2023年にiPhone 12を改めてスペックレビュー

ゴリラ

iPhone 12って、2023年のいま買っても平気?

円安、物価高で最新のiPhoneはおいそれと手が出せない価格となりました……。

そんな中、型落ち、中古、リファービッシュiPhoneに注目が集まっています。

この記事では、2020年に発売されたiPhone 12について、発売から2年経った現在の視点でメリット、デメリットを考え、買っても大丈夫か?買うならどこがいいか?お伝えします。

正直な結論
  • iPhone 12は最新のiPhone 14と遜色ない性能で、2023年に買っても全く後悔のない機種
  • 新品の在庫はほとんどなく、これから買うなら認定中古品などがおすすめ

ゴリラ

この記事は2023年時点の視点で執筆しているゾ。最新の価格・取り扱い状況は各社の公式オンラインショップを参考にしてな!

iPhone 12のスペック(iPhone 14と比較)

iPhone 12

iPhone 12は2020年に発売されました。ラインナップは以下の4モデル。

  • iPhone 12:基本モデル
  • iPhone 12 mini:ひとまわり小さいモデル
  • iPhone 12 Pro:カメラ、CPUチップの性能が高いモデル
  • iPhone 12 Pro Max:性能が高く大きいモデル

このうち、現在も新品で流通しているのはiPhone 12とminiです。ProとPro Maxはほとんどの場合、中古で購入することになります。

iPhone 12と14の基本スペック比較

iPhone 12のスペックを、現時点で最新のiPhone 14と比較しておきましょう。

iPhone 12と14

▼iPhone 12と14の基本スペック比較▼

iPhone 12iPhone 14
容量64GB
256GB
512GB
128GB
256GB
512GB
サイズ横:71.5mm
縦:146.7mm
厚さ:7.4mm
横:71.5mm
縦:146.7mm
厚さ:7.80mm
重量162g172g
ディスプレイ
解像度
6.1インチ
OLED
2,532 x 1,170
460ppi
6.1インチ
OLED
2,532 x 1,170
460ppi
最大輝度625ニト(標準)800ニト(標準)
1,200ニト(HDR)
チップA14 Bionicチップ
6コアCPU
4コアGPU
16コアNeural Engine
A15 Bionicチップ
6コアCPU
5コアGPU
16コアNeural Engine
防沫/耐水/防塵IP68
(水深6メートルで最大30分間)
IP68
(水深6メートルで最大30分間)
バッテリー容量
(ビデオ/音楽)
最大17時間/65時間最大20時間/80時間
充電・約30分で50%(20W)
・ワイヤレス:最大7.5W
・約30分で50%(20W)
・MagSafe:最大15W
・ワイヤレス:最大7.5W
SIM・nano-SIM+eSIM・nano-SIM+eSIM
・eSIM+eSIM
生体認証Face ID
(顔認証)
決済Apple Pay
安全・緊急SOS・緊急SOS
・衝突事故検出
通信5G5G

▼iPhone 12と14のカメラスペック比較▼

iPhone 12iPhone 14
画素数
ƒ値
・メイン:1,200万画素・ƒ/1.6
・超広角:1,200万画素・ƒ/2.4
・メイン:1,200万画素・ƒ/1.5
・超広角:1,200万画素・ƒ/2.4
光学ズーム・ズームアウト:2倍・ズームアウト:2倍
デジタルズーム最大5倍最大5倍
手ブレ補正光学式手ぶれ補正センサーシフト光学式
手ぶれ補正
ナイトモード
フォトグラフィ
スタイル
ビデオ
シネマティックモード
4K HDR、最大30fps
ビデオ
アクションモード
最大2.8K、60fps
ビデオ
光学ズーム
・ズームアウト:2倍・ズームアウト:2倍
ビデオ
デジタルズーム
最大3倍最大3倍
TrueDepthカメラ
(フロントカメラ)
・1,200万画素
・ƒ/2.2
・1,200万画素
・ƒ/1.9
▼iPhone 12と14のザックリしたスペックの違い▼
  • 14は画面がより明るい
  • 14はより明るい撮影ができる
  • 14は0.4mm分厚い
  • 14は手ブレ補正が強力
  • 14はCPUチップが1世代新しい

