eSIM対応の格安SIMが続々と登場し、乗り換えや複数回線の活用がより柔軟になりました。
データ通信のみでeSIMが使える格安SIMを探していたり、メリットやデメリットについて知りたかったりする人も多いのではないでしょうか。
本記事では、音声通話対応・データ専用タイプそれぞれのおすすめ格安SIMを7つに厳選してまとめました。
料金や特徴を比較しながら自分に合ったプラン選びや、eSIMの設定方法や注意点まで詳しく解説しています。
eSIMに対応したスマホを持っているなら、ぜひ最後まで読んで快適なモバイルライフを始めましょう。
- eSIM対応のおすすめ格安SIM
- 音声通話対応のeSIMがある格安SIM
- データ通信のみのeSIMがある格安SIM
- 格安SIMでeSIMを契約・設定する手順
格安SIM | 特徴 | 公式サイト |
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楽天モバイル | 3,278円(税込)でデータ完全無制限専用アプリで電話もかけ放題! | 公式サイトはこちら |
ワイモバイル | 家族で使えばお得な割引サービスあり全国店舗でトラブル時でも安心! | 公式サイトはこちら |
ahamo | 格安SIMの中でも通信速度はかなり優秀通信速度は大手キャリア並み | 公式サイトはこちら |
LINEMO | LINE を頻繁に使うなら断トツおすすめわかりやすいお得な料金プラン | 公式サイトはこちら |
UQモバイル | auのサブブランドで安定の通信速度と品質お得なセット割あり | 公式サイトはこちら |
mineo | 格安SIM初心者でもわかりやすい料金設計通信速度ごとに選べる無制限プランあり | 公式サイトはこちら |
IIJmio | かけ放題プランが豊富キャンペーンで選べる端末が豊富! | 公式サイトはこちら |
NUROモバイル | 低価格ながら通信速度が速い 光回線とセット割引あり | 公式サイトはこちら |
eSIMとは
eSIMとは、従来のSIMカードとは異なり、デバイスに内蔵されているSIMのことです。
従来のSIMカードは、通信を行うために各キャリアから提供されるカードをスマホなどのデバイスに挿入する必要がありますが、eSIMは交換の必要がありません。
異なるキャリアのサービスを利用する際にも、eSIMなら物理的なカードの差し替えが不要です。
ユーザーが自分の都合に合わせて、契約や設定を自由に行えるというメリットがあります。

スマゴリ
場所やタイミングを選ばずに手軽にキャリアを変更できる点が、eSIMの大きな魅力です。
eSIMはデュアルSIMにも便利
デュアルSIMとは、1台のスマートフォンで2つのSIMカードを同時に使用できる機能のことです。
複数の電話番号を切り替えて使ったり、データ通信を片方のSIMでまかなったりできます。
eSIMはSIMカードの差し替えが不要なので、モバイル通信の設定画面から簡単にON・OFFを切り替えられます。
設定が容易であるだけでなく、SIMカードの紛失を防げるといった点も非常にメリットです。
iPhoneではeSIMを用いて最低でも8つのデータ通信設定を登録できるので、場所や時間帯に応じて最適な通信や通話を選んで利用できるのも嬉しいポイントです。
eSIM対応のおすすめ格安SIMを比較
eSIMは大手キャリアから提供が進んでいましたが、現在は多くの格安SIMがeSIMに対応しています。
それぞれの音声通話ができる格安SIMの最安ランキングも案内しているので、参考にしてみてください。
楽天モバイルのeSIM|通話し放題でコスパ良

画像出典:楽天モバイル公式サイト
料金プラン(税込) | Rakuten 最強プラン 3GBまで:1,078円 20GBまで:2,178円 上限なし:3,278円 |
国内通話料金(税込) | 22円/30秒 Rakuten Linkアプリ利用で国内通話無料 |
オプション(税込) |
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店舗情報 | 楽天モバイルショップ:全国に1,000店以上 |
通信回線 |
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通信速度 |
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支払い方法 |
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eSIM対応 | 対応あり |
詳細をチェック | 公式サイト |
楽天モバイルは使用したデータ容量に応じて月額料金が変動する料金プランとなっており、月20GBの通信を超えた場合は3,278円(税込み)で無制限でデータ通信ができます。
専用アプリ「Rakuten Link」を利用すれば、国内通話も無料でかけ放題で利用でき、Rakuten Link同士であればメッセージの送受信も無料です。
データ通信無制限の格安SIMであり、国内通話も無料のかけ放題を3,278円で利用できるのは、他のサービスと比較して非常にコスパがよいサービスといえます。
ギガ使いたい放題はどこがいいか検討中なら、通話もし放題な楽天モバイルを選びましょう。
ahamoのeSIM|通信速度が安定して速い

