海外旅行や出張でネットを使う手段はいくつかありますが、複数人で分け合えて設定も簡単なのが海外WiFiレンタルです。

ただ、各社の料金ページを見ると同じ韓国でも1日390円から1,850円まで4倍以上の開きがあります

この差は容量の違いだけでなく、受け取り方や手数料の有無からも生まれています。

この記事では主要3社について、公式サイトの料金に受渡手数料まで足した渡航パターン別の総額 を計算しました。

あわせて、海外eSIMや海外ローミングとの使い分け、補償を付けるかどうかの判断材料も、公式の記載にそって整理しています。

海外WiFiレンタル3社の受取方法と特徴をまとめた図
サービス韓国の1日料金受渡手数料受取方法向いている人
WiFiBOX390円〜0円全国650カ所以上の無人貸出機料金を抑えたい・すぐ借りたい
イモトのWiFi500円〜(Web割適用)550円/台空港カウンター・宅配容量を細かく選びたい
グローバルWiFi870円〜要確認国内20空港39拠点・宅配・コンビニ・韓国現地受取拠点の多さ・補償を重視
すべて税込・2026年7月30日時点の各社公式サイトの掲載内容。料金は各社で最も安いプランの1日あたりです。

料金だけで見るとWiFiBOXが安く、受取拠点の多さと補償の手厚さではグローバルWiFiが上という結果でした。

どちらを選ぶかは「出発する空港に貸出機があるか」 で決まる場面が多くなります。

注釈

※本記事では、総務省や消費者庁、電波管理局が公開している最新の情報やデータを基に、光回線やWi-Fiサービスの選び方を詳しく解説します。

経済産業省の報告や国民生活センターのトラブル事例も参考にし、契約時の注意点やトラブルを防ぐポイントも取り上げています。

公的機関が提供する信頼性の高い情報に基づいた内容で、安心してご利用いただける情報をお届けします。

目次 [ close ]
  1. 渡航パターン別に総額を計算した
    1. 韓国3泊4日(4日分)の総額
    2. ハワイ5泊7日(7日分)の総額
  2. 海外WiFiレンタルおすすめ3社を詳しく比較
    1. WiFiBOX|無人の貸出機で借りるから手数料がかからない
    2. グローバルWiFi|受取拠点と補償の手厚さで選ぶ
    3. イモトのWiFi|容量を3段階から選べる
  3. 海外WiFiレンタルの選び方
    1. 1. 出発する空港で受け取れるかを先に確認する
    2. 2. 1日に使うデータ量から容量を決める
    3. 3. 何人でシェアするかで1人あたりの負担が変わる
    4. 4. 補償を付けるかどうかを決める
  4. 受取と返却の場所を詳しく
    1. 空港カウンターは営業時間に注意
    2. WiFiBOXの貸出機は766カ所ある
    3. 返却できなかったときの扱い
  5. 渡航先のタイプ別に選び方が変わる
    1. アジア圏の短期旅行(3〜5日)
    2. 欧米への長めの旅行(7日以上)
    3. 複数の国をまわる周遊
    4. 出張・ビジネス利用
  6. 海外eSIM・海外ローミングとの使い分け
  7. 補償を付けるかどうかの判断
    1. グローバルWiFiの安心補償パック
    2. 補償が効かない条件がある
    3. 付けるかどうかの目安
  8. 申し込みから返却までの流れ
  9. 出発前と現地でのチェックリスト
    1. 出発前に確認すること
    2. 現地でつながらないときに試すこと
    3. データが足りなくなったとき
    4. 複数人でシェアすると1人あたりは安くなる
    5. 日本国内でも使える機種がある
  10. 海外WiFiレンタルに関するよくある質問
  11. 主要な渡航先の料金早見表
  12. まとめ

