国内におけるiPhoneの価格が高騰するなか、中古や型落ちや認証品など、割安に買えるiPhoneが注目されています。
なかでもiPhone SE 2(iPhone SE 第2世代、2020年発売)は今でも人気端末のひとつです。
本記事では、iPhone SE(第2世代)のスペックを改めて振り返り、どんな人にはアリ・ナシか?をお伝えします。
最新のiPhoneシリーズではなく、コンパクトでコストパフォーマンスに優れているiPhone SE(第2世代)を検討している人は最後まで読んでみてください。
- iPhone SE(第2世代)は画面の小ささ、5Gが使えない点さえ気にならなければ、今でも重宝できる機種
- 第3世代のiPhone SEとのスペック差が少なく、中古なら2万円代で購入できるため、コスパ的には最高水準
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iPhone SE(第2世代)のスペック
iPhone SE(第2世代)は、2020年に発売し、2022年3月に第3世代のiPhone SEが登場するまで、販売されていました。
後継機となるiPhone SE (第3世代)と、最新機種であるiPhone 14と、スペックを比較した表がこちらです。

スペック | iPhone SE(第2世代) | iPhone SE(第3世代) | iPhone 14 |
---|---|---|---|
容量 | 64GB 128GB 256GB | 64GB 128GB 256GB | 128GB 256GB 512GB |
サイズ | 横:67.3mm 縦:138.4mm 厚さ:7.3mm | 横:67.3mm 縦:138.4mm 厚さ:7.3mm | 横:71.5mm 縦:146.7mm 厚さ:7.80mm |
重量 | 148g | 144g | 172g |
ディスプレイ 解像度 | 4.7インチ IPS液晶 1,334 × 750 326ppi | 4.7インチ IPS液晶 1,334 x 750 326ppi | 6.1インチ オールスクリーンOLEDディスプレイ 2,532 x 1,170 460ppi |
最大輝度 | 625ニト(標準) | 625ニト(標準) | 800ニト(標準) |
チップ | A13 Bionicチップ 6コアCPU 4コアGPU 8コアNeural Engine | A15 Bionicチップ 6コアCPU 4コアGPU 16コアNeural Engine | A15 Bionicチップ 6コアCPU 5コアGPU 16コアNeural Engine |
防沫/耐水/防塵 | IP67 (水深1メートルで最大30分間) | IP67 (水深1メートルで最大30分間) | IP68 (水深6メートルで最大30分間) |
バッテリー容量 (ビデオ/音楽) | 最大13時間/40時間 | 最大50時間 | 最大80時間 |
充電 | ・約30分で50%(18W) ・ワイヤレス:最大7.5W | ・約30分で50%(18W) ・ワイヤレス:最大7.5W | ・約30分で50%(18W) ・ワイヤレス:最大7.5W |
SIM | nano-SIM+eSIM | nano-SIMeSIM | nano-SIMeSIM |
生体認証 | Touch ID (指紋認証) | Touch ID (指紋認証) | Face ID (顔認識) |
決済 | Apple Pay | Apple Pay | Apple Pay |
安全 | 緊急SOS | 緊急SOS | 緊急SOS 衝突事故検出 |
通信 | 4G | 4G/5G | 4G/5G |
iPhoneシリーズの高スペックなカメラについても、以下の表を参考にしてください。
カメラ | iPhone SE(第2世代) | iPhone SE(第3世代) | iPhone 14 |
---|---|---|---|
画素数 ƒ値 | メイン:1,200万画素・ƒ/1.8 | メイン:1,200万画素・ƒ/1.8 | メイン:26mm・ƒ/1.5 |
光学ズーム | ー | ー | 2倍 |
デジタルズーム | 最大5倍 | 最大5倍 | 最大5倍 |
手ぶれ補正 | 光学式手ぶれ補正 | 光学式手ぶれ補正 | 光学式手ぶれ補正 自動手ぶれ補正 |
ナイトモード | ー | ー | ◯ |
フォトグラフィスタイル | ー | ー | ◯ |
ビデオ シネマティックモード | ー | ー | 最大4K HDR、30fps |
ビデオ アクションモード | ー | ー | 最大2.8K、60fps |
ビデオ 光学ズーム | ー | ー | 2倍 |
ビデオ デジタルズーム | 最大3倍 | 最大3倍 | 最大3倍 |
TrueDepthカメラ (フロントカメラ) | ・700万画素 ・ƒ/2.2 | ・700万画素 ・ƒ/2.2 | ・1200画素 ・ƒ/1.9 |
表を見てそれぞれ比較すると、iPhone SE(第2世代)とiPhone SE(第3世代)のカメラについては、あまり差がない印象を受けます。
実際に、iPhone SE(第2世代)から第3世代に買い替えても、違いがわからないという声も少なくありません。
iPhone 14は価格が2倍ほど違うので、各スペックに差が出るのも頷けます。
iPhone SE(第2世代)の現在の価格は?どこで買える?
2023年現在、iPhone SE(第2世代)を新品で入手するのは難しいでしょう。
Apple公式をはじめ、ドコモやauなどの大手キャリアでも終売しており、基本的には中古ショップやフリマアプリなどで購入することになるからです。
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iPhone SE(第2世代)はどんな端末だった?当時アピールされた特徴やメリット
ここでは改めて、iPhone SE(第2世代)がどんな機種だったのか、以下3つについて復習していきます。
初代と比較すると、大きさが変わっていたり、ホームボタンや価格の見直しが高評価だったりしました。
改めて、iPhone SE(第2世代)の魅力ポイントを解説していくので、ぜひ参考にしてください。
初代iPhone SEと比べて大きくなった

