AndroidからiPhoneへのデータ移行は簡単と言われていますが、大切なデータやLINEのトーク履歴が消えるのが怖いという初心者も多いです。
データ移行方法はいくつかありますが「iOSへ移行」というAppleが公式で推奨しているアプリを利用すれば、非常に簡単です。
そこで、本記事ではAndroidからiPhoneへのデータ移行について解説し、消えてしまいやすい注意すべきデータについても解説しています。
LINEだけでなく、ゲームデータやおサイフケータイの移行なども解説しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
- AndroidからiPhoneへの移行は「iOSに移行」というアプリを使うとカンタン
- 15日以上前のLINEのトーク履歴は引き継げない
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AndroidからiPhoneへのデータ移行は「iOSへ移行」アプリ
AndroidからiPhoneへ機種変更する際、データ移行の方法が不安という人も「iOSへ移行」アプリがおすすめです。
「iOSへ移行」アプリについて、以下2つを解説していきます。
数あるデータ移行方法の中でも最も簡単にできるやり方なので、ぜひ参考にしてください。
「iOSへ移行」アプリの概要
AndroidからiPhoneへデータ移行する際、最も簡単で多く利用されている方法が「iOSに移行」アプリです。
Appleが公式に出しているアプリで「iOSへ移行」アプリを使うと、以下のデータを移行できます。
- 連絡先
- メッセージ(SMS)
- カレンダー
- 写真やビデオ
- Webのブックマーク
- 一部のアプリ
(無料でiPhoneとAndroidの両方で提供されているもの)
アプリも含めた大半のデータは移行できるので、初心者でも非常におすすめです。
他にも、AndroidからiPhoneへのデータ移行は「iTunesを利用する」「ドコモ、au、ソフトバンクのアプリを利用する」などの方法があります。
しかし「iOSへ移行」アプリなら、圧倒的にラクに必要なデータを移行できるので、安心して利用できます。
「iOSに移行」アプリの使い方
「iOSに移行」アプリのポイントは、事前にAndroidにアプリをインストールして、iPhoneの初期設定時に行うことの2つです。
iPhoneの初期設定が完了している場合、一旦リセットする必要があるので、iPhoneを買った直後に以下の操作を行いましょう。
- Androidに「iOSに移行」アプリをインストール
- AndroidのWi-Fiをオンにしておく
- 新しいiPhoneで初期設定を進め「Androidからデータを移行」を選択
- Androidで「iOSに移行」を開き、「コード検索画面」右上の「次へ」をタップ
- 新しいiPhoneに10ケタまたは6ケタのコードが表示
- 古いAndroidに5のコードを入力
- 古いAndroidで転送するコンテンツを選択
- 新しいiPhoneで読み込みを開始
1〜8まで工程があり少々手間に感じるかもしれませんが「3」のiPhoneの初期設定画面で操作をすれば、あとは画面の指示に従うだけです。
スマホの設定や細かい操作に慣れてない人でも、あっという間にできます。
「iOSに移行」アプリで、もともとダウンロードしていたアプリも移行されますが、それぞれのアプリへのログインは手動で行う必要があります。

スマゴリ
SNSやゲームアプリのほとんどは、アカウント作成とログインが必須なので、各アプリのログインIDやパスワードを普段から管理しておきましょう。
AndroidからiPhoneへの移行で注意すべきLINE関連の引き継ぎ
AndroidからiPhoneに機種変更したら、LINEのトーク履歴が引き継げないって聞いたゾ?思い出のトークとか消したくないんだが!?
異なるOSで機種変更する際、特に不安だという声が多いのが、LINEに関する引き継ぎです。
トーク履歴やスタンプなど、引き継ぎたいデータを確実に移行できるように、ぜひ参考にしてください。
15日以上前のLINEのトーク履歴は引き継げない
AndroidからiPhoneに限らず、スマホの機種変更で最も多い相談のひとつがLINEのトークが消えてしまうことです。
残念ながら、AndroidからiPhoneへの変更時では15日以上前のトーク履歴は引き継げません。
異なるOS間の機種変更での大きなハードルとなってしまいますが、どうしても残したい場合はテキストファイルで保存(クラウドに保存)は可能です。
- LINEの「ホーム」の「設定(歯車マーク)」を選択
- 「トークのバックアップ・復元」
- 「今すぐバックアップ」
- 「Googleアカウントを選択」
- 必要であれば「バックアップ頻度」を選択
上記の手順を行うことで、テキストファイルには今までのトーク履歴が残ります。
しかし、バックアップが完了しても保存したトーク履歴はあくまでテキストファイルなので、iPhoneのLINEでは閲覧できない点に注意してください。
LINEのコインは引き継がれない
LINEの移行でもうひとつ注意したいのが、LINEスタンプなどの購入に使う「LINEコイン」を引き継げないことです。
ただし、コインはスタンプやギフトに使われるものなので、あったとしても数百円程度かと思われます。
後述しますが、LINEスタンプは引き継がれるので、LINEスタンプを買うなどしてコインを使い切ってからiPhoneに移行しましょう。
LINEスタンププレミアムは一度解約する必要あり
LINEスタンププレミアムの契約は、AndroidからiPhoneへの移行の際に引き継がれません。
LINEスタンププレミアムとは、月額120〜480円で、1,000万種類以上のLINEスタンプが使い放題になるサブスクリプションサービスです。
Androidで契約したままiPhoneに移行すると解約ができなくなる、といったトラブルも発生しています。
もし解約できなくなってしまった場合は、以下の方法からヘルプセンタートに連絡しましょう。
- LINEのホーム画面右上にある「歯車マーク(設定)」をタップ
- 下にスクロールして「ヘルプセンター」をタップ
- 下にスクロールして「問い合わせ」をタップ
- 返信用メールアドレス・カテゴリ・詳細を入力し「送信」をタップ
Androidを使っていてLINEスタンププレミアムに加入している場合「一旦解約」→「iPhoneに変更」→「再び加入」という手順が必要です。
LINEスタンプは移行できる
AndroidからiPhoneにする際、LINEスタンプが消えるという噂がありますが、LINEスタンプは全て移行できます。
以下の手順に従ってLINEアカウントの引き継ぎができれば、LINEスタンプも問題なく全て移行されます。
- 両方の端末にLINEをインストールし、OS、LINEのバージョンが最新かチェック
- 新しい端末でLINEを開き、「ログイン」「QRコードでログイン」の順にタップ
- 古い端末で「ホーム」「設定(歯車マーク)」「かんたん引き継ぎQRコード」をタップ
- 表示されるQRコードを新端末で読み込む
- 新端末でログイン
直近14日以内の全てのトーク履歴、LINEスタンプなどが正しく移行されます。
ゲームやおサイフケータイの引き継ぎも注意
LINEの他に特に注意したいのが、使っている人が比較的多い「ゲーム」や「おサイフケータイ」についてです。
大事なデータをしっかり移行できるように、ぜひ最後まで読んでみてください。
ゲームデータの引き継ぎは慎重に
AndroidからiPhoneに限らず、機種変更時にトラブルになりやすいのが「ゲームデータの引き継ぎ」です。
多大な時間をかけて課金しているアカウントなら、データを全て失った時のダメージは計り知れません。
基本的に全てのゲームは、正しく引き継ぎできれば問題なく新しい端末に移行できます。