画像出典:ahamo公式サイト
料金プラン(税込) |
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国内通話料金(税込) | 22円/30秒(5分以内の通話は無料) |
オプション(税込) |
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通信回線 |
ドコモ回線 |
通信速度 |
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支払い方法 |
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eSIM対応 | 対応あり |
詳細をチェック | 公式サイト |
ahamoはドコモが提供する格安SIMで、特に通信速度の速さが際立っていて、他にも以下4の魅力ポイントがあります。
- 海外でのデータ通信が20GBまで無料
- データ容量を使い切った後でも、通信速度が1Mbpsで維持
- 1回5分までの国内通話が無料
- dカードゴールドでの支払いでデータ量5GBが追加される
5分以内の通話が多い人や、安定したデータ通信が必要な人には、ahamoは最適な選択肢です。
月20GB使える格安SIMですが、多くのデータを使わない人にとってはデメリットとなることも。
ahamoはデータ使用量が多く、ドコモの安定した通信環境を利用したい人におすすめの格安SIMです。
LINEMOのeSIM|LINEMOベストプランとカウントフリーがお得

画像出典:LINEMO公式サイト
料金プラン(税込) |
※時間帯により速度制御の場合あり ※通話料別(ベストプランのみ) ※オンライン専用 ※5分超過の国内通話料は従量制、一部対象外の通話あり(ベストプランVのみ) ※表記は基本料金 |
国内通話料金(税込) | 22円/30秒 |
オプション(税込) |
※一部対象外通話あり。5分超過の通話料は従量制(22円/30秒)。
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通信回線 |
ソフトバンク回線 |
通信速度 |
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支払い方法 |
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eSIM対応 | 対応あり |
詳細をチェック | 公式サイト |
LINEMOはソフトバンクが提供する格安SIMで、特に「LINEギガフリー」が魅力的です。
LINEのデータ通信量がカウントされないため、トークやLINEでの音声通話、ビデオ電話をどれだけ利用してもデータを消費しません。
LINEをメインに使う人にとっては、最小限のLINEMOベストプランで済むため、月額990円(税込)でスマホを利用できます。
他にも、必要に応じて以下のオプションも追加できます。
項目 | プラン内容/料金 |
---|---|
通話準定額 | 5分以内の国内通話が無料になる/月額550円 |
通話定額 | 国内通話が無制限で無料になる/月額1,650円 |
LINE電話だけでなく仕事でも通話時間が多い場合は、いつでも追加できる点も、LINMOの嬉しいポイントです。
IIJmioのeSIM|データプラン ゼロがお得

画像出典:IIjmio公式サイト
料金プラン(税込) |
※データプランのみは別料金 |
国内通話料金(税込) | 11円/30秒 |
オプション(税込) |
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通信回線 |
ドコモ・au回線 |
通信速度 |
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支払い方法 |
クレジットカード |
eSIM対応 | 対応あり |
詳細をチェック | 公式サイト |
IIJmio(アイアイジェイミオ)は、月額165円(税込)で利用できるeSIM専用プラン「データプラン ゼロ」を提供しています。
必要に応じて追加データを購入する方法で、大手キャリアが1GBあたり1,000円以上の追加料金を設定しているのに対し「データプラン ゼロ」では1GBあたり495円(税込)で追加可能です。
データは1GB単位でいつでも購入できるため、使用したいときだけ課金し、使わない月は月額165円(税込)だけで維持できるので、無駄な出費を抑えられます。
月ごとにデータ使用量が大きく変動し、使わない月に高い料金を払うのがもったいないと感じる人はllJmioの「データプラン ゼロ」を検討してみてください。
mineoのeSIM|デュアルSIMにもおすすめ

