ゴリラ
Galaxy A23 5Gってどうかな?安いしGalaxyだし、これで良いかなと思って
2022年10月27日、ドコモ、au、楽天モバイルなどからGalaxy A23 5Gが発売しました。
2~3万円台で買えるGalaxyの廉価ラインナップ「 Aシリーズ」の最新モデルです。
Galaxy A23 5Gの進化したポイント、基本スペックをチェックしておきましょう。
先に正直な結論を伝えると、Galaxy A23 5Gは、2022年Galaxyのエントリー向けモデル。
高画素のカメラレンズを搭載した進化はありながら、基本のスペックは前モデルのA22とほぼ変わりません。
価格は約1万円アップの3万円台前半で、円安などを加味しても、やや割高な印象
Galaxy A23 5Gで進化したポイント
Galaxy A23 5Gで進化したポイントは、以下の4つです。
- カメラ性能が向上(5,000万画素に対応)
- 指紋認証に対応
- eSIMに対応
- 対応バンドが共通になった
最大の進化は5,000万画素のカメラを搭載したこと。指紋認証にも今回から対応しました。
マニアックなところでは、eSIMへの対応、対応バンドが広がったことが挙げられます。
前モデルのGalaxy A22 5Gから比べると、かなりマイナーアップデートに留まり、「A22+」「A22s」とかのネーミングでも良いぐらいかと!
Galaxy A23 5G | Galaxy A22 5G | |
---|---|---|
サイズ | 縦:約149.7mm 幅:約71.0mm 厚み:約8.9mm | 縦:約150mm 幅:約71mm 厚み:約8.9mm |
重さ | 約168g | 約168g |
バッテリー容量 | 4,000mAh | 4,000mAh |
CPU | Dimensity 700 | Dimensity 700 |
RAM / ROM | 4GB / 64GB (microSD 最大1TB) | 4GB / 64GB (microSD 最大1TB) |
ディスプレイ | 約5.8インチ TFT液晶 1,560×720(HD+) | 約5.8インチ TFT液晶 1,560×720(HD+) |
メインカメラ | 約5,000万画素 | 約1,300万画素 |
サブカメラ | 約500万画素 | 約500万画素 |
機能 | おサイフケータイ 防水・防塵 5G対応 FMラジオ 指紋認証 イヤホンジャック 泡ハンドソープで洗える | おサイフケータイ 防水・防塵 5G対応 FMラジオ 指紋認証 イヤホンジャック |
カメラ性能が向上|5,000万画素に対応
今回のGalaxy A23 5Gで最も進化したのはカメラです。
前モデルでは1,300万画素だったカメラが5,000万画素のレンズになりました。
ただし、カメラはシングルレンズで、超広角も望遠もありません。カメラが「強み」になるほどではないのが、何とも言えないところですね。
Galaxy A22 5Gに比べると、確かにレンズが大きくなっているのがわかります。
指紋認証に対応
今回のGalaxy A23 5Gから、指紋認証に対応しています。顔認証と指紋認証の両方が使えます。
指紋認証は側面の電源ボタンと一体型です。電源オンと同時にロック解除できます。
eSIMに対応
今回から「eSIM」が追加されました。
新たな通信契約をする際、eSIMなら、オンラインで即日開通できます。
また、eSIMを利用すれば、SIMカード+eSIMによるデュアルSIMで運用することもできます。
例えば「ドコモ+楽天モバイル」など2つの回線を同時に契約して、スマホ1台で利用することもできるわけです。
関連記事:【入門】デュアルSIMで2つのキャリアを1台のスマホで使う方法
対応バンドが共通になった
対応する周波数帯は、ドコモ版、au版、楽天モバイル版で共通になりました。
どこで買っても、4キャリアの通信に対応しています。他のキャリアに乗り換えた時も、引き続き使用できます。
参照:au版の対応周波数のページより
Galaxy A23 5Gの「その他のスペック」
主要なスペックについてまとめると、こんな感じ。
- SoCはDimensity 700でエントリークラス
