ゴリラ
AQUOS wish3が発売されたね。どんな機種になったのかな?
2023年7月、ワイモバイル、楽天モバイルなどからAQUOS wish3が発売されました(ドコモでは9月以降に発売予定)。
賛否ありつつも人気のあったAQUOS wish2の後継モデルで、価格は3万円台に抑えられています。
本記事では、AQUOS wish3のスペックをザザっと見ていきます。
- 「シンプル」「環境に優しい」が売りのエントリーモデル
- スペックは前モデルからほぼ据え置き
AQUOS wish3のスペックを総チェック
AQUOS wish3のスペックは以下のとおりです。
スペック | AQUOS wish3 | |
---|---|---|
サイズ | 横:約71mm 縦:約147mm 厚さ:約8.9mm | |
重量 | 約162g | |
CPU | Snapdragon 695 5G | |
RAM+ROM | 4GB+64GB | |
SDカード | 最大1TB | |
ディスプレイ | 約5.7インチ TFT液晶 HD+ (720×1,520) | |
メインカメラ | 広角:約1,300万画素 | |
インカメラ | 約800万画素 | |
バッテリー容量 | 3,730mAh | |
ワイヤレス充電 | ー | |
おサイフケータイ | ◯ | |
防水 | IPX5/IPX7 | |
防塵 | IP6X (MIL-STD-810H準拠) | |
イヤホンジャック | ◯ | |
スピーカー | モノラル | |
5G | ◯ | |
生体認証 | 顔認証+指紋認証 ※楽天モバイル版、ワイモバイル版は 顔認証のみ | |
SIM | nanoSIM/eSIM | |
Bluetooth | 5.3 |
スペックはAQUOS wish2とほぼ同じです。
SoCがSnapdragon 695 5GからDimensity 700に変更されたのが大きな変更点です。
そのほか、顔認証に対応、筐体の再生プラスチックが60%に増量、Bluetooth 5.1⇒5.3など細かい変更があります。
再生プラスチックの使用割合が増量|35%⇒60%
今回のモデルも再生プラスチックが使用されています。
筐体の再生プラスチックの使用量が35%⇒60%とアップしたのに加え、内部パーツやカメラ周りにも使われるようになりました。
AQUOS wishの口コミ。淡いカラーと独特で優しい手触りは前モデルでも一定の評価を得ています。
「Dimensity 700」を搭載
頭脳となるSoCには「Dimensity 700」を搭載。
Galaxy A23 5G、Libero 5G IIIなどにも採用されているエントリーモデル向けのチップです。
これ、実はAQUOS wish2の「Snapdragon 695 5G」より少しダウングレードされています。
ただしAQUOS wish2はチューニングの問題なのか、Snapdragon 695 5G本来の性能ほどサクサク使えないという評判が多かったです。
AQUOS wish3がどの程度快適に使えるのかは、実機を触ってみての判断となりそうです。
顔認証に対応|電源ボタン一体型でスッキリ
生体認証は
- ドコモ版:顔認証と指紋認証に対応
- 楽天モバイル版・ワイモバイル版:顔認証のみ
となりました。指紋認証のみだったAQUOS wish2から変更されています。
AQUOS wish2は指紋認証と電源ボタンが別々で、押し間違えしやすいのが難点でした。上から順に音量ボタン、アシスタントキー、電源ボタン、指紋センサーが並んでいます。
AQUOS wish3の指紋センサー(ドコモ版のみ)は電源ボタン一体型となり、前モデルよりすっきりしています。
1,300万画素のシングルカメラ|写りはけっこう改善
カメラは1,300万画素(F2.0)のシングルカメラで、スペックはAQUOS wish2と同じです。
ただ、実際に使ってみてわかったんですが、新しい画像処理エンジン「ProPix4 lite」がわりと良い仕事をしていて 、実際の写りはけっこう違います。AQUOS wish2AQUOS wish3AQUOS wish2AQUOS wish3
こんな感じで、wish3の方が明るく、より鮮やかなことが一目瞭然です。
ディスプレイは控えめなスペック
ディスプレイは、5.7インチのHD+(1,520 x 720)と控えめなスペックです。
前モデル(下記の画像)と同じなら、クッキリ鮮やかというよりは、自然な見え方のディスプレイと言えそうです。
ディスプレイの設定は、
- 屋外でも見やすい「アウトドアビュー」
- ブルーライトが抑えられる「リラックスビュー」
に変更できます。特にアウトドアビューは上位モデル含め、AQUOSのスマホで地味に評判の良い機能です。
機能は一通り網羅|デュアルSIMにも対応
機能面はザっとこんな感じです。
- おサイフケータイ
- イヤホンジャックあり
- 最大1TBのSDカードスロット
- 5Gの通信
- eSIM
- 防水・防塵はIP57
- MIL規格18項目に準拠
eSIMにも対応しており、SIMカード+eSIMのデュアルSIMでも使用できます。
ちなみに、AQUOS wish2のドコモ版はeSIM非対応でしたが、今回はドコモ版もOK。
防水・防塵はIP57としっかりめ、耐久性はMIL規格に準拠でお墨付きです。価格が安いこともあり、精神的にもガシガシ使えますね。
ジュニアモード・かんたんモードに対応
大きなアイコンが並ぶ「かんたんモード」に変更もできます。シニア向けスマホでおなじみのホーム画面です。
シンプルに使いたい人に便利ですね。よく使う連絡先もホーム画面に登録できます。
また、今回のAQUOS wish3からは、利用制限や緊急時の連絡方法を設定できる「ジュニアモード」も搭載されました。
子どものスマホデビューにも選びやすいですね。
AQUOS wish3の価格は3万円台
AQUOS wish3の価格は3万円台です。
ドコモや楽天モバイル、ワイモバイルなどで購入できます。
ワイモバイルは1円スマホのキャンペーンを行うことがあり、前モデルも対象になったことがあります。
購入前には最新の情報をチェックしましょう。
AQUOS wish3のカラーはグリーン、ホワイト、ブラック、ピンクの4色。ピンクはワイモバイルの限定カラーです。
AQUOS wish2の中古品の価格
今ならAQUOS wish2の中古品も出回っています。
執筆時点におけるイオシスの価格は次のとおり。
- 最安:9,980円(中古品 Bランク)
- 未使用品の価格:12,800円
「回線とセットの契約が面倒」という人には、中古ショップでの購入も選択肢になりそうですね。
AQUOSスマホへのデータ移行は、ここ最近ではかなり簡単になりました。初期設定で有線ケーブルを使ってほとんどのデータを転送できます。
まとめ
AQUOS wish3は、スペックもカラーも控えめで、優しくシンプルに使えるスマホです。
ガチャガチャ機能が多いより、必要なスペック・機能が絞られているスマホを使いたい、という人に向いています。
ワイモバイルで1万円ちょっとで買えますし、前モデルのAQUOS wish2も安くなっているので、そちらを選んでしまうのもアリですね。