4年以上使ったとき)」に、プログラムの権利が消滅します。
ドコモを解約(他社に乗り換え)する場合、主に以下の2パターンがあります。
① 他社でスマホを購入する場合
他社に乗り換えるタイミングでスマホを購入する場合、これまでのドコモの端末が不要になる人も多いと思います。
- ドコモに早めに返して、早期利用特典+24回目の支払い免除を受ける
- ドコモから買い取り、他の買取店で売却する
- ドコモから買い取り、乗り換え先キャリアの下取りプログラムを使う
これらの中から、もっとも負担が少なくなる方法を選んで、下取りに出すことをおすすめします。
② ドコモのスマホをそのまま使い続ける場合
周波数などの条件を自分で調べられるなら、ドコモの端末をそのまま使い続けることもできます。
その場合、他社へ乗り換え後もドコモへの端末代金の支払いを続け、23ヶ月目に端末を返却することで、24回目の支払い免除を受けられます。
新しい端末は乗り換え先のキャリア、メーカー公式など、どこで買っても問題ありません。
ahamo、irumoに乗り換えても加入し続けられる
もちろん、ドコモからahamoやirumoへ乗り換えたとしても、他社へ乗り換えた場合と同様に、特典を利用する権利は引き継げます。
いつでもカエドキプログラムの返却方法(郵送・店頭)
プログラム特典を利用する場合、基本的には郵送で返却します。
- 機種変更時に「プログラムの利用」を申請
- 本人限定受取郵便(特例型)で送られる送付キットを受け取る
※申請時に「オンラインで本人確認」を済ませた場合は、普通郵便で送付されます - 申込みの翌月末までに端末を返送する
※返却するのは本体のみで、USBケーブルなどの同梱物は返さなくてもOKです - 返送から最短1週間ほどで、メッセージRで査定結果の連絡
返却期限は申し込み翌月までと、余裕があります。
慌てて返さなくても良いので、データを移行の上、数週間使って問題ないことを確認してから返却することをおすすめします。
査定結果について:ちなみにドコモから届くメールに「査定が完了しました」とのみ記載があれば、問題なくプログラムが適用されたということですので、安心してください。
機能不良品(故障時利用料2.2万円がかかる場合)、受付不可品の場合、その旨の連絡があります。
仮に機能不良品などで故障時利用料がかかったとしても、キャンセルできません。
端末だけ返す方法(ドコモを解約している場合を含む)
機種購入をせずに端末の返却だけしたい場合は、My docomoの「お手続き」から申し込めます。
「お手続き」>「割引・優待」>「いつでもカエドキプログラム ご利用(郵送)」>「お手続きをする」
以降の返送の流れは、上記の郵送の方法と同じです。
店頭で返却する方法
店頭で機種変更(端末購入)した場合に限り、その場で端末を返却することもできます。
ただしその場で完全にデータを移行することはできませんので、当日の返却は現実的ではありません。
店頭で機種変更する場合も、基本的には郵送で返却したい旨、スタッフさんに伝えましょう。
2023年9月「いつでもカエドキプログラム+(プラス)」がスタート
2023年9月1日から、いつでもカエドキプログラムの上位サービスとなる「いつでもカエドキプログラム+(プラス)」がスタートしました。
ざっくり、1年でも少ない負担で利用できるというものですが、少しクセもあります。
関連記事:【複雑】ドコモ「いつでもカエドキプログラム+」を解説。入るべきなのはこんな人
いつでもカエドキプログラムに関するよくある質問
以下、プログラムに関する細々とした気になることをまとめておきました!
特典を使わずに(返さずに)買い取るにはどうしたらいい?
ドコモショップで一括精算することで、端末を買い取れます。
一括精算は現金、またはクレジットカードでの支払いとなります。
22ヶ月目までに早めに機種変更したとき、一括精算できない?
ショップであれば早期利用特典を利用した上で、一括精算できます。
iPadでも加入できる?
2022年以降にドコモから発売されたiPadはプログラムに加入できます。
毎月の支払いにdポイントは使える?