画像出典:mineo公式サイト
料金プラン(税込) |
マイピタ【音声通話+データ通信】
マイそく【音声通話+データ通信】
※データ通信のみは別料金 |
国内通話料金(税込) | 22円/30秒 |
オプション(税込) |
(デュアルタイプ3回線目以降は−165円)
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通信回線 |
ドコモ・au・ソフトバンク回線 |
通信速度 |
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支払い方法 | クレジットカード |
eSIM対応 | 対応あり |
詳細をチェック | 公式サイト |
mineoのeSIMは複数の回線に対応しているため、メイン回線にトラブルが発生した場合でもサブ回線を利用できるのが特徴です。
mineoの通常プランで契約すると、月額385円(税込)で1.5Mbpsのデータ通信が使い放題になる「パケット放題 Plus」を利用できます。
「マイそく」プランでは、最大通信速度に応じたプランを選んでデータ無制限で使用できるため、データ専用SIMとしての利用に最適です。
データ通信をほとんど使用せず、電話やメッセージのやり取りが中心の場合は、月額660円(税込)で利用できるため、あまりスマホを使わない人におすすめのeSIMです。
NUROモバイルのeSIM|低価格ながら通信速度が速い

画像出典:NUROモバイル公式サイト
料金プラン(税込) |
※データ+SMS・データ専用プランは別料金 |
国内通話料金(税込) |
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オプション(税込) |
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通信回線 |
ドコモ・au・ソフトバンク回線 |
通信速度 |
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支払い方法 |
クレジットカード |
eSIM対応 | 対応あり |
詳細をチェック | 公式サイト |
NUROモバイルのeSIMは音声通話付きSIM(乗換え)には対応していませんが、以下のプランで利用できます。
- 音声通話付きSIM(新規)
- データ通信+SMS SIM
- データ通信専用SIM
以前から期待されていたNUROモバイルのeSIMは、ドコモ回線を利用しているので、通信速度が速く使いやすいと評判です。
NUROモバイルは多彩なプランが用意されているため、状況に応じてさまざまなニーズに応じて選択できます。
初めてeSIMを試す人は、月額330円の「お試しプラン」で自分に合うかどうかを確認するのがおすすめです。
音声通話対応のeSIMがあるおすすめ格安SIM
ここからは音声通話に対応し、通話もお得に利用できるeSIM対応の格安SIMを紹介します。
まずは、音声通話ができる格安SIMのかけ放題プラン一覧をまとめました。
格安SIM | かけ放題プラン(時間制限あり) | 完全かけ放題 |
---|---|---|
楽天モバイル | 15分かけ放題:1,100円/月 | 0円(専用アプリ利用) |
LINEMO | 5分かけ放題:550円/月 | 1,650円/月 |
ahamo | 5分かけ放題:無料 | 1,100円/月 |
UQモバイル | 10分かけ放題:880円/月60分までの国内通話かけ放題:550円/月 | 1,980円/月 |
ワイモバイル | 10分かけ放題:880円/月 | 1,980円/月 |
mineo | 10分かけ放題:440円/月 | 1,210円/月 |
楽天モバイルはアプリで通話し放題

画像出典:楽天モバイル公式サイト
料金プラン(税込) | Rakuten 最強プラン 3GBまで:1,078円 20GBまで:2,178円 上限なし:3,278円 |
国内通話料金(税込) | 22円/30秒 Rakuten Linkアプリ利用で国内通話無料 |
オプション(税込) |
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店舗情報 | 楽天モバイルショップ:全国に1,000店以上 |
通信回線 |
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通信速度 |
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支払い方法 |
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eSIM対応 | 対応あり |
詳細をチェック | 公式サイト |
楽天モバイルは、専用アプリ「Rakuten Link」を使うと、国内通話が時間無制限で無料になります。
「Rakuten Link」からの通話は、相手が「Rakuten Link」を使っていなくても無料です。
ただし、特定の番号に発信する場合は、標準電話アプリでの通話に切り替わり有料になるので、注意してください。
主な特番通話 | 番号 |
---|---|
災害伝言ダイアル | 171 |
消費者ホットライン | 188 |
特定者向け情報の蓄積・再生【留守番電話】 | 1417 |
発信者番号非通知設定 | 147 |
発信者番号非通知設定解除 | 148 |
テレドーム(呼数集計用電話番号) | 180 |
ナビダイヤル(統一番号用電話番号) | 570 |
5700 | |
570200 | |
570550 | |
570666 | |
570783 | |
570943 | |
総務省消防庁(救急安心センター事業) | #7119 |
厚生労働省 子ども医療電話相談事業 | #8000 |
DV相談ナビ | #8008 |
公益財団法人 日本道路交通情報センター | #8011 |
安全運転相談電話 | #8080 |
JAF ロードサービス救援コール | #8139 |
性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター全国共通短縮番号 | #8891 |
警察相談専用電話 | #9110 |
「15分(標準)通話かけ放題」を追加すると月額1,100円(税込)で通常の電話回線も利用可能です。
プライベートだけでなく、仕事などでも通常の通話を多く利用する人はチェックしてみてください。
LINEMOはカウントフリーで通話し放題

