IoT導入事例CASE

GNSS、RTKの測量に利用:神流川森林組合 様

社名  神流川森林組合  
会社URL  http://www.kannamachi.jp/~kannagawa/  
所在地  群馬県多野郡神流町麻生92番地  
導入回線数  1~10回線  
導入時期  2021年10月  

 

 

森林の境界の保全、森林の保育事業・林産事業

ㅤㅤ
—事業内容について教えてください。


(業務課 池澤様

神流川森林組合は群馬県多野郡神流町の森林を所有する森林所有者が森林の保全や林業に関わる事業を共同で行うために設けた団体です。所有者の森林を管理し、境界の保全や森林の保育事業・林産事業を所有者に代わり計画立案・森林整備の実行をしております。


携帯電話が繋がらない区域も過分に存在しており、山林内での踏査、測量、森林整備等が日常的な通常業務になっていますが、社会生活圏から離れた山林内での業務が多い為、事故発生時の緊急対応に大きなリスクがある就業環境になっています。

 

GEOWAVEアンテナ

 

GNSS・RTKの測量に利用

ㅤㅤ
—ロケットモバイルのSIMを現在どのようにご利用されていますか?

 

(業務課 池澤様

当組合では携帯圏外における山奥で危険作業を行う林業従事者の安全確保のため、Geochat(Geowave920Mhz帯)の独自の通信網を町内に拡充しています。

 

スマホにロケットモバイルのSIMを搭載し、GeoWaveを受信可能なBluetooth端末をスマホとペアリングすることで、事業所近辺ではwifi、携帯圏内ではLTE通信、携帯圏外ではGeowaveという3種のネットワークをシームレスに切り替えながら専用アプリを運用できるようになりました。

 

また、スマホはGNSS測量における補正情報の受信にも使用する為、RTK測量時にも補正情報の受信でロケットモバイルのSIMが活躍しています。通信速度は低速ですが、Skypeでのチャット、さらに通話機能でも実用の範囲であることが確認できましたので、事業所までの緊急連絡手段として運用しています。

 

RTK・GNSS測量中

ㅤㅤ

低コスト運用が可能

ㅤㅤ
—数あるMVNO事業者の中でロケットモバイルを選ばれた決め手を教えてください。

 

(業務課 池澤様

個人的にRTK測量の補正情報の受信用として契約して運用しておりましたが、低コストで運用できるのが利点です。

 

地域に根ざした団体なので町内のみで仕事がほぼ完結します。ゆえに、「町内森林と事業所間の連絡手段を確保する」という目的を達成する為に、低速データ通信専用SIMは最も低コストでそれを実現できる手段だと考えました。

 

Skype等の「データ通信経由の音声通話」も実用の範囲内で可能だったのは嬉しい誤算でした。小規模の組織で比較的低コストで就業する人員に通信手段を確保していくには、良い選択肢の一つになると思います。

 

GNSS電子基準点

 

 

—インタビューにご回答いただき有難うございました。今後ともロケットモバイルをよろしくお願いいたします。


関連記事:
・ロケットモバイル 神プランのSIMがIoT用途に最適な理由&用途別最適プラン早見表
・アップロードに特化した高速通信が可能な「上り専用プラン」 月額3,000円(税抜)から