渡航パターン別に総額を計算した

韓国3泊4日で借りたときの総額を比較した棒グラフ

海外WiFiレンタルの料金は日数分だけかかるため、旅程が決まれば総額を出せます。

ここでは実際に多い2つのパターンで計算しました。

韓国3泊4日(4日分)の総額

サービス・プランレンタル料手数料総額
WiFiBOX(最も安いプラン)1,560円0円1,560円
イモトのWiFi Cプラン500MB(Web割)2,000円550円2,550円
グローバルWiFi(最も安いプラン)3,480円要確認3,480円〜
イモトのWiFi Aプラン無制限(Web割)5,920円550円6,470円
税込・2026年7月30日時点。グローバルWiFiの受渡手数料は公式サイトで金額を確認できなかったため総額に含めていません。

4日間の短い旅程では、手数料のかからないWiFiBOXが総額1,560円で最も安い 結果になりました。

ただし1日390円のプランは容量が限られるため、動画を見るなら上位プランを選ぶ必要があります。

ハワイ5泊7日(7日分)の総額

ハワイ5泊7日で借りたときの総額を比較した棒グラフ
サービス・プランレンタル料手数料総額
WiFiBOX(最も安いプラン)2,730円0円2,730円
グローバルWiFi(最も安いプラン)8,190円要確認8,190円〜
イモトのWiFi Cプラン500MB(Web割)8,680円550円9,230円
イモトのWiFi Aプラン無制限(Web割)13,160円550円13,710円
税込・2026年7月30日時点。イモトのWiFiはWeb申し込みで通常料金の20%OFFになる金額を使っています。

日数が延びるほど1日料金の差が積み上がるため、7日間では総額で1万円以上の開きが出ます

一方で、無制限で使いたい場合や複数人でシェアする場合は、上位プランを選ぶ価値があります。

イモトのWiFiの料金は「通常料金」と「Web割」の2本立てです。

公式サイトには、通常料金が店頭または空港カウンターでの当日申し込み、Web割はWebでの申し込みで通常の20%OFF になると記載されています。

当日に空港で借りると2割高くなるため、予定が決まっているならWebから申し込むほうが確実です。

海外WiFiレンタルおすすめ3社を詳しく比較

海外WiFiレンタル3社の料金と受取・補償の一覧表

WiFiBOX|無人の貸出機で借りるから手数料がかからない

WiFiBOXの公式サイト
出典: WiFiBOX公式サイト(2026年7月31日時点)

株式会社テレコムスクエアが運営する、無人の貸出機からセルフで借りるサービスです。

空港カウンターに並ばずに済み、配送が発生しないため受取・返却の手数料がかかりません

渡航先1日あたり
台湾300円〜
韓国・アメリカ本土・ハワイ・香港・タイ・ベトナム390円〜
中国本土・シンガポール・フィリピン・インドネシア・フランス・イタリア・マレーシア・イギリス・トルコ490円〜
ヨーロッパ周遊・アジア周遊・北米周遊・グアム690円〜
カナダ・スイス・インド790円〜
世界周遊990円〜
税込・2026年7月30日時点。出典: WiFiBOX

設置場所は全国650カ所以上で、空港は約50カ所です。

受取は出国日の2日前から可能で、借りた場所と違うWiFiBOXにも返却できます

公式サイトによると、完全無制限プランは海外130カ国に対応しています。

2026年7月22日の公式の新着情報では、5G完全無制限プランの対応国・エリアを84へ拡大したことも告知されています。

端末はモバイルバッテリーを兼ねており、Type-C・Lightning・Micro USBのケーブルが内蔵されているため、充電器を1つ減らせます

弱点は、出発する空港や最寄り駅に貸出機がないと使えないことです。

サービスの詳細はWiFiBOXの評判と使い方で解説しています。

WiFiBOXが向いている人
  • とにかく費用を抑えたい人
  • 出発する空港や最寄り駅に貸出機がある人
  • カウンターの行列や配送の受け取りを避けたい人
  • 荷物を減らしたい人(端末がモバイルバッテリーを兼ねる)

グローバルWiFi|受取拠点と補償の手厚さで選ぶ

グローバルWiFiの公式サイト
出典: グローバルWiFi公式サイト(2026年7月31日時点)

