この記事のまとめ
Wi-Fiの規格とは無線LANの周波数の規格のことをいいます。
11acや11aなどの規格があります。
それぞれの規格はどう違うのでしょうか。
hikaritayasushi
Wi-Fiの規格については、少し難しいイメージがありますよね。
そこで、この記事では、初心者の方向けにWi-Fi規格の基礎知識についてわかりやすく解説しています。
さらに規格の種類や特徴、無線LANの選び方もまとめました。
ぜひ参考にしてみてください。

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規格の種類を紹介!違いは何?

上では、「Wi-Fiの規格=無線LANの周波数の規格」であることをお話しいたしました。
では、どんな規格があるのかを見ていきましょう。
まずは、以下の表をご覧ください。

無線LAN規格通信速度(最大)周波数帯
IEEE802. ...
(アイトリプルイーハチマルニーテン)
11ax
(イレブンエーエックス)
9.6Gbps2.4GHz/5GHz
11ac
(イレブンエーシー)
6.9Gbps5GHz
11n
(イレブンエヌ)
600Mbps2.4GHz/5GHz
11a
(イレブンエー)
54Mbps5GHz
11g
(イレブンジー)
54Mbps2.4GHz
11b
(イレブンビー)
11Mbps2.4GHz

一見複雑に見えますが、実は非常に簡単です。
以下に続く項目ではこの表を元に解説していきますので、まずは
・規格は6種類ある
・無線LAN商品はこの6種類のどれか(または全部)に対応している

ということだけ、押さえておいてくださいね。

2.4GHz・5GHzの周波数による違いと特徴は?

最初に理解が必要なのは、周波数帯(2.4GHzと5GHz)の違いと特徴についてです。

5GHz

・ 障害物に弱いが速度は速い

・ 同一の周波数帯を使用する機器がないため、電波干渉が少ない

・ 屋外では基本的に利用不可

2.4GHz

・ 障害物に強いが速度は遅い

・ 電子レンジ、やBluetoothなどと電波干渉しやすい

・ 屋内、屋外ともに利用可能

「5GHz帯は障害物に弱いが速度は速い」「2.4GHz帯は障害物に強いが速度は遅い」というおおまかな整理から始めると理解が早いです。
ここから、さらに詳しく特徴を見てみましょう。

ノートPCをWi-Fiで快適に使うためにはどっちの周波数帯を選ぶべき?

高速で干渉も起きにくい5GHz帯で接続するのがおすすめです。
ただし、障害物に弱いのでルーターから離れすぎないように気をつけてください。

2.4GHz帯を使う場合はどんなとき?

障害物に強く遠くまで電波が届きやすいので、ルーターから離れた部屋でネットに接続したい場合は2.4GHz帯で接続しましょう。
ただし、実態としては使う機器が2.4GHzにしか対応していないため、やむを得ず2.4GHz帯で接続する場合が多いです。

2.4GHz帯と5GHz帯は特徴に違いがあるため場合によって使い分けられること、使い分けるには親機(無線LANルーター)と子機(Wi-Fiで使いたい機器)が両方とも使いたい規格に対応していることが条件になることを、押さえておきましょう。

高速でおすすめなのは11ac

2.4GHz帯と5GHz帯の違いと特徴について、ご説明させていただきました。
では、11ax〜11bまで6規格あるなかで、どれが一番おすすめなのでしょうか。

それはズバリ、11acです。
確かに、同じ5GHz帯においては11axの方が最大通信速が速いのですが、axは次世代の通信規格となっており、対応する親機(ルーター)・子機(使いたいWi-Fi機器)がまだ多くありません。
一方、11acは2014年に正式制定されたWi-Fi規格で、対応機種が数多くあります。
また、最大通信速度もそれまで主流だった11nの600Mbpsの11.5倍となる6.9Gbpsと、必要十分です。
親機と子機がともに11acに対応していることが確認できたら、まず11acでの接続から試していきましょう。

Wi-Fiルーター・無線LANの規格と失敗しない選び方

この記事をご覧になっている方の中には、これからWi-Fiルーターを選ぶ方もいらっしゃると思います。
そんな方向けに、Wi-Fiルーター・無線LANの規格と失敗しない選び方について解説していきたいと思います。