画像出典:LINEMO公式サイト
料金プラン(税込) |
※時間帯により速度制御の場合あり ※通話料別(ベストプランのみ) ※オンライン専用 ※5分超過の国内通話料は従量制、一部対象外の通話あり(ベストプランVのみ) ※表記は基本料金 |
国内通話料金(税込) | 22円/30秒 |
オプション(税込) |
※一部対象外通話あり。5分超過の通話料は従量制(22円/30秒)。
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通信回線 |
ソフトバンク回線 |
通信速度 |
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支払い方法 |
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eSIM対応 | 対応あり |
詳細をチェック | 公式サイト |
LINEMOは、LINEチャット・音声通話・ビデオ通話がすべてデータ量を消費しない「LINEギガフリー」が特徴の格安SIMです。
LINEアプリの通信に対して料金が発生しないため、LINEを主に利用する人は月額990円(税込)で非常にお得です。
もし音声通話を利用する場合、5分以内の国内通話が無料になる「通話準定額」が月額550円(税込)、すべての国内通話が無料になる「通話定額」が月額1,650円(税込)でも利用できます。
LINEの利用が多い人や、通常の音声通話を頻繁に利用する人は最適な格安SIMですので、ぜひ検討してみてください。
ahamoは5分の通話し放題付き

画像出典:ahamo公式サイト
料金プラン(税込) |
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国内通話料金(税込) | 22円/30秒(5分以内の通話は無料) |
オプション(税込) |
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通信回線 |
ドコモ回線 |
通信速度 |
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支払い方法 |
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eSIM対応 | 対応あり |
詳細をチェック | 公式サイト |
ドコモが提供する格安SIM「ahamo」は、30GBで月額2,970円(税込)のプランに5分以内の国内通話が無料で含まれています。
月額1,100円(税込)でかけ放題オプションに加入できるため、5分以上の通話が多い方や長時間の電話をする人はおすすめです。
データ通信は30GBまで利用可能で、追加料金なしで82か国でデータ通信が利用でき、dカードGOLDで料金を支払うと毎月データ量が5GB追加される特典もあります。
ahamoを利用する際は、dカードGOLDの利用も合わせて検討してみてください。
UQモバイルは3種類の通話プランから選べる

画像出典:UQモバイル公式サイト
料金プラン(税込) |
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国内通話料金(税込) | 22円/30秒 |
オプション(税込) |
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通信回線 |
au回線 |
通信速度 |
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支払い方法 |
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eSIM対応 | 対応あり |
詳細をチェック | 公式サイト |
4月30日時点の情報※最新の情報は必ず公式サイトでご確認ください
UQモバイルは通話のスタイルにあわせて、通話オプションを3種類から選べる格安SIMです。
通話オプション | オプション内容 | 月額(税込) |
---|---|---|
通話放題 | 国内通話が24時間かけ放題 | 1,980円 |
通話放題ライト | 1回10分までの国内通話が24時間かけ放題 | 880円 |
通話パック | 月間最大60分までの国内通話が定額 | 660円 |
毎月通話の利用が多いなら「通話放題」、通話が多いが10分以内で終わることが多い場合は「通話放題ライト」、1ヶ月の通話が60分以内に収まる場合には「通話パック」がおすすめです。
通常の通話料金は22円/30秒(税込)なので、月間の通話時間が12.5分を超える場合は「通話パック」に加入する方が経済的です。
「電話きほんパック(V)(月額440円)」を利用すると、留守番電話・割込通話・三者通話・迷惑電話撃退などすべて対応できるので、併せて検討してみましょう。
ワイモバイルは2種類の通話プランから選べる