東証プライム上場の株式会社ビジョンが運営する、海外WiFiレンタルの大手です。

公式サイトでは「9年連続利用者数No.1」と表示されており、その根拠として2016年〜2024年の海外用レンタルWi-Fiサービス(国内から海外)ののべユーザー数・売上高調査(東京商工リサーチ、2017年〜2025年各年調査) が明記されています。

渡航先1日あたり
ベトナム570円〜
韓国・台湾・中国・タイ・シンガポール870円〜
アメリカ・ハワイ・フランス1,170円〜
オーストラリア1,470円〜
税込・2026年7月30日時点。出典: グローバルWiFi

受取・返却は国内20空港・39拠点 で、空港カウンター・ロッカー・宅配・コンビニから選べます。

韓国では現地でも受け取れると案内されているのが、他社にない特徴です。

対応エリアは海外200以上の国と地域で、無制限プランは120以上の国と地域で提供されています。

もうひとつの強みが安心補償パックです。

公式サイトによると、WiFi機器の水没・部品破損・故障・全損・紛失・盗難の修理代金または再調達代金等を80%または全額免除 し、最上位のプランには最大10万円の携行品補償 が付きます。

携行品補償はカメラ・スマホ・パソコン・腕時計などが対象で、パスポート盗難時の再取得にかかる手数料・交通費・宿泊費もカバーされると説明されています。

補償には条件があります。

公式の注意事項には、紛失・盗難の際は現地の警察等の公的機関が発行した証明書の提示が必要で、提示がない場合は50%を申し受ける と書かれています。

また、返却忘れは安心補償パックの補償対象外 です。

イモトのWiFi|容量を3段階から選べる

イモトのWiFiの公式サイト
出典: イモトのWiFi公式サイト(2026年7月31日時点)

株式会社エクスコムグローバルが運営するサービスで、料金体系が分かりやすいのが特徴です。

すべての国でAプラン(無制限)・Bプラン(1日1GB)・Cプラン(1日500MB) の3段階に整理されています。

Aプラン 無制限Bプラン 1GB/日Cプラン 500MB/日
韓国1,850円(Web割1,480円)1,150円(920円)630円(500円)
台湾2,050円(1,640円)1,450円(1,160円)1,050円(840円)
アメリカ本土2,350円(1,880円)1,850円(1,480円)1,550円(1,240円)
ハワイ2,350円(1,880円)1,850円(1,480円)1,550円(1,240円)
グアム2,150円(1,720円)1,450円(1,160円)1,250円(1,000円)
サイパン2,350円(1,880円)1,650円(1,320円)1,450円(1,160円)
1日あたり・税込・2026年7月30日時点。かっこ内はWeb割(通常料金の20%OFF)。出典: イモトのWiFi 料金プラン

その他の費用も公式サイトに一覧で掲載されています。

項目金額発生する場面
受渡手数料550円/台空港・宅配で受け取る場合に一律
着払料金1,100円/台着払いで返却する場合
キャンセル料金2,100円/台レンタルセットの手配後にキャンセルした場合
税込・2026年7月30日時点。出典: イモトのWiFi「その他料金」

注意したいのは、端末は申し込んだ特定1カ国以外では使えない という点です。

2カ国以上をまわる旅程では、複数国プランを選ぶ必要があります。

データが足りなくなったときは「イモチャージ」で500MB単位の追加ができ、事前の申し込みは不要です。

ただし公式サイトには追加したデータは購入当日(日本時間)のみ有効で、翌日には持ち越せない と書かれています。

海外WiFiレンタルの選び方

海外WiFiレンタルの選び方4ステップの図

1. 出発する空港で受け取れるかを先に確認する

どれだけ安くても、受け取れなければ意味がありません。

WiFiBOXは全国650カ所以上に貸出機がありますが、利用する空港に設置されているかを事前に公式サイトで確認しておきたいところです

グローバルWiFiは国内20空港39拠点に加えて宅配とコンビニ受取に対応しているため、地方から出発する場合でも選択肢が残ります。

2. 1日に使うデータ量から容量を決める

グローバルWiFiの公式サイトでは、容量プランの目安が次のように説明されています。

容量向いている使い方
無制限SNSや動画を見る頻度が高い・何人かでシェアする・出張で使う
1日1.1GBネット検索やマップアプリをよく使う・SNSはたまに見る程度
1日600MB1人で利用し、メッセージの送受信やマップアプリの利用がメイン
出典: グローバルWiFi「おすすめ容量プランランキング」(2026年7月30日取得)

