この記事のまとめ
フリーランスWiFiは、縛りなしで利用できるモバイルWiFiサービスです。
クラウドソーシングのランサーズやフリーランス協会とパートナーシップを組んでいますが、もちろんフリーランス以外の方でも契約できます。
フリーランスWiFiのメリットデメリットとは?

hikaritayasushi
契約期間縛りなしで高速通信のポケット型Wi-Fiがレンタルできる「フリーランスWiFi」
端末の購入も必要ないことから良い事づくしに見えますが、悪い点は無いのでしょうか?
当ページでは、フリーランスWiFiの口コミを調査し、メリット・デメリットの他、おすすめできる人についても解説しています。

※本記事は2024/3/1時点の情報です。詳細は各公式ページをご参照ください。

フリーランスWiFiとは?

フリーランスWiFiは、ソフトバンクのLTE回線を利用したポケット型Wi-Fiサービスです。
契約期間の縛りが無く、端末も無料でレンタルできるので、手軽に始められます。

また、3日で10GBの様な通信制限はないので、プランの上限データ容量内であれば、気にすることなく通信ができます。

フリーランスWiFiは、端末の購入を必要とせず、SoftBankの対応エリア内なら無制限で高速通信ができて、解約金もかからないモバイルWi-Fiなのです。

フリーランスWiFiスペック表

フリーランスWiFiのサービス内容は、以下の通りです。

初期費用4,400円
月額料金15GB:3,080
30GB:3,630
60GB:4,950
オプションサービス安心サポートパック:+550円
クレードルパック:+330円
WPS Office Standard:+385円
セキュリティマルチライセンス:+330円
契約期間最低1ヶ月
違約金0円
端末FS030W
支払い方法クレジットカード

続いてフリーランスWiFiの端末のスペックです。
フリーランスWiFiでは、「FS030W」と「MF855」の2種類の端末が用意されています。

端末名FS030WMF855
発売日2016年12月2015年9月
サイズ縦幅 74mm × 横幅 74mm × 厚さ 17.3mm縦幅 75mm × 横幅 102.2mm × 厚さ 22.3mm
重さ約128 g約235 g
通信方式LTE:受信時最大 150Mbps/送信時最大 50Mbps
3G:受信時最大 42Mbps/送信時最大 5.76Mbps
無線LAN:IEEE802.11a/b/g/n/ac 最大433Mbps
FDD-LTE:受信時最大 112.5Mbps/送信時最大 37.5Mbps
AXGP:受信時最大 110Mbps/送信時最大 10Mbps
IEEE 802.11 b/g/n(2.4GHz)
周波数帯2.4GHz/5GHz4G:2.5GHz/2.1GHz/1.7GHz
3G:2.1GHz/900MHz
Bluetooth2.4GHz
連続通信時間無線LAN通信:最大20時間 (LTE)
Bluetooth:最大24時間 (LTE)
最大18.5時間
無線LAN同時接続台数15台8台
Bluetooth接続台数5台
USB接続数1台1台
対応SIMLTE 対応SIM (形状:micro SIM)micro SIM
充電用端子micro USB(USB2.0)micro USB(USB2.0)
最大充電時間ACアダプタ利用時:最大3時間ACアダプタ(1.0A):約9.5時間
ACアダプタ(1.8A):約5.5時間
充電用電源5.0V (DC), 15A MAX5.0V (DC), 2A MAX
国際ローミング非対応非対応
モバイルバッテリー
7,800mAh

「FS030W」の方が新しいモデルなので、携帯性や通信速度やバッテリー持続性など、全体的なスペックは「MF855」よりも優れています。

一方、「MF855」にはモバイルバッテリー機能が搭載されています。

どちらの端末でもレンタル代はかからず月額料金は変わりません。
機種を選ぶことはできませんが、多くの場合FS030Wが提供されているようです。

【人気4社比較】フリーランスWiFiは他社と何が違う?

