WiMAX2+の「ハイスピードプラスエリア」は、通常のハイスピードモードより広い範囲で電波が利用できる便利なモードです。
しかし、データ容量が通常より少なくなるため、使うのをためらっている方も多いでしょう。
ハイスピードプラスエリアの注意点とは?

当記事では、ハイスピードプラスエリアのメリット・デメリット、さらに無料で利用できる方法・おすすめプロバイダを解説。
ハイスピードプラスエリアが気になっている、使ってみたいとお考えの方は、是非チェックしてみてください。
目次
WiMAXの「ハイスピードプラスエリア」とは?
ハイスピードプラスエリアモードにすれば、通常のハイスピードモードよりもインターネットを利用できるエリアが広くなります。
ハイスピードプラスエリアモードで利用できるのは、WiMAX 2+方式とau 4G LTE方式の2種類です。
そのため、WiMAX 2+方式に対応していないエリアでも、au 4G LTE方式でインターネットに接続することが可能です。
2種類の通信方式を対応エリアに合わせて切り替えることによって、通常よりも広い範囲でインターネットを利用することができます。
ハイスピード(通常モード)との違いは?
ハイスピードプラスエリアモードに対して、通常のモードはハイスピードモードと呼ばれています。
通常のハイスピードモードで利用できるのは、WiMAX 2+方式のみです。
それに対し、ハイスピードプラスエリアモードは2種類の通信方式に対応しています。
このように、モードによって利用できる通信方式に違いがあります。
ハイスピードプラスエリアモードの対応機種
ハイスピードプラスエリアモードを利用できるのは、限られた端末のみです。
端末によっては使えないこともあるので、ハイスピードプラスエリアモードご利用希望の場合は端末選びにご注意ください。
ハイスピードプラスエリアモードに対応している機種は、以下の通りです。
・ Speed Wi-Fi NEXT WX05
・ Speed Wi-Fi NEXT W05
・ Speed Wi-Fi NEXT W06
・ Speed Wi-Fi HOME L02
比較的最近の機種であれば、ハイスピードプラスエリアモードに対応しています。
ハイスピードプラスエリアモードのメリット・デメリット
次に、ハイスピードプラスエリアモードのメリットとデメリットを解説します。
メリット
ハイスピードプラスエリアモードには、通信できるエリアが広がるだけでなく、その他にもメリットがあります。
そのメリットとは、以下の2つです。
通信速度が速い
ハイスピードプラスエリアモードでは、通信方式を2種類利用できる「キャリアアグリゲーション」が可能なため通信速度が速くなります。
このキャリアアグリゲーションによる効果の1つが、データ送信時間の短縮です。
データを迅速に送信できるため、通常モードより高速な通信が期待できます。
安定して繋がりやすい
ハイスピードプラスエリアモードでは通信速度が速くなるのに加えて、安定した通信が可能になります。
なぜなら、WiMAX 2+方式の接続が不安定になっても、もう一方のau 4G LTE方式によるフォローを受けられるからです。
例えば、新幹線や車で移動中などは、速度が不安定になる傾向がありますが、ハイスピードプラスエリアモードを利用することで、快適な通信が可能になります。
デメリット
一方で、ハイスピードプラスエリアモードにはいくつかデメリットもあります。
利用するなら、一度確認しておくことをおすすめします。
オプション料金がかかる
ハイスピードプラスエリアモードを利用する場合、プランによってはオプション料金1,105円/月が発生します。
具体的には、2年契約だと料金が発生します。
2年契約の場合→オプション料金1,105円/月 3年契約の場合→オプション料金無料 |
なお、7GB・ギガ放題の3年契約プランであれば、オプション料金は無料になります。
プランによってオプション料金の有無が異なるので、ご注意ください。
月間7GB以上使うと通信制限がかかる
ハイスピードプラスエリアモードは通信速度が速く安定しているため、便利な機能です。
しかし、月間7GB以上使うと通信制限がかかるというデメリットがあります。
メッセージや多少のインターネット利用であれば7GBでも充分かもしれませんが、大容量のデータ通信を行う場合はすぐに容量を超えてしまうので、注意してインターネットを利用する必要があります。