同じ公式サイトには「海外では日本で普段利用するよりも通信容量を多く消費する傾向がある」という注意書きもあります。

翻訳アプリや地図アプリを常時使うことを考えると、迷ったら1段階上のプランを選ぶほうが安全です

3. 何人でシェアするかで1人あたりの負担が変わる

海外WiFiレンタルの利点は、1台を複数人・複数デバイスで共有できることです。

たとえばハワイ7日間でイモトのWiFiの無制限プランを借りると総額13,710円ですが、2人で使えば1人あたり6,855円 です。

人数が増えるほど1人あたりの負担は下がる一方、通信量は人数分だけ増えます。

シェアするなら無制限プランを前提に考えたほうが無難です。

4. 補償を付けるかどうかを決める

海外で端末を紛失・盗難された場合、補償がなければ再調達代金を全額請求されます。

グローバルWiFiの安心補償パックは弁済金を80%または全額免除する内容で、公式サイトも「加入推奨」 と案内しています。

イモトのWiFiにも「あんしん補償」があります。

いずれも補償の金額は公式サイトの一覧では確認できなかったため、申し込み画面で確認してください。

受取と返却の場所を詳しく

海外WiFiレンタルの受取と返却の場所を比較した表

海外用のWi-Fiは、出発の当日に受け取れるかどうかで選択肢が変わります。

空港カウンターは営業時間に注意

グローバルWiFiは国内20空港・39拠点で受取と返却ができると公式サイトに記載しています。

同じグループのWiFiレンタルどっとこむとe-caが使う空港カウンターの営業時間を見ると、実態が分かります。

空港営業時間の例
成田国際空港6:30〜21:30/7:00〜21:00
羽田空港6:00〜23:00/6:30〜23:45(第3ターミナルは23:45〜6:30の窓口もあり)
関西国際空港6:00〜23:00/7:00〜21:30
中部国際空港6:30〜22:00
福岡空港7:00〜21:30
新千歳空港7:00〜20:00/8:00〜19:00
那覇空港7:30〜21:00
小松空港9:15〜18:30
鹿児島空港8:00〜18:00
2026年7月31日時点。出典: WiFiレンタルどっとこむ 空港カウンター一覧e-ca 空港カウンター一覧

羽田と関空は23時台まで開いているカウンターがある 一方で、地方空港は18時台で閉まります。

早朝便や深夜便を使う場合は、空港受取ではなく出発前に自宅やホテルへ配送してもらうほうが確実 です。

WiFiBOXの貸出機は766カ所ある

WiFiBOXの受取返却マップを開くと、一覧の表示件数は766カ所 でした(2026年7月31日時点)。

公式トップの「650カ所以上」という表記より実際は多く、絞り込みは「空港/港」「駅/バス停」「商業/宿泊施設」「大学/病院」の4分類で、47都道府県から選べます。

一覧を見ていくと、ホテル併設の設置が多く、24時間と表示されている場所が約330カ所 ありました。

深夜や早朝に受け取りたい場合、これは空港カウンターにはない強みです。

返却できなかったときの扱い

帰国が深夜になってカウンターが閉まっていた、というのはよくある話です。

e-caの公式サイトには、空港カウンターで返却できなかった場合は追跡可能な方法で元払い(送料は自己負担)で返却センターへ送る よう案内があり、東日本と西日本の返却先住所も明記されています。

WiFiBOXは空きスロットがあれば別の場所のボックスに返せるため、この点では融通が利きます。

ただし公式サイトには、延長手続きをせずに返却が遅れると返却予定日の翌日から申込金額1日分と同額の延滞金 が発生し、7日経過で15,000円の弁済金がかかると書かれています。