ここからは、フリーランスWiFiと他社のモバイルWiFiを比較し、サービスの違いを見ていきましょう。

フリーランスWiFi縛りなしWiFiネクストモバイルどんなときもWiFi
初期費用4,400円3,000円3,000円3,300円
月額料金3,630縛り無:3,366円
縛り有:2,926円
3,100円3,480円
契約期間最低1ヶ月縛り無:最低1ヶ月
縛り有:3年
2年2年
違約金0円0~33,000円9,500~19,000円9,500~19,000円
端末FS030W/MF855FS030W
ほか6機種
FS030W
ほか2機種
D1
最大速度150Mbps612Mbps150Mbps150Mbps
容量制限30GB/月2GB/日無制限無制限
使用回線SoftBankSoftBank / WiMAXSoftBankクラウドSIM
海外料金利用不可利用不可利用不可1,280~1,800円

上記の様に、フリーランスWiFiは解約金が無いという魅力的なポイントがあります。
ただ、月間容量が無制限のプランがない点はデメリットと言えるでしょう。

また、初期費用と月額料金は、他社と比較するとコスパがいいとはいえない料金設定です。

このことから、通信制限を気にせず大容量の通信ができるコスパのいいモバイルWiFiお探しの場合には、フリーランスWiFiは不向きだと言えます。

しかし、「短期間の利用で月間10GB程度を想定している」といった場合には、15GB/月で2,980円のプランを利用すれば、他社よりお得に利用できるため、検討してみるといいでしょう。

フリーランスWiFiの口コミ調査ー評判はどう?

実際にフリーランスWiFiを利用した方の口コミを調査したところ、良い口コミと悪い口コミの両方が見られました。
ここからは、それぞれの口コミをご紹介していきます。

フリーランスWiFiの良い口コミとしては、やはり契約縛りが無く使える点を評価しているものが多かったです。
また、月額料金が安いという口コミもあり、大容量の通信を行わない方には満足できるサービス内容だと言えます。

しかし、Zoomなどの容量の大きいデータ通信を行う場合に、回線速度が遅いと感じられることが多いようです。
提供エリアなどにもよりますが、そういった声もあるという事を踏まえて、契約を考えましょう。

フリーランスWiFiのメリット

フリーランスWiFiには、
・ 有料オプションが充実している
・ 一定期間の通信制限はなし
という、2つのメリットがあります。
ここからは、そのメリットについて詳しくご紹介していきます。

有料オプションが充実している

フリーランスWiFiには4つの有料オプションがあります。

安心サポートパック月額550円:故障・紛失の保証
クレードルパック月額330円:有線LAN接続可能な充電スタンド
WPS Office Standard月額385円:Microsoft Officeに類似したサービス
セキュリティマルチライセンス月額330円:パソコン・スマホのウィルス対策

WPS Office Standardは、ワープロ+表計算+プレゼンテーションの3つのソフトがセットになった総合オフィスソフトが利用できるというものです。
Microsoft Officeとの違いはほとんどなく、Microsoft Officeとの高い互換性を持つビジネスソフトとなっています。

ただし有料オプションは、基本料金とは別でかかる費用なので、自身に必要かどうかよく考えて追加するようにしましょう。

一定期間の通信制限はなし

フリーランスWiFiでは、他のモバイルWiFiサービスでよく見る「3日間で10GBまで」といった通信容量の制限がありません。

他社では、一定期間の通信制限があると、「当日の18時~翌日1時まで最大1Mbps」というように通信速度が制限されることが多いです。
その場合、快適に使いたい時間帯に通信速度が著しく低下してしまい、不便になります。

しかし、フリーランスWiFiにはプランの月間の通信容量を超えない限りは速度が制限されることはありません。

したがって、外出先でも安心して情報量の多いファイルや映像の共有をすることなどができます。

フリーランスWiFiのデメリット

つぎに、フリーランスWiFiの3つのデメリットについて解説していきます。

無制限プランがない

前述したように、フリーランスWiFiには無制限プランがなく、「15GB」「30GB」「60GB」という3つのプランのみ提供されています。

そのため、長時間の動画視聴やオンラインゲームなど、大容量の通信が必要な場合には、月途中で制限に達してしまうことも少なくありません。
そのため、常に容量上限を気にしなければならないのは、フリーランスWiFiのデメリットとなります。

通信量あたりの料金が高い

フリーランスWiFi縛りなしWiFiネクストモバイルどんなときもWiFi
月額料金3,630縛り無:3,960円

縛り有:2,926円

3,100円3,480円
容量制限30GB2GB/日無制限無制限

上記の表からわかる通り、フリーランスWiFiの月額料金は、他社と比べて高額です。
その上、月間の容量制限もあります。

このことから、30GB以上の通信量を望む方には、フリーランスWiFiはおすすめできません。

解約したら端末の返却が必要

フリーランスWiFiは、端末レンタル型のサービスなので、解約後には返却する必要があります。

返却期限は解約月の月末から3日以内です。
消印有効なので、解約してすぐに返却すれば十分間に合うはずですが、万が一返却期限を過ぎた場合、1ヶ月分の利用料がかかってしまします。
注意しましょう。