▼iPhone 12と14の価格の違い▼

  • iPhone 14:119,800円〜
  • iPhone 12 :92,800円〜

iPhone 12と14の価格差は27,000円です。その価格差に見合った性能差があるか、で比較検討するとよいでしょう。

関連記事:「iPhone 14」と「iPhone 12」の違いを6項目で比較

iPhone 12の特徴。当時は何が話題だった?

2020年に発売されたiPhone 12。当時はどのように打ち出されていたのか、振り返ってみましょう。

▼iPhone 12の発売当時に注目されたポイント▼
  • iPhone 5以来のフラットなデザイン
  • iPhone史上初の「5G」対応
  • 「mini」の登場
  • 全てのモデルで有機ELディスプレイ搭載
  • iPhone 11より約20%も軽い

iPhone 5以来のフラットなデザイン

iPhone 12

iPhone 12はそのフラットなデザインが話題となりました。

iPhoneは4、5、5SではiPhone 12のように角張ったデザインでしたが、6から11までは丸みを帯びた「ラウンド型」でした。

▼iPhone 11のデザイン

デザインは好みによりますが、ラウンド型は「Androidっぽい」と、あまり好評ではなかった印象があります。

iPhone 12以降、13と14は角張ったデザインは踏襲され、現在ではAndroidも含めて、フラットなデザインが一般的になりました。

iPhone史上初の「5G」対応

iPhone 12は初めて5Gに対応したiPhoneで、未来の到来を感じさせました。

今後は5Gはさらに一般的になり、4Gからの移行が進んでいくため、いま買うなら5G対応iPhoneを検討したいところです。

「mini」が登場

iPhone 12 mini

iPhone 12では「mini」サイズが登場しました。

それ以前は「iPhone SE」シリーズが小型iPhoneの代表格でしたが、iPhone 12 miniはSEよりも小さく、コンパクトなモデルを求めるユーザーのニーズに応えました。

▼小さいスマホがおすすめな人▼
  • 片手でiPhoneを操作したい人
  • 手が小さい人
  • 立って使うことが多い人
  • スマホは「軽い」ことが大事な人
  • タブレットやPCなど大型の別デバイスを併用する人

ただ、残念ながら2022年発売のiPhone 14では「mini」はなくなりました。iPhone 12か13でしか手に入らない、レアモデルとなりました。

全モデルで有機ELディスプレイ搭載

iPhone 12 ディスプレイ

iPhone 11までの画面は「液晶」でしたが、iPhone 12で「有機EL」が採用されました。

有機ELは、液晶と比べて画面が明るく、ひとつひとつの色が鮮明に表示されます。

長時間画面を見ていても疲れにくいと言われ、iPhone 11以前の機種との大きな違いの一つです。

重量がiPhone 11より約20%も軽い

  • iPhone 11:194g
  • iPhone 12:162g
  • iPhone 12 mini:133g
  • iPhone 14:172g

iPhone 12とminiは、かなり軽量な部類に入ります。

持ち運ぶときや寝転がってスマホを操作するときに、軽いに越したことはありません。

注意:軽い分、とくにiPhone 12 miniのバッテリーは心もとないことで有名。

ちなみにiPhone 11→12では83%の軽量化に成功する一方で、バッテリーの持ち時間を維持しています。

いまiPhoneはどこで買える?価格は?