ハイスピード(通常モード)に戻しても通信制限が続く
ハイスピードプラスエリアモードで通信制限を受けてしまった場合、通常のハイスピードモードに戻しても制限は継続し、翌月1日まで通信制限がかかった状態が続きます。
モードが違っても、容量制限は引き継がれるという点に注意しましょう。
ハイスピードプラスエリアモードの設定方法
続いて、ハイスピードプラスエリアモードの設定方法を解説します。
ハイスピードプラスエリアを設定/解除する方法
ハイスピードプラスエリアモードと通常のモード(ハイスピードモード)は、自由に切り替えることが可能です。
設定/解除の方法は簡単です。
ハイスピードプラスエリアモードを利用したい場合は、まず機器の設定画面を開きます。
その後、「通信モード設定」を押し、「ハイスピードプラスエリアモード」を選択してください。
操作が完了すれば、ハイスピードプラスエリアモードでインターネットを利用できるようになります。
また、ハイスピードプラスエリアモードから通常のハイスピードモードに戻す場合は、
機器の設定画面にある「通信モード設定」を選び、今度は「ハイスピード」を選択しましょう。
以上の操作で、ハイスピードプラスエリアモードの解除が完了します。
通信制限を防ぐ!「通信モードの自動切り換え」設定
ハイスピードエリアの設定をOFFにし忘れることがないよう、WiMAXには「通信モード自動切替機能」というものがあります。
これは、予め自分で設定しておいたデータ量になると、自動で通常モードに切り替えしてくれるというものです。
ハイスピードモードはギガ放題プランの場合、無制限となっており、3日で10GB以上使用しない限り、通信制限は受けません。
そのため、通信制限にかからないようにするためには、こちらの機能を活用することをおすすめします。
通信モード自動切り替えの設定は、ホーム画面から行います。
ホーム画面にある「通信モード自動切り替え」を選択し、設定をオンにしてください。
ハイスピードプラスエリアモードを無料で利用する方法
ハイスピードプラスエリアモードを利用するには、基本的にオプション料金がかかります。
2年契約にした場合のオプション料金は月額1,105円です。
しかし、上でも説明した通り、3年契約にすれば毎月の料金は無料になります。
また、2年契約にはハイスピードプラスエリアモードのオプション料金がかかるのに加えて、月額料金が高い、キャッシュバックなどの特典を受けられないといった、デメリットがあります。
そのため、3年契約を選んだ方が、総合的に見てお得になります。
ハイスピードプラスエリアモード利用におすすめのプロバイダはBraod WiMAX
ハイスピードプラスエリアモードの利用におすすめのプロバイダは、Broad WiMAXです。
Broad WiMAXは月額料金が安く、数あるWiMAXサービスの中でも最安値級です。
さらに、乗り換えで違約金分を負担してもらえるキャンペーンも実施中です。
そのうえ、Broad WiMAXを選べば、ハイスピードプラスエリアモード対応の最新機種を使えます。
このように、Broad WiMAXはメリットが多いので、WiMAXのハイスピードプラスエリアモードを利用したいと考えている方は、Broad WiMAXのプロバイダを選んでみてはいかがでしょうか。
プラン名 | ギガ放題プラン | ライトプラン |
毎月の利用できるデータ量 | 無制限 | 7GB |
契約期間 | 3年 | 3年 |
料金 | 1~2ケ月目:2,999円 3~24ケ月目:3,753円 25ケ月目以降:4,413円 | 1~24ケ月目:2,999円 25ケ月目以降:3,659円 |
WiMAXのハイスピードプラスエリアモードまとめ
最後に、当記事で解説してきた内容をまとめます。
・ WiMAXのハイスピードプラスエリアモードでは、2種類の通信方式を利用できるため、通信速度が速く、安定して繋がりやすい
・ ハイスピードプラスエリアモードで月間7GB以上使用すると、通信制限を受ける
・ ハイスピードプラスエリアモードで通信制限を受けると、通常モードに戻しても制限が解除できない
・ 通信制限を防ぐためには、通信モード自動切り替え設定をオンにしておく
・ おすすめサービスはBroad WiMAX
ハイスピードプラスエリアモードは、速度・通信が安定する便利な機能です。
興味のある方は、ぜひハイスピードプラスエリアに対応したプラン・機種を揃えて利用してみてください。