渡航先のタイプ別に選び方が変わる

渡航先のタイプ別に選び方をまとめた図

同じ海外旅行でも、行き先と日数で最適解が変わります。

アジア圏の短期旅行(3〜5日)

韓国・台湾・タイ・ベトナムは、どのサービスでも1日料金が安い部類に入ります。

台湾ならWiFiBOXが1日300円からで、4日間でも1,200円ほど です。

日数が短いぶん、受渡手数料550円の有無が総額に効いてきます。

短期のアジア旅行では、手数料がかからない受取方法かどうかを最優先 で見るのが合理的です。

欧米への長めの旅行(7日以上)

アメリカ・ハワイ・ヨーロッパは1日あたりの単価が上がるため、日数が伸びると総額の差も大きくなります。

ハワイ7日間の例では、最も安いプランどうしでもWiFiBOX 2,730円に対してイモトのWiFiの無制限プランは13,710円 と1万円以上の開きが出ました。

ただし容量の条件が違うため、単純にどちらが得とは言えません。

長い旅程で毎日地図と翻訳を使うなら、容量を大きめにしたうえで総額を比べる のが実態に合っています。

複数の国をまわる周遊

周遊で気をつけたいのは、1カ国プランの端末は申し込んだ国以外では使えない という点です。

イモトのWiFiの公式サイトにも「端末は、お申込みいただいた特定1ヵ国以外では利用できません」と明記されています。

WiFiBOXにはヨーロッパ周遊・アジア周遊・北米周遊が各690円から、世界周遊が990円からの設定があります。

グローバルWiFiとイモトのWiFiにも2カ国以上向けのプランが用意されているので、申し込み画面で「複数国」を選ぶ のを忘れないようにしてください。

出張・ビジネス利用

出張ではパソコンを使うことが多く、通信量も個人旅行より増えます。

グローバルWiFiは無制限プランについて「海外出張でWiFiを使う」方に向くと案内しており、1台を複数人・複数デバイスで共有できる 点も出張向きです。

WiFiBOXは法人の請求書払いに対応しており、発行日から30日以内の振込(振込手数料は利用者負担)と案内されています。

海外eSIM・海外ローミングとの使い分け

WiFiレンタルと海外eSIM・海外ローミングの違いを比較した表

近年は海外eSIMやキャリアの海外ローミングも選べるようになりました。

項目WiFiレンタル海外eSIM海外ローミング
複数人でシェアできるできない(テザリング可否は要確認)できない
持ち物端末が1つ増える増えない増えない
充電必要(毎晩)不要不要
受取空港・宅配・貸出機オンラインで完結手続きのみ
対応端末制限なしeSIM対応機種が必要契約中のスマホ
2026年7月30日時点。海外eSIM・海外ローミングの料金は提供事業者により異なります。

グローバルWiFiの公式サイトにも、WiFiレンタルは「スマホやPCとは別にWiFi機器を持ち運ぶ必要がある」一方で「1台を複数人でシェアできる」 と書かれています。

同じページには、WiFi機器の充電の持ち時間は約10時間が目安で毎晩の充電が必須 という説明もあります。

  • WiFiレンタルが向く: 2人以上で行く・パソコンやタブレットも使う・スマホがeSIM非対応
  • eSIMが向く: 1人旅・荷物を増やしたくない・受取に行く時間がない
  • ローミングが向く: 数日だけ・手続きの手間を最小にしたい