画像出典:ワイモバイル公式サイト
料金プラン(税込) |
ギガマシマシ新プラン
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国内通話料金(税込) | 22円/30秒 |
オプション(税込) |
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通信回線 |
ソフトバンク回線 |
通信速度 |
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支払い方法 |
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eSIM対応 | 対応あり |
詳細をチェック | 公式サイト |
ワイモバイルはソフトバンクが提供する格安SIMで、次の通話オプションを利用できます。
項目 | 月額料金 | 向いている人 |
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だれとでも定額 | 770円 | ・毎月10分以内の通話が多い人 ・毎月合計18分以上通話する人 |
スーパーだれとでも定額(S) | 1,870円 | ・24時間時間を気にせず通話したい人 ・毎月合計18分以上通話する人 |
上記のプランを利用すると、通話料金をお得に抑えることができます。
ワイモバイルでは「留守番電話サービス」が無料で利用できるため、通話する機会が多い人に適した格安SIMです。
「家族割引サービス」や「おうち割」を利用することで、さらに月々の基本料金も抑えられます。
「家族割引サービス」は同居していなくても利用可能で使いやすいサービスとなっていて、9回線まで利用可能です。
mineoは10分と完全かけ放題から選べる

画像出典:mineo公式サイト
料金プラン(税込) |
マイピタ【音声通話+データ通信】
マイそく【音声通話+データ通信】
※データ通信のみは別料金 |
国内通話料金(税込) | 22円/30秒 |
オプション(税込) |
(デュアルタイプ3回線目以降は−165円)
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通信回線 |
ドコモ・au・ソフトバンク回線 |
通信速度 |
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支払い方法 | クレジットカード |
eSIM対応 | 対応あり |
詳細をチェック | 公式サイト |
mineoは、ドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアに対応した格安SIMで、使用中のキャリアと同じプランを選べば、利用感は変わらずに使えます。
mineoでは、次の2つの通話オプションが用意されています。
項目 | 月額料金 | 向いている人 |
---|---|---|
10分かけ放題 | 550円 | 短い通話が多い人 |
時間無制限かけ放題 | 1,210円 | 通話時間が常に長い人 |
他の格安SIMの通話定額サービスと比べても安価である点が魅力ポイント。
他にも、マイそくプランではデータ通信最大300Kbpsに制限されますが、月額660円(税込)で利用可能です。
10分かけ放題プランを組み合わせても月額1,210円(税込)なので、音声通話専用SIMとしてもおすすめできます。
10分かけ放題と時間無制限かけ放題には1年間割引が適用されるキャンペーンの「かけ放題サービス」が適用されているので、詳しくは公式サイトを確認してみてください。
データ通信のみのeSIMがある格安SIM
eSIMを利用する際に、データ通信専用として利用したい人も多いのではないでしょうか。
まずは、データ通信のみのプランがある格安SIMを一覧で表にまとめました。
格安SIM | データ通信プラン最低月額料金 | データ容量追加料金 |
---|---|---|
IIJmio | 0GB:165円 | 1GB:330円 2GB~10GB:495円 |
リンクスメイト | 100MB:165円 | 100MB:88円 1GB:550円 |
mineo | 1GB:880円 | 100MB:55円 |
NUROモバイル | 0.2GB:330円 | 1GB:550円 |
柔軟性があり幅広い選択肢を求める人は、llJmioが格安SIMの中でも特におすすめです。
データ通信料の安さ以外にも注目したい内容があった際は、他の格安SIM業者も調べてみてください。
eSIMで格安SIMを利用するメリット
ここでは物理SIMカードではなく、eSIMで格安SIMを利用するメリットについて紹介します。
元々SIMカードを使用していた場合、eSIMに対して不明点が多く利用することに抵抗がある人も少なくありません。
しかし、eSIMだとわざわざ店舗を探したり紛失したりすることがないなど、さまざまなメリットがあるのでぜひ参考にしてください。
オンラインで開通まで完結する
もしスマホがeSIMに対応しているなら、回線を開通するためにSIMカードの到着を待つ必要はありません。
全ての手続きをオンラインで完了できるので、忙しい人や急いで乗り換えたい人にとって非常に便利です。
オンラインで行う本人確認手続き「eKYC」によりすぐに本人確認が完了し、短時間で回線を開通させられる点もメリットです。