iPhone SEシリーズは、2016年に初代が発売され、ディスプレイサイズは4インチでした。
片手で使えるちょうどいい大きさで、根強い人気があったiPhone SEシリーズの2代目ということで、当時は特に期待されました。
しかし、発表されたiPhone SE(第2世代)の本体はiPhone 8をベースにした4.7インチ。
コンパクトなサイズ感を期待していた人にとって「思ったよりも大きい」という声も多かったのも事実です。
当時最新だったiPhone 11(5.8インチ)よりは、iPhone SE(第2世代)の方が一回り小さかったこともあり、受け入れられました。
現在iPhoneシリーズの画面は大型化を続けているため、4.7インチのSE(第2世代)のサイズは、今だと十分に小型と言えます。
ホームボタンが復活
iPhone SE(第2世代)は、実に3年ぶりのホームボタン付きのiPhoneとして、多くのユーザーを喜ばせました。
- iPhone 8シリーズ(2017年9月):あり
- iPhone X(2017年11月):なし
- iPhone XR、XSシリーズ(2018年):なし
- iPhone 11シリーズ(2019年):なし
- iPhone SE(第2世代、2020年):あり
先述のように、iPhone SE(第2世代)は3年前のiPhone 8の本体を再利用したので、ホームボタンもそのまま残ったかたちです。
iPhone SE(第2世代)の発売で「待ってました!」「やはりホームボタンは落ち着く!」という声が多く聞かれました。
価格の安さが魅力
iPhone SE(第2世代)の発売時の4万円台という価格は大きなインパクトがありました。
直前に発売されていたiPhone 11は、一番安いモデルでも74,800円で、単純に3万円も安い設定でした。
コンパクトで高性能なiPhoneシリーズで低価格で購入できたiPhone SE(第2世代)は、幅広い世代からも支持され続けていたスマホの1つです。
いまiPhone SE(第2世代)を買うデメリットは?
これからiPhone SE(第2世代)を購入するデメリットを3つ紹介していきます。
iPhone SE(第2世代)は、Appleのサポートが2027年ごろまで続くと予想されるので、2023年に購入しても、3〜4年は使える可能性が高いです。
今から購入しても特に不便することはなさそうですが、今後iPhone SE(第2世代)を買うのにはいくつかの弊害があるため、詳しく解説していきます。
画面が小さい

現在のiPhoneの通常ラインのモデルは6インチ以上なので、最新のiPhoneシリーズと並べると、どうしても画面の小ささが気になります。
- 動画(Netflix、YouTubeなど)
- SNS(インスタグラム、TikTokなど)
- 電子書籍、マンガ、雑誌
- ゲーム
上記のようなコンテンツの閲覧は、画面が大きい方が見やすい方が目に負担がかからず安心です。
一方「LINE」「電話」「音楽」などをメインに利用する場合、画面の大きさはそこまで重要ではないため、iPhone SE(第2世代)でも全く問題ありません。
もし動画や読書を楽しみたい場合は、画面の大きいiPhoneシリーズを購入するかiPadなどのタブレットを利用するなどの使い方もおすすめなので、ぜひ検討してみてください。
最新ゲームアプリは操作しにくい可能性がある
最新のiPhone 14のチップ(CPUなどを含む、スマホの脳みそ部分)は「A15 Bionicチップ」で、iPhone SE(第2世代)は「A13チップ」という2世代前のチップです。
- 3D
- 高速のアクション
- 綺麗なグラフィック
- リアルタイムのオンライン通信
- 複数人数が参加
上記のようなゲームをiPhone SE(第2世代)でプレイすると、カクつきを感じたり、細部までグラフィックが描かれない可能性があります。
最新のゲームは、スマホの処理性能が高いことを前提に作られています。
最新スマホゲームを本気でやり込みたい場合は、iPhone SE(第2世代)はおすすめできません。
逆に、ほとんどゲームをしない方、ガチでプレイしていない方は、iPhone SE(第2世代)でも十分かと思います。
5Gに対応していない
iPhone SE(第2世代)は5G電波に対応していません。
5Gとは、現在主流の4G LTEに取って代わる、第5世代の電波のことを言い、2023年以降最新スマホの多くは5Gに対応しています。
SNSの閲覧や投稿、LINEや地図アプリなど日常的な利用であれば不便に感じることも少ないです。
しかし、高画質な動画を視聴したりデザリングを利用したかったりする人は、動きの鈍さなどからiPhone SE(第2世代)だと小さなストレスになりやすい可能性があります。
最新のゲームアプリを多く利用する人にも、反応が悪いこともあるため、あまりおすすめできません。

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iPhone SE(第2世代)は、あくまで普段連絡するための手段だったり、日常的に多く利用しない人だったりするなら、問題なく使い続けられます。
まとめ:iPhone SE(第2世代)は隠れたコスパトップ機種
iPhone SE(第2世代)はイオシスなどで2万円台で購入でき、型落ちiPhoneの中では最安レベルです。
最新iPhoneと比較しても、スペックはほとんど変わらない(カメラは大きく異なりますが)ので、大画面不要派にはおすすめ機種です。
「機種変更したいけど、安くてコスパの良いiPhoneシリーズを購入したい」という人は、ぜひ検討してみてくださいね。