光回線 種類光回線を選びたいけど、そもそもどんな種類があるのか?ということはわかりづらいですよね。
今回はインターネット回線の種類とそれぞれの違いをご紹介します。

光回線には、どんな種類があるの?

光回線には主に以下の4つの種類があります。

    • フレッツ光

NTT西日本・NTT東日本が提供している光回線。全国トップのシェアを誇る。

    • 独自の光回線

NTTとは別に自社で回線網を保有して、サービスを提供しているもの。

    • ケーブルテレビ

アンテナの設置なしで、BSやCSのテレビを見られるインターネットサービス。

    • 光コラボレーション

フレッツ光の光回線網を利用し、他の事業者が独自のキャンペーンやサービスを加えて販売しているもの。

以下の項目は、これらそれぞれについてさらに詳しく解説していきます。

フレッツ光

フレッツ光は、全国でトップのシェアを誇り、現在は、日本全体の7割程度がフレッツ光契約者だと言われています。
対応エリアが広く、安定したサービスが魅力ですが、プロバイダ契約が別途必要であり、キャッシュバックのようなキャンペーンは、ほとんど行われていないというデメリットもあります。

フレッツ光のメリット

  • エリアが広く、全国に対応している
  • サポートが手厚い
  • オプションサービスが充実している

フレッツ光のデメリット

  • 別途プロバイダ契約が必要で、料金が高くなってしまうことがある
  • キャッシュバックなどのキャンペーンがほとんど行われていない
  • 携帯とのセット割引がない
  • マンションタイプのVDSL方式は、速度が遅い(導入可能な方式はマンションによって異なります)

キャンペーンがほとんどない

フレッツ光には、個人向けのキャッシュバックキャンペーンなどがほとんど、行われていません。

これは、NTT東日本・NTT西日本が、後程詳しくご紹介する「光コラボレーション」の販売に力を入れ始め、フレッツ光自体の新規顧客獲得に注力しなくなってきたためです。

たくさんキャッシュバックをもらって、お得に乗り換えたいという方は、この他の光回線の方が適していると言えるでしょう。

導入方式にご注意

フレッツ光のマンションタイプには、光回線方式とVDSL方式の2種類があります。

光回線方式は、その名の通り光回線を利用した配線方式なので、速度が速い傾向がありますが、VDSL方式は、電話ケーブルを利用した方式であるため、光回線方式に比べると速度が遅くなってしまいがちです。

どちらのタイプが導入できるかは、マンションによって異なりますので、フレッツ光を検討されている方は確認をしてみましょう。
もし、VDSLしか導入できないという場合は、モバイルルーターの契約を考えた方がいいかもしれません。

独自の光回線

独自の光回線とは、言ってみれば、NTT西日本・NTT東日本以外の回線を自社で保有し、インターネットサービスを提供しているものです。

具体的には、auひかり、NURO光、コミュファ光、ピカラ光、BBIQ、eo光などがこれに当たります。
特徴としては、加入者数が比較的少ないため、回線の渋滞が起こりにくく、通信速度が速いということが挙げられます。

また、キャッシュバックキャンペーンや携帯とのセット割引なども豊富で、お得に契約することが可能です。

デメリットは、地域が狭いことです。
auひかりなどは、全国的にエリアを広げつつありますが、まだまだフレッツ光の対応エリアには及んでいません。

独自の光回線のメリット

  • 速度が速い
  • 比較的月額料金が安い
  • 携帯セット割引を行っているところが多い
  • キャッシュバックなどのキャンペーンが豊富

独自の光回線のデメリット

  • 地域が限られている

携帯とのセット割引がお得

独自の光回線は、比較的月額利用料金が安く、携帯とのセット割引もあるため、お得に利用したいという方にはおすすめできます。

例えば、auひかり、eo光、コミュファ光、ピカラ光、BBIQでは、au携帯とのセット割引である「auスマートバリュー」が、NURO光では、ソフトバンクユーザー向けの割引「おうち割」が利用可能です。

条件に当てはまる方は、通常より安くサービスを利用することができるので、検討してみるといいでしょう。

キャッシュバックキャンペーンがお得

独自の光回線では、キャッシュバックのキャンペーンも頻繁に行われています。

例えば、NURO光なら公式キャンペーンからの申し込みで45,000円、auひかりなら、52,000円のキャッシュバックキャンペーンを実施しているキャンペーンサイトもあります。

また、コミュファ光では、キャンペーンサイトで最大94,000円のキャッシュバックもあります。

ケーブルテレビ

ケーブルテレビは、家にアンテナを立てなくても、地デジやBSのテレビチャンネルを見られるインターネットサービスです。
有名なものとしては、JCOMがあります。

チャンネル数が多く、テレビ好きの方には、選ばれていますが、セットにしなければ料金が高くなってしまうというデメリットもあります。

また、速度は通常の光回線に比べて遅いので、動画やオンラインゲームを楽しみたいという人には、あまりおすすめできません。

ケーブルテレビのメリット

  • アンテナを立てずにBSや地デジのチャンネルが見られる
  • 見られるテレビチャンネル数が多い
  • 工事までの期間が短い

ケーブルテレビのデメリット

  • インターネットの通信速度が遅い
  • キャッシュバックなどのキャンペーンが少ない

アンテナを立てられない人は、ケーブルテレビ

上でも説明した通り、ケーブルテレビは通信速度が遅いため、インターネットを快適に利用したいという方には、おすすめできません。

また、アンテナは一度設置してしまえば、20年くらいは利用できるため、コストパフォーマンスを考えても、アンテナを立てて、テレビを利用する方がお得だと言えます。

そのため、ケーブルテレビは、ほとんどインターネットは利用せず、「とにかくアンテナを立てずにテレビが見たい!」という方は選んでもいいかもしれませんが、それ以外が契約するメリットはあまりありません。