スマゴリ
本人確認書類は、マイナンバーカードや運転免許証などが対象になります。
物理SIMの故障・破損のリスクがない
物理SIMを使う場合、スマホにSIMカードを差し込む際にはICチップに直接触れるため、水に濡れたり破損したりするリスクがあります。
特に複数のSIMカードを使う場合、交換中にSIMカードを失くしてしまう可能性もあります。
一方、eSIMではスマホに内蔵されたICチップにSIM情報を書き込むだけなので、物理的な故障や破損のリスクがありません。
SIMは個人データ情報が搭載されている大切なチップになるので、故障や破損の心配をしなくても良いという点は非常に安心です。
スマホ1台で複数回線利用(デュアルSIM)が可能
デュアルSIMに対応したスマートフォンでは、1台の端末にeSIMと物理SIMの両方を組み合わせて利用できるので、2つの通信回線を同時に契約・運用できる点が大きなメリットです。
例えば、1つの回線は音声通話用、もう1つはデータ通信用といった使い分けが可能で、それぞれに応じた最適な料金プランを選べます。
通信費の節約や通信環境の安定化に役立つのも嬉しいポイントです。
両方とも音声通話に対応したSIMであれば、1つを仕事用、もう1つをプライベート用として分けて使えます。
電話番号を使い分けたい人や、ビジネスとプライベートを明確に分けたい人にとっても非常に便利な機能です。
eSIMで格安SIMを利用するデメリット
メリットがある一方でeSIMにはデメリットもあります。
メリットのみを見てのちに後悔しないよう、しっかりデメリットを把握してからeSIMを利用しましょう。
設定項目が物理SIMよりも複雑
SIMカードならスマホに挿入するだけで利用できますが、eSIMの場合専用のQRコードを読み取ったり、各回線に応じた異なるAPN設定を登録したりする必要があります。
SIMカードと比較すると、eSIMを設定するのに多少の手間がかかってしまうため、デメリットに感じてしまう場合もあります。
操作は説明書に従えば難しいことはありませんが、自分でeSIMの設定を行わなければいけません。
オンライン上での手続きに不安がある人は、SIMカードを挿入する方法の方が合っている場合もあるので、自分に合った方法を取り入れてください。
eSIM対応のスマホを利用しなければならない
eSIMを利用するには、eSIMに対応したスマホを用意する必要があります。
eSIM対応スマホの選択肢は増えていますが、全てのスマホが対応しているわけではないため、選べるスマホが限られるというデメリットがあります。
例えば、iPhoneシリーズはiPhone 8やiPhone 7、AndroidだとAQUOS wish2やGalaxy A23 5GなどがeSIM対象外です。
eSIMに切り替える前に、自分が利用しているスマホが対象かどうか、事前に各キャリアの公式サイトにて確認しましょう。
機種変更時にはeSIMの再発行が必要
スマートフォンを機種変更する際、物理SIMなら使用中のSIMカードを新しい端末に差し替えるだけで、基本的にすぐに利用できます。
しかし、eSIMを利用している場合は、同じようにはいきません。
eSIMは端末に一度書き込む形で使うため、機種変更時には新しい端末にeSIM情報を再発行して再設定する手続きが必要です。
多くの通信事業者はオンラインで手続きできますが、事前に申請や認証が必要なため即時に完了しないケースも少なくありません。
スマホを頻繁に買い替える人や、短期間で複数台を使い分ける人にとっては、少々手間に感じる可能性もあります。
スムーズに移行できるよう、事前にキャリアの手順を確認しておくと安心です。
格安SIMでeSIMを契約・設定する手順
実際に格安SIMでeSIMを契約し利用するときにスムーズにできるように、申し込みから設定までの手順を紹介します。
専用アプリを利用しない方法かつiPhoneの場合の操作で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
手順①:申し込み前に端末の確認をする
eSIMは普及が進んでいますが、対応している端末は限られているので、まずは以下2つを確認しましょう。
- 端末がeSIMに対応しているかどうか
- 端末のSIMロックが解除されているかどうか
利用する予定の端末がeSIMに対応しているかは「eSIM対応機種(iPhone・Android)一覧」で確認できます。
SIMロックがかかったままの端末ではeSIMを利用できません。
携帯会社のウェブサイトや店舗でSIMロック解除の手続きを行い、申し込み前に対応しておいてください。
手順②:サイトでeSIMを申し込みする
eSIMに申し込み時は本人確認が必要なので、以下の本人確認書類を準備しておきましょう。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 運転履歴証明書
- 在留カード など