なお、国内でも同じ端末を使いたい場合は、国内向けのWiFiレンタルに「日本海外兼用」の機種があります。

WiFiレンタルどっとこむの「K4 日本海外兼用」は1日526円で、公式サイトには海外は利用した日のみ課金される と記載されています。

補償を付けるかどうかの判断

海外WiFiレンタルの補償の対象と条件をまとめた表

海外では、端末を失くしたり盗まれたりするリスクが国内より高くなります。

各社とも補償のオプションを用意していますが、中身と条件には違いがあります。

グローバルWiFiの安心補償パック

公式サイトによると、WiFi機器の水没・部品破損・故障・全損・紛失・盗難のときに、修理代金または再調達代金等を80%または全額免除 する内容です。

プランは3種類あり、最上位のプランには最大10万円の携行品補償 が付きます。

補償の対象内容
WiFi機器修理代金または再調達代金等を80%または全額免除
携行品(最上位プラン)カメラ・スマホ・パソコン・腕時計などを最大10万円まで
パスポート(最上位プラン)盗難時の再取得に必要な手数料・交通費・宿泊費を最大10万円まで
手荷物の遅延(最上位プラン)やむを得ず購入した身の回り品の費用を最大10万円まで
2026年7月31日時点。出典: グローバルWiFi 安心補償パック

公式サイトは安心補償パックについて「加入推奨」 と明記しています。

補償が効かない条件がある

補償には条件が付いています。

  • 紛失・盗難の際は現地の警察等の公的機関が発行した証明書の提示が必要
  • 提示がない場合は「通信機器等の修理代金または再調達代金等」の50%を申し受ける
  • 紛失・盗難の際は速やかに連絡すること。連絡がないと未加入時の金額の100%が発生する可能性がある
  • 一部のオプションは軽微な傷や水濡れなど修理可能な状態のみが対象で、水没・滅失や紛失・盗難は対象外
  • 返却忘れは補償の対象外

とくに現地の警察で証明書をもらう必要がある という点は、実際にトラブルが起きたときに効いてきます。

海外で盗難に遭った場合、まず現地の警察に届け出て証明書を受け取るのが手順になります。

付けるかどうかの目安

補償の金額は公式サイトの一覧では確認できなかったため、申し込み画面で確認する必要があります。

判断の目安としては、次のような場合に付けておく価値があります。

  • 治安に不安のある地域へ行く
  • 長期の滞在で持ち歩く時間が長い
  • カメラやパソコンなど高価な持ち物を一緒に持っていく
  • 子どもに持たせる予定がある

逆に、短期の旅行でホテルと観光地の往復が中心なら、WiFi機器だけの補償で足りる ケースが多くなります。

申し込みから返却までの流れ

海外WiFiレンタルの申し込みから返却までの流れを示した図
STEP1
Webで渡航先・レンタル期間・容量プラン・受取方法を選んで申し込む
STEP2
空港カウンター・ロッカー・宅配・コンビニ・無人の貸出機のいずれかで受け取る
STEP3
渡航先に着いたら電源を入れ、QRコードまたはパスワードで接続する
STEP4
帰国後、空港の返却BOXや貸出機、宅配で返却する

グローバルWiFiは出発当日のレンタルにも対応していますが、当日受け取りだと在庫や手続きの時間に余裕がありません

イモトのWiFiは店頭・空港カウンターでの当日申し込みが通常料金になり、Web割の20%OFFが適用されない点にも注意してください。

返却忘れはグローバルWiFiの安心補償パックの対象外と明記されているため、帰国日のうちに返却する のが確実です。

出発前と現地でのチェックリスト

海外WiFiレンタルの出発前チェックリスト

出発前に確認すること

  • 渡航先が対応エリアに入っているか(周遊なら複数国プランを選んだか)
  • 受取場所の営業時間が、自分の出発時刻に間に合うか
  • 受取に必要なもの(注文確定メールと身分証明書の原本)を用意したか
  • 補償を付けるかどうかを決めたか(申し込み時にしか付けられない場合がある)
  • 変換プラグとモバイルバッテリーを用意したか

グローバルWiFiの公式サイトには、WiFi機器の充電の持ち時間は約10時間が目安で毎晩の充電が必須 と書かれています。

1日中外で過ごす日は、使わない時間に電源を切るか、モバイルバッテリーを併用するよう案内されています。

WiFiBOXの端末はモバイルバッテリーを兼ねているため、この点では荷物が1つ減ります。

現地でつながらないときに試すこと

到着してすぐつながらない場合、まず確認したいのは電源と接続の設定です。

STEP1
端末の電源を入れ直し、圏内の表示が出るまで数分待つ
STEP2
スマホ側のWi-Fi設定で、端末のSSIDを選び直してパスワードを入れ直す
STEP3
屋内なら窓際など電波の入りやすい場所へ移動する
STEP4
それでも改善しなければ、サポート窓口に連絡する