- ディスプレイは液晶で解像度も控えめ
- バッテリーは4,000mAhで評判は良好
SoC、ディスプレイ、バッテリーのスペックは、いずれもGalaxy A22 5Gから据え置きです。
SoCは「Dimensity 700」でエントリークラス
SoCはMediaTek製の「Dimensity 700(MT6833V)」を搭載。前モデルのGalaxy A22 5Gから据え置きです。
性能はエントリークラスで「ちょっとモッサリかな?」というくらいのレベルです。
「ネット検索ができて、サクッとSNSが見れたらOK」ぐらいに考えているライトユーザーに合わせた性能です。
A21⇒A22では大きな性能アップがありましたが、今回は現状維持といったところ。
- Galaxy A21
Exynos 7884B(AnTuTuベンチマークは約11万点) - Galaxy A22 5G・A23 5G
Dimensity 700(同約30万点前後)
ディスプレイは「液晶」で解像度も控えめ
- 5.8インチ TFT液晶
- 解像度 1560×720(HD+)
ディスプレイは最低限のスペックという感じです。
表示形式は有機ELではなく、液晶。解像度も他のスマホより、1ランク・2ランク下の「HD+」となります。
「有機ELでフルHD+」といった標準的なスマホから乗り換えると、「画面がボヤっとしてる」といった印象を受けるかもしれません。
バッテリーは4,000mAh|評判は良好
バッテリーは4,000mAhを搭載。5.8インチのコンパクトな機種としては、標準~大容量ぐらい。
同じ4,000mAhでスペックもほぼ同等の前モデルの評判を見てみると、けっこう良いみたいです。
スペックが控えめなので、逆に燃費は良いのかもしれませんね。
Galaxy A23 5Gの発売日・価格
2022年10月27日からドコモ、au、楽天モバイル、J:COM MOBILEから販売されています。
価格は、次の通りです。カッコ内はプログラム適用時の負担額です。
- ドコモ:33,440円(21,560円)
- au:36,960円(22,080円)
- 楽天モバイル:32,800円
- J:COM MOBILE:31,680円
ちなみに、前モデルのA22はドコモ専売で、価格は一括22,000円でした。
円安などの影響もあるのでしょうが、価格が約1.5倍となり、シンプルに「高くなった」という印象です。
Galaxy A23 5G以外を買うならおすすめは…
ゴリラ
安く買えるならGalaxy A22 5Gの方が良くない?
と考える方も多いかと思いますが、ドコモオンラインショップではすでに販売終了しています。
個人的には、A22よりむしろ、別のエントリー~ミドルレンジの機種がおすすめです。
ここ1年ほどで他にも良い機種が出揃ってきています。
おすすめとしては、このあたり。
AQUOS wish2は、ドコモでは22,000円、auでは26,180円で販売しています。
▼AQUOS wish2のおすすめポイント▼
- Snapdragon 695搭載でエントリーとしては優秀
- 再生プラスチックでマットな質感が良い感じ
こちらも超エントリーでライトに使う人向けですが、Galaxy A23 5Gと比べると同等以上の性能です。マットな質感も評判が良いみたいですね。
楽天モバイルなら、AQUOS sense6がおすすめ。
▼AQUOS sense6のおすすめポイント▼
- ミドルレンジで安定の人気を誇る定番モデル
- 軽くて使いやすい
Galaxy A23 5Gと同じくらいの価格で買えて、性能はワンランク上です。人気のド定番モデルです。
ちなみに執筆時点ではドコモオンラインショップでも2.53万円の割引を実施中。2年間、14,564円で使えます!
まとめ
Galaxy A23 5Gは進化が少なく、個人的にはコスパは微妙かなという印象です。
5,000万画素のレンズを中途半端に搭載したのも、eSIMに対応したのも、エントリーモデルとして欲しい進化ではなかった感じはします。
コスパ重視なら、ちょっと前に発売された「AQUOS wish2」「AQUOS sense6」など、本格的にスマホの価格が上がり始める前の機種を狙ってみる方が良いのかもしれません。