端末に合った規格のものを選ぶ

必須となる条件をまずお伝えすると、「使いたいパソコンやスマホ端末に対応した規格の無線LANを選ぶべきである」ということです。
使いたいパソコンが「11ac」に対応しているのであれば、ルーターも「11ac」対応のものを選びます。
ここで誤って11acに対応していないルーターを選んでしまうと、それより遅い「11n」で接続せざるを得なくなり、思ったほど速度が出ずに困ってしまう、ということになりかねません。

電波干渉を受けにくくするために

また、快適なWi-Fi環境を構築する上で、電波干渉を受けにくくすることも重要です。
意味もなく2.4GHzで接続してしまうと、同じ周波数帯を利用する他の機器(電子レンジやBluetoothなど)と干渉してしまい、極端に遅くなったり、ネット自体が繋がらなくなってしまったりします。
そのため、基本的に5GHz帯を使用できる商品を選ぶことをおすすめします。

ストリーム数も重要

「ストリーム数」=「その機器に搭載されているアンテナの本数」です。
たとえば、ルーターのパッケージには「4×4」や「3×3」などと表記されていることがあります。
この「4×4」は、送信用アンテナが4本、受信用アンテナが4本搭載されていることを示します。
ストリーム数は、多いほど通信速度が向上します。
「車が走る事のできる車線の数」でイメージしていただくと、わかりやすいかも知れません。
車線が多いほど、渋滞が起きにくいのと同じです。

Wi-Fi規格の調べ方

この記事をご覧の方には、すでにWi-Fiで接続されている方もいらっしゃると思います。
PC・スマホそれぞれについて、現在繋がっているWi-Fiの規格を確認する方法を見ていきましょう。

パソコン(Windows)の場合

まず、パソコン(Windows)の場合です。
・ 「スタート」メニューの「何をお探しですか?」欄に「デバイスマネージャー」と入力。
・ 「最も一致する検索結果」として「デバイスマネージャー」が出てくるので、クリック。
・ 表示された一覧から「ネットワークアダプター」をクリック。

すると、「〜Wireless LAN 802.11○○」という項目がありますので、11に続く○○のアルファベットを確認してください。
それが、そのパソコンで接続されている規格です。

パソコン(Mac)の場合

続いて、パソコン(Mac)の場合です。
・ 左上にある「りんごのマーク」をクリック。
・ 「このMacについて」をクリック。
・ 「詳しい情報…」をクリック
・ 中央の下にある「システムレポート」をクリック。
・ ▼ネットワークのところにあるWi-Fiを選択。
この手順で確認が可能です。

スマホ(Android)の場合

同様に、スマホ(Android)の場合を見ていきましょう。
・ ホーム画面またはアプリ一覧から「設定」アプリを起動。
・ 「Wi-Fi」をタップ。
・ 「Wi-Fi」接続がonになっていることを確認。
・ 現在接続されているSSID(「接続されました」と表示のある項目)を確認。
以上の手順で、接続されているSSIDの末尾のアルファベット(g・n・acなど)から、規格の確認が可能となります。

スマホ(iPhone)の場合

最後に、スマホ(iPhone)の場合を見ていきます。
・ ホーム画面から「設定」アプリを起動。
・ 「Wi-Fi」をタップ。
・ 「Wi-Fi」のスイッチがonになっていることを確認。
・ チェックの付いている項目の名称(SSID)を確認。
スマホ(Android)の場合とほぼ同一ですね。
接続されているSSIDの末尾のアルファベット(g・n・acなど)から、規格を確認しましょう。

まとめ

以上、Wi-Fi規格について解説してきましたが、いかがだったでしょうか。
思ったほど難しくないことがおわかりいただけたかと思います。
IoT機器は今後もますます増えていきます。
末永く快適なWi-Fiライフを送るために、親機であるルーターからPCやスマホをはじめとする子機まで、接続・設定に見直しの余地がないか、チェックしてみましょう。

この記事を書いた人
福田ありさ

福田ありさ

ぴかまろ編集・ライティング担当。光回線の販売経験を活かして、インターネットサービスのあれこれをわかりやすくお伝えできるように日々奮闘しています。家でも光回線やスマホサービスを色々試しており、ユーザー目線でリアルな情報を発信できたらと思っています!よろしくお願いします。

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