サポート体制は各社とも手厚く、グローバルWiFiは24時間365日のサポート をLINEなどのSNSでも受け付けていると案内しています。

WiFiBOXも24時間365日のサポートを掲げています。

時差のある場所からでも連絡できるので、連絡先を出発前にスマホへ保存しておく と安心です。

データが足りなくなったとき

イモトのWiFiには「イモチャージ」という追加購入の仕組みがあり、事前の申し込みは不要で500MB単位から買えます。

ただし公式サイトには追加したデータは購入当日(日本時間)のみ有効で、翌日には持ち越せない と明記されています。

グローバルWiFiにも渡航中の容量追加が用意されています。

何度も追加すると割高になるため、初日の消費量を見て早めに判断する か、最初から余裕のある容量にしておくほうが結果的に安く収まります。

複数人でシェアすると1人あたりは安くなる

海外WiFiレンタルの大きな利点が、1台を複数人・複数デバイスで共有できることです。

グローバルWiFiの公式サイトも「1台をみんなでシェアして繋げられる」「一人あたりの料金もお得に」と案内しています。

ハワイ7日間でイモトのWiFiの無制限プランを借りると総額13,710円ですが、3人で使えば1人あたり4,570円 です。

ただし通信量は人数分だけ増えるため、シェアするなら容量に余裕のあるプランを選ぶ必要があります。

日本国内でも使える機種がある

渡航が年に1回程度なら、国内でも使える機種を選ぶ手もあります。

WiFiレンタルどっとこむの「K4 日本海外兼用」は1日526円で、公式サイトには海外は利用した日のみ課金される と記載されています。

30泊31日なら7,880円(1日あたり254円)なので、国内利用が中心で数日だけ海外に出るという使い方に合います。

WiFiBOXも国内と海外の両方に対応しており、1つのサービスで完結させたい人には選びやすい 構成です。

海外WiFiレンタルに関するよくある質問

海外WiFiレンタルで一番安いのはどこですか?

今回比べた3社では、受取・返却の手数料がかからないWiFiBOXが最も安い結果でした。

韓国3泊4日で総額1,560円、ハワイ5泊7日で総額2,730円という計算になります。

ただしこれは各社で最も安いプランどうしの比較で、容量の条件は同じではありません。

海外WiFiレンタルは出発当日でも借りられますか?

借りられます。

グローバルWiFiは全国の主要空港で出発当日のレンタルに対応していると公式サイトに記載があります。

WiFiBOXも無人の貸出機からその場で受け取れます。

ただしイモトのWiFiは店頭・空港カウンターでの当日申し込みが通常料金となり、Webでの申し込みで適用される20%OFFがありません。

2カ国以上をまわる旅程でも使えますか?

複数国に対応したプランを選ぶ必要があります。

イモトのWiFiの公式サイトには「端末は申し込んだ特定1カ国以外では利用できません」と明記されており、2カ国以上の渡航には複数国プランが用意されています。

WiFiBOXにはヨーロッパ周遊690円、アジア周遊690円、北米周遊690円、世界周遊990円といった周遊プランがあります。

端末を紛失したらいくら請求されますか?

補償に入っていなければ、通信機器等の修理代金または再調達代金等が請求されます。

グローバルWiFiの安心補償パックはこれを80%または全額免除する内容ですが、紛失・盗難の際は現地の警察等の公的機関が発行した証明書の提示が必要で、提示がない場合は50%を申し受けると公式サイトに記載されています。

また、返却忘れは補償の対象外です。

海外WiFiレンタルと海外eSIMはどちらがおすすめですか?

