ルーターには様々なメーカーのものがありますが、中でも人気が高いのがNECのルーターです。
しかし、自分の環境に合わないルーターを選んでしまうと、期待した性能を発揮できない可能性があります。
ルーターの失敗しない選び方とは?
当記事では、おすすめのNEC製ルーターはもちろん、選ぶポイントも解説しています。
見やすい比較表もあるので、商品ごとの値段やスペックも簡単に比ベられますよ!あなたにぴったりのルーターを見つけて、今より快適にインターネットを利用しましょう。
※本記事は2024/3/1時点の情報です。詳細は各公式ページをご参照ください。
目次
NECルーターの特徴-他との違いは?
まずは、NECのルーターの特徴を解説します。
アンテナ内蔵で見た目がキレイ
NECのルーターはアンテナ内蔵で、スッキリとした見た目です。
他社のルーターはアンテナが複数本出ているものが多く、見た目が独特なものが多くなっています。
その点、NECルーターはアンテナが外からは見えないので、デザイン性に優れており、インテリアにもなじみやすいでしょう。
また、アンテナが内蔵だからと言って電波が悪くなるといったことは無いので、ご安心ください。
NECの独自機能が搭載されている
NECのルーターには以下のような独自機能が搭載されています。
IPv6 High Speed-IPv6通信がさらに早くなる
IPv6通信は高速で通信ができる方式で、NECのルーターには、このIPv6通信を強化する「IPv6 High Speed」という機能が備わっています。
それにより、通常のIPv6よりもさらに速い通信が可能です。
Wi-Fi設定引越し機能-端末のWiFi設定が不要
NECのルーターにはWi-Fi設定引越し機能があるため、既存のルーターからNECルーターに取り替えた場合でも、接続する端末で改めてWi-Fiの設定を行う必要はありません。
つまり、端末は自動的に接続できるため、一台一台設定し直す必要がないのでとても便利です。
ハンドステアリング機能-混雑していない周波数に自動で接続
ハンドステアリング機能とは、混雑していない周波数帯への接続が自動的に行われる機能のことです。
WiFiでは2.4Ghzと5Ghzの二種類の周波数が利用できますが、それぞれ接続する機器数が多いと通信が安定しなくなってしまいます。
その際、自身で接続する周波数を変更することで、通信を安定させることができるのですが、それをルーター側で自動的に行ってくれるのです。
ハンドステアリング機能のおかげで混雑している周波数帯を避けられるため、安定した通信が可能になります。
失敗しないルーター選び3つのポイント
NECのルーターを選ぶ際は、以下の3つのポイントを意識しましょう。
ポイント1. 接続台数・間取りに合ったものを選ぶ
電波の届く範囲は、ルーターの種類によって異なります。
広い範囲でのWi-Fi利用を想定しているなら、電波が遠くまで届くルーターを選ばなければなりません。
また、ルーターに同時接続できる台数も製品によって異なります。
そのため、ルーターを選ぶときは、同時接続台数や電波の届く範囲をチェックしましょう。
基本的に内蔵されているアンテナの数が多ければ、広い範囲でWi-Fiを利用できます。
また、設置する建物の間取りに合った製品を選んでください。
ポイント2. 対応している通信規格・周波数を確認
ルーターの通信規格や周波数は、通信速度に関わりますので、製品の通信規格(11acなど)と周波数もしっかりと見ておきましょう。
また、Wi-Fiの最新規格は「Wi-Fi6」ですが、WiFi6の通信を利用するには、これに対応したルーターが必要になるためご注意ください。
ストリーム・アンテナ数とは?
ルーターに搭載されているアンテナの数を「ストリーム数」と言い、アンテナが多いほど、通信速度が上がるのです。
ストリーム数は、ルーターの商品説明で「2×2」「4×4」という風に記載されており、これは「送信アンテナの本数」×「受信アンテナの本数」を意味します。
ポイント3. 搭載機能をチェック
NECのルーターには、Wi-Fi設定引越し機能やハンドステアリング機能といった独自機能があります。
これらの機能を利用したい場合は、購入前に必要な機能が搭載されているかどうか確認しておきましょう。
おすすめNECルーター比較表
当記事では、NECのルーターの中でもおすすめのものを、5つに絞ってご紹介します。
以下の表は、おすすめルーターのスペックを記載した比較表です。
Aterm WX3000HP | Aterm WG2600HS | Aterm WG2600HP3 | Aterm WG1200HP3 | Aterm WX6000HP | |
価格 | 約10,000円 | 約7,500円 | 約11,500円 | 約6,000円 | 約26,000円 |
通信規格 | 5GHz:11ax/ac/n/a 2.4GHz:11ax/n/g/b | 5GHz:11ac/n/a 2.4GHz:11n/g/b | 5GHz:11ac/n/a 2.4GHz:11n/g/b | 5GHz:11ac/n/a 2.4GHz:11n/g/b | 5GHz:11ax/ac/n/a 2.4GHz:11ax/n/g/b |
ストリーム数 | 2×2(5GHz)、2×2(2.4GHz) | 4×4(5GHz)、4×4(2.4GHz) | 4×4(5GHz)、4×4(2.4GHz) | 2×2(5GHz)、2×2(2.4GHz) | 8×8(5GHz)、4×4(2.4GHz) |
転送速度 | 2402Mbps(5GHz)、574Mbps(2.4GHz) | 1733Mbps(5GHz)、800Mbps(2.4GHz) | 1733Mbps(5GHz)、800Mbps(2.4GHz) | 867Mbps(5GHz)、300Mbps(2.4GHz) | 4804Mbps(5GHz)、1147Mbps(2.4GHz) |