故障・紛失した場合は弁償が必要

フリーランスWiFiでは、有料オプションの安心サポートパック(550円/月)に加入していない場合、端末が故障・紛失した時に機器代の弁償が必要になります。

弁償費用についての記載は、公式サイトなどに記載がありません。
場合によっては高額の修理費が必要になることも考えられるとなると、使うのをためらってしまう方も多いのではないでしょうか。

オプションに加入すれば弁償の必要はありませんが、その分月々の料金も高くなるため、この点もデメリットとなります。

フリーランスWiFiがおすすめな人とは?

フリーランスWiFiのメリット・デメリットを踏まえて、サービスがおすすめな人は以下の2つに該当する人です。

・ 短期間だけ利用したい人
・ 月々の通信量が少ない人

まず、フリーランスWiFiの一番の特長は、契約期間がない点です。
その為、数ケ月程度の短期間利用をお考えであれば、余計な解約料を払わずに済みます。

そしてフリーランスWiFiには月々の通信量上限が15GBのプランがあるため、少量の通信しか行わない方には適しています。
このプランは3,080円/月となっており、料金を最低限に抑えることが可能です。

このように、「短期間」かつ「月間15GB以下の少ない通信量」での利用をお考えの方に、フリーランスWiFiはおすすめできます。

おすすめのポケット型Wi-FiはBroad WiMAX

数あるポケット型Wi-Fiの中でも、おすすめはBroad Wimaxです。

Broad Wimaxは、月額が2,999円~と安く、データ容量無制限プランもあります。
さらに、独自の回線を利用しているので、データ通信速度も他のLTE回線に比べて高速なのが特徴です。

また、キャッシュバックキャンペーンや他社インターネットの違約金負担サービスも用意されているため、お得に契約することができます。
ポケット型Wi-Fiを検討中の方は、是非Broad WiMAXもチェックしてみてください。

フリーランスWiFiのよくある質問

ここからは、フリーランスWiFiに関するよくある質問とその回答をご紹介します。

対応エリアは?

フリーランスWiFiはSoftBankの電波を使っているため、対応エリアはSoftBankの提供するエリアと同じです。
詳しいエリアはSotfbankのサービスエリアマップ で確認できます。

料金の支払い方法は?

フリーランスWiFiの支払い方法はクレジットカード払いのみとなっています。
なお、個人契約の場合は契約者とクレジットカードの名義は統一されていなければなりません。
法人契約の場合は代表者名義のクレジットカードによる支払いが可能です。

お得なキャンペーンや割引はある?

残念ながら、フリーランスWiFiにはキャッシュバックなどのキャンペーンや月額料金からの割引はありません。

そのため、いつ申し込みしても、同じ金額の初期費用と月額料金がかかります。

フリーランスWiFiの運営会社情報

運営会社DXHUB株式会社
(旧社名 株式会社イメージワークス)
所在地600-8815
京都市下京区中堂寺粟田町93番地
京都リサーチパーク6号館2
電話番号075-496-5550
設立日200441
WEBサイトhttps://freelance.wifi-shop.jp/

まとめ

本記事でご紹介したフリーランスWiFiについてのまとめは以下の通りです。

・ フリーランスWiFiは、SoftBankのLTE回線を利用したポケット型Wi-Fi
・ 一定期間内の通信制限がない
・ 月間データの無制限プランはない
・ 解約金0円で契約期間の縛り無し
・ 短期間でインターネットをあまり使用しない人におすすめ
・ 他社のポケット型Wi-FiならBroad WiMAXがおすすめ

フリーランスWi-Fiは、解約を前提とし短期間での利用を考えている方におすすめです。
もし、長期の利用を考えている場合は、他のポケット型Wi-Fiを検討してみましょう。

この記事を書いた人
福田ありさ

福田ありさ

ぴかまろ編集・ライティング担当。光回線の販売経験を活かして、インターネットサービスのあれこれをわかりやすくお伝えできるように日々奮闘しています。家でも光回線やスマホサービスを色々試しており、ユーザー目線でリアルな情報を発信できたらと思っています!よろしくお願いします。

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