人数と持ち物の考え方で決まります。

WiFiレンタルは1台を複数人・複数デバイスでシェアできるため、2人以上の旅行やパソコンも使う出張に向いています。

一方で、スマホやPCとは別に端末を持ち運ぶ必要があり、充電の持ち時間は約10時間が目安で毎晩の充電が必要だとグローバルWiFiの公式サイトも説明しています。

1人旅で荷物を増やしたくない場合は、eSIM対応のスマホであれば海外eSIMのほうが手軽です。

データを使い切ったらどうなりますか?

各社とも容量の追加購入ができます。

イモトのWiFiの「イモチャージ」は事前の申し込みが不要で500MB単位から購入できますが、公式サイトには追加したデータは購入当日(日本時間)のみ有効で翌日には持ち越せないと記載されています。

渡航中に何度も追加すると割高になるため、最初から余裕のある容量を選んでおくほうが結果的に安く済みます。

主要な渡航先の料金早見表

主要な渡航先の1日料金を3社で比較した表

渡航先ごとに、3社で最も安いプランの1日料金を並べました。

渡航先WiFiBOXグローバルWiFiイモトのWiFi(Web割・500MB/日)
韓国390円〜870円〜500円
台湾300円〜870円〜840円
中国本土490円〜870円〜取得できず
タイ390円〜870円〜取得できず
ベトナム390円〜570円〜取得できず
シンガポール490円〜870円〜取得できず
アメリカ本土390円〜1,170円〜1,240円
ハワイ390円〜1,170円〜1,240円
グアム690円〜取得できず1,000円
フランス490円〜1,170円〜取得できず
オーストラリア590円〜1,470円〜取得できず
ヨーロッパ周遊690円〜取得できず取得できず
1日あたり・税込・2026年7月30日時点。WiFiBOXとグローバルWiFiは各社が公式サイトに掲載している最も安いプランの金額で、容量の条件は同じではありません。「取得できず」は公式サイトの一覧に掲載がなかった項目です。

表のとおり、WiFiBOXは全体的に1日あたりの下限が低く設定されています

ただしこれは容量の少ないプランどうしの比較なので、実際にはどの容量が必要かを決めてから見比べる必要があります。

グローバルWiFiとイモトのWiFiは、渡航先を選ぶと容量別の料金が一覧で表示される作りになっています。

なお、スマホ1台で完結させたい場合は楽天モバイルのように、月額料金の範囲内で海外データ通信が使えるプランもあります。

この記事の総額は、各社が公式サイトに掲載している「最も安いプラン」どうしで計算しています。

容量の条件はそろっていないため、同じ使い方をしたときの比較ではありません

実際に選ぶときは、まず必要な容量(無制限・1日1GB・1日500MBなど)を決めてから、同じ容量帯で総額を出し直してください。

とくに複数人でシェアする場合は通信量が人数分だけ増えるため、無制限プランを前提に考えるほうが安全です。

渡航先と日数が決まったら、各社の見積もり画面で同じ条件を入れて総額を出してみてください。

画面上で受渡手数料や補償の金額まで表示されるので、この記事の比較より正確な数字が出ます。

まとめ

海外WiFiレンタルは、1日料金に受渡手数料を足した総額で比べると差がはっきりします。

そのうえで、受け取れる場所があるか、補償が必要かを重ねて判断するのが現実的です。

この記事の結論
  • 費用を抑えたい・貸出機が近くにある → WiFiBOX(韓国390円/日〜・手数料0円)
  • 地方空港から出発・補償を手厚く → グローバルWiFi(20空港39拠点・携行品補償最大10万円)
  • 容量を細かく選びたい → イモトのWiFi(無制限・1GB・500MBの3段階)
  • 1人旅で荷物を増やしたくない → 海外eSIMも検討
  • 国内でも同じ端末を使いたい → 日本海外兼用の機種(1日526円)

本記事の料金はすべて2026年7月30日時点で各社公式サイトに掲載されていた税込価格です。

渡航先や時期によって料金が変わるため、申し込みの前に公式サイトで最新の条件をご確認ください。