スマゴリ
特にデータを引き継ぎたいゲームアプリは、移行前に必ずIDやパスワードを控えて、確実に新しい端末に移せるように準備しておきましょう。
おサイフケータイは使い切ってから機種変更
Androidの「おサイフケータイ」は、iPhoneの「Apple Pay」とは互換性がなく、すべてのサービスが移行できるわけではありません。
Apple Payでも使えるサービス(一部引き継ぎ可能) | Suica PASMO QUICPay iDなど |
iPhoneでは使えないサービス(移行不可) | 楽天Edy WAON モバイルスターバックスカードなど |
iPhone非対応のサービスは、機種変更前に残高を使い切るか、各サービスの公式サイトで払い戻しなどの対応方法を確認しましょう。
特にチャージ式を使っている場合は、残高が失効する恐れがあるため、事前に調べておくと安心です。
AndroidからiPhoneにしたらできなくなることは?
結論から言うとAndroidとiPhoneでできることはほとんど変わりませんが、以下2つについては慣れるまで不便に感じる人もいます。
操作方法は数週間〜1ヶ月程度で慣れますが、機種変更前にどのような点が異なるかをしっかり確認しておきましょう。
「戻る」ボタンがなく、文字入力時にカーソルが使えない
Androidには「戻る」ボタンがあったり、文字入力の際カーソルを利用できたりしますが、iPhoneはどちらも対応していません。

Androidだと、1つ前の画面に戻したいとき、ホームボタンの横に「戻る」ボタンを使用できました、がついていますが、iPhoneには「戻る」ボタンはありません。
もし1つ前の画面に戻りたいときは、iPhoneの画面左下にある「 < 」か、画面を左から右にスワイプして戻ります。

他にも、Androidスマホのキーボードには上の画像のような矢印があり、文字入力時にカーソルを移動できます。
iPhoneは入力したい場所を選択する必要がありますが、今はiOSがバージョンアップする度によりスムーズにできるようになっています。
慣れるまでは不便に感じるかもしれませんが、時間が経つと使いやすくなる人が多いので、安心してください。
一部使えないアプリがある
iOSよりもAndroid向けのアプリの方が多いので、Androidで使っていたアプリがiPhoneには無い可能性があります。
iPhoneに変更する前に、自分が使っているアプリがAppleでもあるかを調べて、無ければ代わりのアプリを探しましょう。
以前iPhoneのホーム画面はアプリを整列させることしかできませんでしたが、2020年公開のiOS 14よりウィジェットが使えるようになりました。
- ホーム画面長押し
- アプリが揺れたら多面左上の「編集」をタップ
- 「ウェジェットを追加」をタップ
- 追加したいウェジェットを選択してサイズを選ぶ
- 「ウェジェットを追加」をタップ
- 「完了」をタップ
上記の手順を行えば、ホーム画面や待ち受け画面に時計やメモなど自分の使いやすいようにカスタマイズできるので、ぜひ試してみてください。
AndroidからiPhoneへのデータ移行は簡単
AndroidからiPhoneへのデータ移行は「iOSに移行」アプリを使えば簡単にできます。
iPhoneを購入し「iOSに移行」アプリを使ってデータを移行したら、数週間もすれば慣れて、問題なく使えるようになります。
本記事で紹介した注意点はしっかり頭に入れて、大切なデータを新しいiPhoneに移行できるように準備してください。