本人確認はeKYC(電子本人確認)を通じてオンラインで行うため、コピーの作成や郵送は必要ありません。
eSIMの申し込み自体はオンラインで24時間可能なので、各キャリにて申し込み時に画面に表示される指示に従って、アップロード手続きを進めてください。
手順③:eSIMプロファイルの設定
本人確認が完了したら、次はeSIMプロファイルの設定を以下の手順で行いましょう。
- Wi-Fiに接続した状態で「設定」を開きます。
- 「モバイル通信」を選択します。
- 「モバイル通信プランを追加」をタップします。
- カメラが起動し、表示されたQRコードを読み取ります。
- 読み取りが完了したら「モバイル通信プランを追加」を再度タップします。
- 「設定」→「モバイル通信」の順に進み、追加されたプランを確認します。
- 端末を再起動します。
申し込み手続きが完了したら、利用開始するのに届くメールに記載されたURLから進み、手続きを行います。
別の端末でQRコードを読み込む必要があるので、eSIMを利用する端末とは異なる端末を使用してください。
別の端末を用意できない場合、eSIMを利用する端末でQRコードを表示している場合は「詳細情報を手動で入力」をタップし、表示された指示に従って入力を進めてください。
ただし「モバイル通信プランの削除」を行うとeSIMが利用できなくなるので、決して操作しないようにしてください。
手順④:回線切替の手続き(乗り換え(MNP)の場合)
回線を切り替える場合は、eSIMプロファイルを設定した後、指示に従って回線切替手続きを行います。
画面の案内に従い「回線を切り替える」ボタンを押して、手続きを進めていきます。
手続きが完了すると、最大で15分ほどで新しい回線に切り替わり、一時的に圏外になることを覚えておきましょう。
手順⑤:iOSのアップデート
一部のモデルでは、eSIMプロファイルの設定後、すぐに通信できる場合があります。
Wi-Fiをオフにして通信できるかを確認し、問題なければ設定は完了です。
もし通信できなければ、iOSのバージョンが古いことが考えられるので、以下の手順でOSをアップデートしてください。
- 「設定」を開く
- 「一般」を選択
- 「ソフトウェア・アップデート」をタップ 最新版のダウンロードが可能か確認し、指示に従ってアップデートを行います。 アップデート後も圏外表示が続く場合は、端末を再起動してください。
設定が完了しても通信ができない場合
設定が完了しても通信できない場合は、APN設定を行いましょう。
各サービスのAPN構成プロファイルをダウンロードし、インストールすることで通信できるようになります。
設定後も通信できなければ一度端末を再起動したり、不要なプロファイルが入っていたりする場合は、削除してください。
格安SIMのeSIMに関するよくある質問
ここでは格安SIMでeSIMを利用する際によくある質問を3つ紹介します。
eSIMを選ぶ前に、一度目を通しておきましょう。
eSIMは海外でも利用できる?
eSIMは国際的なデジタルSIMの標準なので、世界中の通信業者を利用できます。
通常、海外に行く際は現地のSIMを契約する必要がありますが、格安SIM「ahamo」を利用すると月額料金内で月20GBまでの海外データ通信が可能です。
82の国と地域でのデータ通信が手間なく利用できる点が嬉しいメリットです。
異なる国でeSIMを切り替える手間を省きたい人にとって、特にahamoは便利なので、ぜひ参考にしてください。
他のeSIMに切り替えるには?
eSIMを切り替える方法は、iPhoneでは「モバイル通信」、Androidでは「モバイルデータ通信」を開き、使いたいプランをONにすることで簡単にできます。
通常、同時に使用できる回線は1つのため、必要に応じて切り替えが必要になります。
しかし、iPhone 13以降ではeSIMの同時通信が可能になり、1台の端末で2つの電話番号に対する着信が可能になりました。
仕事用とプライベート用の両方の着信を同じ端末で受け取られるようになったため、使い勝手が向上しているのが特徴です。
eSIM対応のMVNOは?
現在eSIMに対応している格安SIM(MVNO)は次のとおりです。
- 楽天モバイル
- ahamo
- LINEMO
- IIJmio
- mineo
- UQモバイル
- ワイモバイル
- povo
- BIC SIM
- LinKsMate
- HIS Mobile
- NUROモバイル
すべての格安SIMがeSIMに対応しているわけではないので、eSIM利用時にはプラン検討の前に、eSIM対応可否を確認しましょう。
格安SIMのeSIMまとめ
eSIM対応のスマホをお持ちであれば、簡単にオンラインで乗り換えが可能で、たった1時間で利用を開始できます。
国内通話が無料のプランやデータ通信量が無制限のプラン、使わない月は出費を抑えられるプランなど、様々な選択肢があります。
本記事を参考に、あなたに最適なeSIM対応の格安SIMを見つけてみてください。