プログラムに加入した場合でも、端末代金にdポイントを充当できます。
ポイントの充当は以下の2通りの方法から選べます。
プログラムの早期利用特典はいつから利用できる?
早期利用特典は購入翌月(1ヶ月目)から利用できます。
ただ繰り返しになりますが、早期利用特典は条件が良くないので、「ドコモから一括精算で買い取り→他社で売却」がおすすめです。
いつでもカエドキプログラムを使うと「実質1円」ってどういう意味?
家電量販店などでよく見かけた「実質1円」。
「プログラムを使った実質1円」の仕組みは以下のような感じでした。あくまで仮想のキャンペーンです。
- iPhone 13 mini(128GB)価格:116,710円
- 【ドコモCP】他社からの乗り換えで:2.2万円割引
- 【店舗CP】独自割引:36,629円
- 【プログラム】24回目の支払額(残価):58,080円
→2年間の負担額は1円
あくまで一例ですが、ドコモのキャンペーン、店舗独自の割引に、いつでもカエドキプログラムの残価を含めることで、「2年間は1円で使える」という見せ方をしていました。
しかし2023年12月に施行された割引規制により、上記赤字の「独自割引(白ロム割)」ができなくなったことで、「実質1円」の端末は姿を消しました。
分割の途中で修理に出した端末も返却できる?
できます。ただし、ドコモ以外の非正規の修理店を利用した場合は要注意です。
町の修理店などを利用すると、メーカーの保証外となるため、査定の際に「改造した端末」とみなされて、2.2万円の故障時利用料が請求される可能性が高いです。
プログラムに加入して修理を受ける際は、正規の修理をおすすめします。
ケータイ補償サービス、smartあんしん補償で交換した端末も返却できる?
意外かもしれませんが、できます!
購入時の分割払いが続く限り、これらのプログラムを使って交換した端末も、返却すれば、所定の残価が免除されます。安心して下さい!
加入中に端末を紛失してしまった場合はどうなる?
紛失した場合、ドコモへ端末を返却できなるため、プログラムの特典は利用できなくなります。
分割にせよ、一括で精算するにせよ、端末代金を全額支払わなければいけません。
MEMO:先述のとおり、ケータイ補償サービス、smartあんしん補償に加入していれば、紛失時に交換した端末を将来返却することで、特典を受けられます。
下取りプログラムとどっちがお得?併用はできる?
基本的にはいつでもカエドキプログラムの方がお得になります。
ただし、いつでも〜は販売時に2年後の下取り額を予想するという特性上、100%得になるとも言い切れません。
プログラムの特典を利用する際は、最新の下取り額も確認するようにしましょう。
MEMO:他社(au)では、下取りプログラムの方が料金がお得になった場合、先方からその旨の連絡があり、ユーザーにお得な方を適用してもらえる、という口コミがあります。
もちろん、いつでもカエドキプログラムと下取りプログラムの併用はできません。
ただし今回、下取りプログラムで端末を返して、新しい端末でいつでもカエドキプログラムに加入することはできます。
スマホおかえしプログラムとの違いは?
前身の購入プログラム「スマホおかえしプログラム」は36分割で購入した端末を24回目で返却することで、最大12回分の支払い(最大33%)が免除される、というものでした。
いつでもカエドキプログラムの方が免除率は高くなっています(ざっくり40〜49%くらい)。
※ただしその分、端末の価格が高騰傾向にあるので、ユーザーの負担はあんまり変わってない、もしくは増えています。
まとめ
24回目の支払い免除を受けられる「いつでもカエドキプログラム」の特典を使った方がいい人、使わない方がいい人をまとめておきます。
- 23ヶ月目ジャストに機種変更する
- 他社で買い取りに出すよりも、免除額が大きい
- 機種変更後に古い端末を使う予定はない
- 簡単な手続きで済ませたい
- 22ヶ月目よりもかなり前に機種変更する
- 他社の方が買取額が明らかに大きい
- 端末に傷がある・故障している
- 多少面倒な手続きも厭わない