接続台数 | 36台 | 18台 | 18台 | 15台 | 36台 |
機能 | Wi-Fi設定引越し機能、TVモード対応機能、ハンドステアリング機能 | Wi-Fi設定引越し機能、TVモード対応機能 | Wi-Fi設定引越し機能、TVモード対応機能、ハンドステアリング機能 | Wi-Fi設定引越し機能、TVモード対応機能、ハンドステアリング機能 | TVモード機能対応、ハンドステアリング機能 |
【商品詳細】おすすめのNECルーター5選
ここからは、先に紹介したおすすめルーターについて個別に解説していきます。
Aterm WX3000HP【WiFi6対応】
Aterm WX3000HPの特徴は、転送速度の高さと同時接続可能台数の多さです。
また、最新規格のWi-Fi6に対応している点も、Aterm WX3000HPの特徴となっています。
WiFi6の通信自体がまだ主流になっていませんが、これからどんどん対応されていくことが予想されるので、前もってWiFi6対応にしておいて損はないでしょう。
なお、Aterm WX3000HPのWi-Fi設定引越し機能は、秋頃に行われるバージョンアップで追加される予定です。
通信規格 | 5GHz:11ax/ac/n/a 2.4GHz:11ax/n/g/b |
ストリーム数(アンテナ数) | 2×2(5GHz)、2×2(2.4GHz) |
搭載機能 | Wi-Fi設定引越し機能、TVモード対応機能、ハンドステアリング機能 |
転送速度(最大) | 2402Mbps(5GHz)、574Mbps(2.4GHz) |
同時接続可能台数 | 36台 |
おすすめ間取り | 戸建て 3階建て/マンション 4LDK |
Aterm WG2600HS【WiFi5対応】
Aterm WG2600HSは、WiFi6には対応していませんが、アンテナ数が多いところがポイントです。
そのため、2.4GHz帯の最大転送速度は、比較的高めとなっています。
現在の段階では、WiFi6に対応していなくても不便はないため、価格なども考慮すると非常にコスパが高いルーターだと言えます。
通信規格 | 5GHz:11ac/n/a 2.4GHz:11n/g/b |
ストリーム数(アンテナ数) | 4×4(5GHz)、4×4(2.4GHz) |
搭載機能 | Wi-Fi設定引越し機能、TVモード対応機能 |
転送速度(最大) | 1733Mbps(5GHz)、800Mbps(2.4GHz) |
同時接続可能台数 | 18台 |
おすすめ間取り | 戸建て 3階建て/マンション 4LDK |
Aterm WG2600HP3【WiFi5対応】
Aterm WG2600HP3の性能は、Aterm WG2600HPのグレードアップ版です。
2つの違いとしては、Aterm WG2600HP3にはハンドステアリング機能が備わっている点で、通信の機能としてはほとんど変わりません。
ハンドステアリング機能を利用したい場合は、Aterm WG2600HSよりもこちらがおすすめです。
通信規格 | 5GHz:11ac/n/a 2.4GHz:11n/g/b |
ストリーム数(アンテナ数) | 4×4(5GHz)、4×4(2.4GHz) |
搭載機能 | Wi-Fi設定引越し機能、TVモード対応機能、ハンドステアリング機能 |
転送速度(最大) | 1733Mbps(5GHz)、800Mbps(2.4GHz) |
同時接続可能台数 | 18台 |
おすすめ間取り | 戸建て 3階建て/マンション 4LDK |
Aterm WG1200HP3【WiFi5対応】
Aterm WG1200HP3は全体的に控えめなスペックとなっています。
その分、他の製品よりも価格が安いです。
最低限必要な性能を備えたルーターを低価格で探しているなら、Aterm WG1200HP3をおすすめします。
通信規格 | 5GHz:11ac/n/a 2.4GHz:11n/g/b |
ストリーム数(アンテナ数) | 2×2(5GHz)、2×2(2.4GHz) |
搭載機能 | Wi-Fi設定引越し機能、TVモード対応機能、ハンドステアリング機能 |
転送速度(最大) | 867Mbps(5GHz)、300Mbps(2.4GHz) |
同時接続可能台数 | 15台 |
おすすめ間取り | 戸建て 3階建て/マンション 4LDK |
Aterm WX6000HP【WiFi6対応】
Aterm WX6000HPはスペックが優れておりWi-Fi6に対応しています。
スペックが高い分、値段も高くなっているところがデメリットと言えるでしょう。
他の製品とは違ってWi-Fi設定引越し機能がないので、その点ご注意ください。
通信規格 | 5GHz:11ax/ac/n/a 2.4GHz:11ax/n/g/b |
ストリーム数(アンテナ数) | 8×8(5GHz)、4×4(2.4GHz) |
搭載機能 | TVモード対応機能、ハンドステアリング機能 |
転送速度(最大) | 4804Mbps(5GHz)、1147Mbps(2.4GHz) |
同時接続可能台数 | 36台 |
おすすめ間取り | 戸建て 3階建て/マンション 4LDK |
NECのおすすめルーターまとめ
最後に、当記事の内容をまとめます。
- NECのルーターはすっきりしたデザインで、NECの独自機能を備えている
- ルーターを選ぶ際は、間取りや通信規格などに注意する
- ルーターのアンテナ数が多いほど、通信速度が優れている
- ルーターによって機能が異なるので、購入前にルーターの機能を確認しておく
NECのルーターを検討中の方は、当記事でご紹介した製品を参考にしてみてくださいね。