アンテナを立てると景観が悪くなると心配される方も多いですが、最近では、壁に付けられるおしゃれなデザインアンテナや屋内に設置できるアンテナも登場しているので、このようなものを利用すれば、著しく見た目が悪くなるということはありません。

光コラボレーションサービス

光コラボレーションサービスとは、NTT東日本・NTT西日本のフレッツ光サービスを他の事業者が買い取り、独自のサービスを追加して販売しているものです。
料金がフレッツ光より安くなることも多く、お得に利用できることが特徴です。

また、各事業者が顧客獲得を試み、キャッシュバックキャンペーンや携帯とのセット割引、工事費無料割引など豊富に行っているという点が魅力です。
光回線網自体は、NTTのものを使うため、フレッツ光からの乗り換え(転用)には、工事が必要ありません。

光コラボレーションのメリット

  • NTTの1G光回線が利用できる
  • 携帯とのセット割引が豊富
  • フレッツ光より安くなる場合が多い
  • プロバイダがセットの光コラボなら、別途プロバイダと契約する必要がない
  • フレッツ光からの転用なら工事の必要がない

光コラボレーションのデメリット

  • 一度光コラボにするとフレッツ光に戻せない

新規と転用で条件が異なる場合がある

光コラボサービスでは、新規(現在フレッツ光以外を利用している人)と転用(現在フレッツ光を利用している人)で契約条件が異なる場合があります。
例えば、キャッシュバックキャンペーンは新規の方が対象となっていて、転用の人は対象とならないというサービスも中にはあります。

光コラボ事業者としては、フレッツ光の利用者だけでなく、それ以外の光回線を利用しているユーザー(工事が必要になる人)も新規顧客として取り込みたいので、新規の方を優遇する傾向があるのです。

そのため、転用の場合、キャンペーンの除外となったり、キャッシュバック額が少なくなったりすることがあります。
それを知らないと、キャッシュバックをもらえると思っていたのに、自分は対象外だった!ということにもなりかねません。

そんなことになったら、せっかく乗り換えをしてもお得感が激減してしまいますので、光コラボに申し込む方は、「自分の場合は、どのような契約条件になるのか?」を事前に確認しておくようにしましょう。

プロバイダとセットになっていないものもある

光コラボ事業者の多くは、自社でプロバイダサービスを提供しており、フレッツ光のサービスとセットにして提供しているため、 別途プロバイダに契約する必要がありません。
例えば、@Nifty光やBIGLOBE光、hi-ho光などはプロバイダがセットになった料金で提供されています。

しかし、中にはプロバイダとセットになっていない光コラボレーションもあります。
例えば、Marubeni光やTSUTAYA光などがそれに当たります。

セットだと思っていたのに、後から別途プロバイダ料が必要だとわかった・・・というようなことにならないためにも、必ずその光コラボはプロバイダサービスがセットになっているのか?を確認してから契約するようにしましょう。

安い光回線はどれ?

ここまで、インターネットサービスの4つの種類をご紹介しましたが、結局どれがいいの?と迷っている方もいるかもしれませんね。
そんな方は、以下では、安く利用できる可能性が高い順に並べてみたので、参考にしてみてください。

1位→独自の光回線で、携帯とのセット割を利用する
2位→独自の光回線を利用するor光コラボレーションで携帯セット割を利用する
3位→光コラボレーション
4位→フレッツ光

まず、一番安く利用できる可能性が高いのが、独自の光回線で携帯とのセット割を利用するパターンです。

例えば、NURO光で、ソフトバンクをお使いなら、プロバイダ込みで、月額4,743円で利用することができ、さらに携帯セット割引で毎月最大2,000円の割引を受けられるため、大変お得に利用できます。

eo光なら、プロバイダ込みで月額2,953円~利用することができ、さらにauユーザーなら、毎月最大2,000円のセット割引があります。

お住まいのエリアで提供されている光回線で、お使いの携帯のセット割引がないという場合は、携帯セット割引があるauひかり、ソフトバンク光、ドコモ光と比べて検討してみましょう。

それでも適切なサービスが見つからないという場合は、他の光コラボレーションやフレッツ光を検討してみるといいでしょう。

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まとめ

今回は、光回線の種類について詳しくお伝えしました。
自分にぴったりの光回線を見つけることはできましたか?

当サイトでは、光回線に関する様々なお悩みを解決する記事を公開していますので、ぜひ別ページも参考にしてみてくださいね。

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この記事を書いた人
福田ありさ

福田ありさ

ぴかまろ編集・ライティング担当。光回線の販売経験を活かして、インターネットサービスのあれこれをわかりやすくお伝えできるように日々奮闘しています。家でも光回線やスマホサービスを色々試しており、ユーザー目線でリアルな情報を発信できたらと思っています!よろしくお願いします。

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