2023年の執筆時点でiPhone 12を購入できるのは以下のような場所です。

各キャリアとも、新品の在庫はほとんどありません。

発売から2年以上が経ったことで、各社のCertified(認定中古品)での取り扱いも始まっています。

iPhone 12の市場価格

2023年3月時点のiPhone 12シリーズの価格は以下の通り。

▼iPhone 12▼

▼iPhone 12 miniの価格▼

価格は購入条件によって異なるので、各オンラインショップで最新情報をチェックしてみてください。

いまiPhone 12を買うデメリット

個人的には2023年現在のiPhone 12は「最新iPhoneと大差ない性能、かつ安価」で、おすすめできます。

しかしここで、いまiPhone 12を買うデメリットもお伝えしておきます。

iPhone 12は「一番安い」iPhoneではない

iPhone 12は「コスパはいい」ですが、「一番安い」わけではありません。

iPhone 12はあくまで最新iPhoneに近い性能で、かつできるだけ安価なiPhoneとしておすすめです。

iPhoneは、中古品や型落ちの度合いを気にしなければ、さらに安い機種もあります。

とはいえ、残りの使える期間まで考慮するなら、iPhone XSくらいまでの機種の中から選ぶことをおすすめします。

関連記事:改めてiPhone XS / XS Maxのスペックをレビュー。十分?今から買ってOK?

iPhone 13 miniとiPhone 12は同じ価格

2021年発売の「iPhone 13」シリーズのうち、小型の「iPhone 13 mini」は、iPhone 12と同価格です。

「小さめのスマホがいい!」という方は、iPhone 13 miniも検討してみてください。

直近のiPhone 12の口コミ

2023年現在のiPhone 12に関する言及を探してみました。

先日の楽天セールで30%OFFで買った
iPhone12 64Gが到着✨📱✨
5年くらいXRを使い倒した🤣

iPhone12 64GはAppleで92800円。
今回、30%OFF+楽天🅿︎が1万あったので
5万5千円代で購入できました♬
だいぶお得に買えた☺️❣️#iPhone #楽天セール pic.twitter.com/geoOFn2tez

— 私うさぎちゃん。 (@kawaiib21770048) March 11, 2023

こちらの方は楽天モバイルのセールで購入されたとのこと。

端末買った!iphone12 mini!
画質悪いけど鮮やかなブルー!

いい加減64GBでやりくりが出来なくなりバッテリーも死んでる8からようやくの買い替え〜 pic.twitter.com/UHdhq3PHBh

— 奏られなかったtαru (@Sorakanadechan) November 15, 2022

参照:X

楽天モバイルのiPhoneAppleとほぼ同じ価格な上に、大量のポイント還元もあります。

こちらの方は、iPhone 8からの乗り換えられたようです。

2017年に発売されたiPhone 8は、早くて2023年には最新OSのアップデートから除外される可能性があります。

買い替え先としてiPhone 12は賢い選択です。

次のスマホどうしようか問題。IIJmioでOPPO Reno7aを買ったものの、問題はなく良い端末だったのだけれどサイズが大きすぎた。。ちょうど四角大輔さんの本を読んだこともあり、結局、backmarketでiPhone12 mini 256GB!を8万円以下で購入。Reno7aはメルカリで売るつもり。失ったのはLINEのデータ(^^)

参照:X

こちらの方は中古でiPhone 12 miniを購入されたようです。

最新iPhoneでは選べない「mini」サイズには、今後も一定の需要がありそうですね。

まとめ:iPhone 12はいま買ってもOK

iPhone 12のスペックを、2023年の視点でチェックしてきました。

iPhone 12は、最新のiPhone 14と遜色ないと言ってもよく、いま買っても後悔はしないかと思います!

非常にコスパの高い機種なので、バッテリーの劣化がない新品が欲しい方は、ぜひ在庫がなくなる前に手に入れてください。

また中古でも良いなら、さらにお得に手に入れることができます。

関連記事:実際iPhone 12はいつまで使えるのか。買い替えるべき条件とは

中古のスマホをお得に買うなら……

フリマもいいんですが、より安心して購入できる販売店、キャリアの「Certified(認定中古品)」がおすすめです。

イオシスは個人的にも使ったことがあります。中古とは言え品質が高く、最大6ヶ月の長期保証もあります。

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乗り換えなら割引を受けられることもある、キャリアの認定中古品もいいですね!

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